博士
ここはみんなで作り上げるノウハウサイトにしていくサイトだぞい。
是非カスタマイズの事例などコメントして欲しいのじゃ!
| T-CODE | OMJI |
| 概要 | 在庫移動の際の品目データ更新の排他ロックについてコントロールします。 SAP導入時にメンテナンスします。 |
| テーブル | TCURM:カスタマイジング: MM システム設定 |
カスタマイズ設定
品目ブロック設定
T-CODE:OMJI を実行すると、「品目ブロック設定」の画面が開きます。画面下には「ここで登録されたエントリは自動転送されません」と表示され、この画面での変更は自動では移送されません。

主な設定項目
・排他ブロック:
在庫移動時に初めて品目マスタが読み込まれると、排他ロックにより在庫移動
が完全に転記されるまでテーブル MARC (プラントデータ) および MBEW (会計
データ) が排他的にロックされます
この間、他のユーザは該当品目を更新することはできません。
これは在庫移動が正しく評価され、在庫数量と金額が正しく更新されるようにするためです。
ただし、ロックが設定される(在庫移動の入力時に初めて品目マスタが読み込まれるときから) が長くなるという難点もあります。
・後排他ブロック:
ロック時間を最小限に抑えるため、実際のデータ保存時のみ該当品目に排他ロックがかかります。
利点としては在庫移動の入力時に該当品目に対して共有ロックが1つだけ設定されるため、複数ユーザが同時に在庫移動を入力できるようになります。
欠点は品目マスタレコードが複数回読み込まれることと、出庫在庫移動の場合はATP サーバ上の他のユーザのロックエントリも考慮する必要があることです。
これらの追加アクセスは、パフォーマンスに悪影響を及ぼします。
・待機時間:
後排他ブロックで、ロックエラーにより在庫移動が拒否されるまでに試行するロックの回数を設定します。同じ品目を別のユーザが転記していてロックを設定できないときは、しばらく待ってからもう一度ロックを試みます。値を大きくすると拒否される在庫移動は減りますが、ユーザの待ち時間は長くなります。
・遅延 DB 更新有効化:
このフラグを有効にすると、在庫管理の更新処理の中で、在庫移動のデータベース更新が後の時点で行われるようになります(事後データベース更新)。
品目ブロックのカスタマイジング
SPRO の IMG 活動(T-CODE:S_ALR_87000031)を実行すると、上の画面ではなく、ビュー「品目ブロックのカスタマイジング」の詳細画面が開きます。このビューは旧 T-CODE OMJI を置き換えるもので、品目ロック・待機時間・DB 更新をラジオボタンやチェックボックスではなくドロップダウンなどで設定します。OMJI の画面に無い「非排他ロック (取消不可)」も、この画面にあります。

主な設定項目
- 品目ロック・待機時間:在庫移動のときに品目マスタレコードをロックする方法です。
- 品目ロック:在庫移動に対して品目マスタレコードがロックされる方法です。「排他ロック」か「後続ブロック」(後排他品目ブロック)を選びます。OMJI の「排他ブロック」「後排他ブロック」に当たります。この例では「後続ブロック」です
- 待機時間:後排他品目ブロックで、ロックエラーにより在庫移動が拒否されるまでに試行するロックの回数です。値を大きくすると拒否される在庫移動は減りますが、ユーザの待ち時間は長くなります。この例では 0 です
- DB 更新 IM:在庫管理の更新処理で、在庫移動の事後データベース更新を有効にするかどうかです。「遅延 DB 更新無効」か「遅延 DB 更新有効」を選びます。OMJI の「遅延 DB 更新有効化」に当たります。この例では「遅延 DB 更新無効」です
- 非排他ロック (取消不可):非排他ロックモードを有効にする区分です。在庫移動など大量の取引で、取引データの処理量(スループット)が上がります。一度有効にすると無効に戻せず、有効にすると統計移動平均原価が自動的に無効になります。新規の SAP S/4HANA では有効で、無効にはできません。SAP S/4HANA に移行したシステムでは以前の設定が残り、有効にすることが推奨されています。この例ではオンです

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