博士
ここはみんなで作り上げるノウハウサイトにしていくサイトだぞい。
是非カスタマイズの事例などコメントして欲しいのじゃ!
| T-CODE | FI12 S_ALR_87002666 |
| 概要 | このカスタマイズは、企業が利用する取引銀行の情報をSAPシステムに登録するための設定です。SAPでは実際の銀行に対して社内識別子(取引銀行ID)を付与し、銀行国・銀行コード・銀行名を紐づけて管理します。 さらに取引銀行の配下に銀行口座(口座番号・利用通貨等)を持つ階層構造です。銀行口座は銀行口座管理で登録・変更し、この画面では照会だけできます。 ここで定義した取引銀行・銀行口座の情報は、自動支払プログラム(FBZP)の銀行決定設定や自動支払実行(F110)から参照される基礎マスタとなるため、支払処理が正しく機能するうえで必要不可欠な設定です。 主に導入時に設定が必要となるカスタマイズですが、取引銀行が追加・変更された場合にも、この設定が必要となります。 |
| テーブル | T012:取引銀行 T012K:取引銀行口座 FCLM_BAM_AMD:Bank Account Master Data FCLM_BAM_ACLINK2:Linkages Between Bank Account and House Bank Accounts |
カスタマイズ設定
取引銀行
T-CODE:S_ALR_87002666 を実行すると、会社コードの一覧が表示されます。会社コードを選択し、左のダイアログ構造の「取引銀行」に進んで取引銀行を設定します。「銀行口座」では、取引銀行の銀行口座を照会できます。

主な設定項目
- 会社:財務会計における組織単位である会社コードです(例: 0001)。取引銀行を定義する会社コードを選択します。
会社コードの選択
会社コードの一覧で会社コードの行を選び、ダイアログ構造の「取引銀行」をダブルクリックすると、その会社コードの取引銀行の一覧が表示されます。下の画像は会社コード 1010 を選んだところです。

主な設定項目
- 行:取引銀行を設定する会社コードです。この例では 1010(Company Code 1010)です
- 取引銀行:選んだ会社コードの取引銀行の一覧に移ります
取引銀行の選択
取引銀行の一覧には、会社コードの取引銀行が、銀行国・銀行コード・銀行名とともに表示されます。行を選んで「詳細」を押すと、その取引銀行の詳細画面に移ります。下の画像は取引銀行 DEBK1 を選んだところです。

主な設定項目
- 行:詳細を見る取引銀行です。この例では DEBK1(Bank MHL – SAMPLE BANK)です
- 詳細:選んだ取引銀行の詳細画面に移ります
取引銀行の詳細
取引銀行の詳細画面では、取引銀行を銀行マスタ(銀行の国/地域と銀行コード)に結び付け、通信データを設定します。銀行名や住所は、銀行マスタに登録されたものが使われます。

主な設定項目
- 会社コード・取引銀行:取引銀行を定義する会社コードと、取引銀行のショートキーです。このキーにより、取引銀行の全銀行データが決まります。この例では 1010 と DEBK1 です
- 銀行の国/地域・銀行コード:取引銀行の銀行マスタを指すキーです。
- 銀行の国/地域:銀行の本店所在地である国/地域です。国/地域キーにより、銀行番号・銀行口座番号などの残りの銀行データをチェックするルールが決まります。この例では DE(ドイツ)です
- 銀行コード:その国の銀行データを保存するために使う銀行番号です。国ごとの長さは、国コードを定義するときに決めます。この例では 50070010 です
- 登録・照会:銀行の国/地域と銀行コードの銀行マスタを登録・照会します。「照会」を押すと「銀行データ」のダイアログが開き、銀行名・住所・SWIFT/BIC・銀行番号などが表示されます。画面の例(照会モード)では「登録」は押せない状態です
- 通信データ:取引銀行の連絡先です。
- 電話番号 1:取引銀行の電話番号です。この例では空です
- 税番号 1:税番号です。国/地域ごとに決まった番号(企業番号・税務番号など)を入れます。この例では空です
- 担当者:取引銀行の担当者名です。この例では空です
- 住所・EDI パートナプロファイル・DME:押すと、画面の下に欄が開きます。
- 住所:銀行マスタに登録された銀行名・地名・市区町村・SWIFT/BIC・銀行番号などを表示します
- EDI パートナプロファイル:EDI 取引番号と署名タイプの欄、「パートナプロファイル」「EDI 互換支払方法」のボタンを表示します
- DME:データ媒体交換で使う一般データ(代替銀行 ID・データ媒体受取銀行・得意先コード・会社コード)と、銀行手数料勘定の欄を表示します
銀行口座の選択
取引銀行の詳細画面で、ダイアログ構造の「銀行口座」をダブルクリックすると、その取引銀行の銀行口座の一覧が表示されます。行を選んで「詳細」を押すと、その銀行口座の詳細画面に移ります。新しい銀行口座は、一覧のツールバーの「銀行勘定登録」から銀行口座管理で登録します。下の画像は口座 ID DEAC1 を選んだところです。

主な設定項目
- 行:詳細を見る銀行口座です。この例では取引銀行 DEBK1 の口座 ID DEAC1 です
- 詳細:選んだ銀行口座の詳細画面に移ります
銀行口座の詳細
銀行口座の詳細画面には、銀行口座の番号・通貨と、取引を転記する G/L 勘定が表示されます。この画面では項目を変更できません。変更モードから「銀行口座」に進んでも「読込アクセスのみ」と出て、照会モードに切り替わります。銀行口座の登録・変更は銀行口座管理で行います。ツールバーの「銀行勘定更新」は、銀行口座管理の画面に移るボタンです。画面の下の「住所」「管理データ」には、取引銀行の銀行マスタのデータ(銀行名・住所・SWIFT コードなど)が表示されます。

主な設定項目
- 会社コード・取引銀行・口座 ID・テキスト:銀行口座のキーと名称です。
- 口座 ID:取引銀行のコードと一緒に、銀行口座を一意に定義するコードです。この例では DEAC1 です
- テキスト:銀行口座の説明です。この例では空です
- 銀行勘定コード・IBAN・代替口座番号・通貨:銀行口座の番号と通貨です。
- 銀行勘定コード:銀行で管理されている口座番号です。この例では 1133698 です
- IBAN:ダイアログ「IBAN」を開き、銀行の国/地域・銀行コード・SWIFT/BIC・銀行口座と、その口座の IBAN・IBAN の有効期間開始を表示します
- 代替口座番号:取引銀行が、異なる通貨で同じ口座番号を使って口座を管理しているときに、同じ口座番号の銀行口座を区別するための番号です。銀行口座番号と違う場合だけ定義します。この例では空です
- 通貨:この銀行口座の金額に使う通貨コードです。この例では EUR です
- 預金種別・G/L 勘定・割引勘定:口座の種別と、転記先の勘定です。
- 預金種別:国ごとに意味が決まっているキーです。日本では口座のタイプ(01 普通預金・02 当座預金・04 貯蓄預金・09 その他の銀行口座など)を表し、支払媒体印刷プログラムで支払媒体に渡されます。この例では空です
- G/L 勘定:この銀行口座の取引金額が更新される勘定コードです。この例では 11002000 です
- 割引勘定:この取引銀行勘定で手形を割り引いたときに作成されるクレジットメモを転記する勘定です。この例では空です
- 銀行の国/地域・銀行コード:銀行口座の取引銀行の銀行マスタのキーです。取引銀行の詳細画面と同じ値が表示されます。この例では DE と 50070010 です
