博士
ここはみんなで作り上げるノウハウサイトにしていくサイトだぞい。
是非カスタマイズの事例などコメントして欲しいのじゃ!
| T-CODE | S_ALR_87100691 (FBZP) |
| 概要 | このカスタマイズは、自動支払プログラムを実行する際に、どの銀行口座から支払を行うかをシステムに決定させるための設定です。 支払銀行の決定ロジックを設定し、支払方法や通貨、支払可能額の制限、利用可能な銀行口座の順位付けなどを定義します。 これにより、債務支払が、事前に設定されたルールに従って自動的かつ適切に処理されるようになります。 SAP導入時や、新たな支払用の銀行口座を追加した際に設定するカスタマイズです。 |
| テーブル | T042A:支払処理用銀行選択 T042I:勘定 ID (支払処理) T042IY:F110 の仮勘定を含む勘定設定 T042D:支払プログラムの利用可能額 T042V:自動支払処理の起算日 T042S:自動支払処理の手数料/費用 |
カスタマイズ設定
銀行選択
T-CODE:S_ALR_87100691 (FBZP) を実行すると、支払会社コードの一覧(銀行選択)が表示されます(FBZP では、最初の画面で「銀行選択」を押します)。支払会社コードを選択し、画面左のダイアログ構造の「順序」「銀行口座」「銀行口座 (拡張)」「支払可能額」「起算日」「費用/手数料」でそれぞれ設定します。

主な設定項目
- 支払会社コード:支払処理が実行される会社コードです(例: 0001)。他の会社コードの支払が含まれる場合もあります。銀行勘定または銀行仮勘定への転記は、ここで指定した会社コードで自動支払処理により実行されます。
支払会社コードの選択
銀行の決定に使う設定は、銀行選択の一覧で支払会社コードの行を選んでから、ダイアログ構造で「銀行選択」の下にあるノードをダブルクリックして開きます。画面の例では、支払会社コード 0001(SAP A.G.)の行を選んでいます。

主な設定項目
- 行の選択:設定を見る支払会社コードの行を選びます。この例では 0001(SAP A.G.)です
- 順序:ダイアログ構造で「銀行選択」の下にあるノードです。ダブルクリックすると、選んだ支払会社コードの順序の一覧に移ります。銀行口座・銀行口座 (拡張)・支払可能額・起算日・費用/手数料も、同じように行を選んでからダブルクリックして開きます
順序
「順序」では、支払方法と通貨ごとに、支払に使える取引銀行と、その優先順位を登録します。支払プログラムは、優先順序の番号の順に取引銀行をチェックして、その銀行で支払えるかどうかを判定します。番号が小さいほど優先順位が高くなります。画面の例は、支払会社コード 0001(SAP A.G.)の順序です。

主な設定項目
- 順序:ダイアログ構造で「銀行選択」の下にあるノードです
- 支払会社コード:銀行選択で選んだ支払会社コードです。この例では 0001(SAP A.G.)です
- PM・通貨:支払方法と通貨です。支払方法は、小切手・銀行振込・手形など、支払の実行方法を決めるものです。この例では 2・A・E・N・O・S・T・U・W の支払方法があり、2 には DEM と USD の行もあります
- 優先順序:支払プログラムが取引銀行をチェックして、その銀行で支払えるかどうかを判定する順序を管理する番号です。この例では、多くの支払方法に 1 と 2 の 2 行があります
- 取引銀行:支払に使う取引銀行のキーです。このキーで銀行のデータが決まります。この例では DB・DRE・DEBA です
- 銀行ID・手形用勘定:小切手/手形支払で作成された手形を支払う取引銀行のキーと、その銀行口座の省略形です。この例では T の行だけに DRE と GIRO が入っています
- 行の例:支払方法 U の 2 行です。優先順序 1 が DRE、2 が DB で、U の支払では DRE が先にチェックされます
銀行口座
「銀行口座」では、取引銀行と支払方法(必要に応じて通貨)ごとに、支払に使う銀行口座と、支払金額を転記する銀行仮勘定を登録します。入金と支払の転記には、支払小切手・銀行振込支払・受取小切手・銀行回収などの銀行仮勘定を使います。このビューでは、取引銀行・支払方法・通貨の組合せごとに 1 つの銀行口座だけを入力できます。画面の例は、支払会社コード 0001(SAP A.G.)の銀行口座です。

主な設定項目
- 銀行口座:ダイアログ構造で「銀行選択」の下にあるノードです
- 支払会社コード:銀行選択で選んだ支払会社コードです。この例では 0001(SAP A.G.)です
- 取引銀行・支払方法・通貨:銀行口座を決める組合せです。この例では、DB と DRE に支払方法ごとの行があります
- 口座 ID:取引銀行のキーと一緒に、銀行口座を特定するコードです。この例ではほとんどが GIRO で、DB の USD の行は US$ です
- 銀行仮勘定:支払金額が転記される G/L 勘定です。この例では DB の U が 113102、DRE の U が 113202 です
- 手形勘定・手数料 ID・事業領域:口座ごとの補足の設定です。
- 手形勘定:手形支払のときに、銀行への手形債務の相殺入力が行われる勘定です。手形による支払の支払方法でだけ使います。この例では W の行に 196600 が入っています
- 手数料 ID:支払金額に応じて段階的に決まる手数料を表すコードです。支払金額の範囲ごとの手数料は、「費用/手数料」で手数料 ID ごとに登録します。この例では空白です
- 事業領域:銀行転記に使う事業領域です。支払が事業領域別に分けられていない場合にだけ使います。この例では空白です
- 行の例:DRE・U の行で、銀行仮勘定は 113202 です。上の「順序」で U の優先順序 1 になっている DRE の口座です
銀行口座 (拡張)
「銀行口座」では、取引銀行・支払方法・通貨の組合せごとに 1 つの銀行口座しか入力できません。同じ取引銀行の複数の口座に順位を付けたいときや、不動産などで未消込明細の転記に使う口座が決まっていて、「銀行口座」で使っていない取引銀行口座を定義したいときに、「銀行口座 (拡張)」を使います。支払プログラムは先に「銀行口座」の設定を使い、そこで口座を決められなかった場合にだけ、この拡張設定を使います。順位を付けるときは、その組合せを「銀行口座」に登録せず、「銀行口座 (拡張)」だけで設定します。画面の例は、支払会社コード 1710(Company Code 1710)の銀行口座 (拡張)です。

主な設定項目
- 銀行口座 (拡張):ダイアログ構造で「銀行選択」の下にあるノードです
- 支払会社コード:銀行選択で選んだ支払会社コードです。この例では 1710(Company Code 1710)です
- 取引銀行・PM・通貨:銀行口座を決める組合せです。この例では、取引銀行 USBK1 の支払方法 & と @、通貨 USD です
- 順序:エントリの優先順序を決める番号です。この例では & が 1、@ が 2 です
- 口座 ID:取引銀行のキーと一緒に、銀行口座を特定するコードです。この例ではどちらも USAC1 です
- 銀行仮勘定・手形勘定・手数料・BusA:「銀行口座」と同じ項目です。この例ではすべて空白です
支払可能額
「支払可能額」では、取引銀行の口座ごとに、支払処理で使える金額を入力します。入金と支払のそれぞれに金額を入力し、支払に使う銀行口座を管理します。金額は、銀行の起算日までの日数に応じて分けて指定できます。金額は、支払処理の前に毎回更新します。画面の例は、支払会社コード 0001(SAP A.G.)の支払可能額です。

主な設定項目
- 支払可能額:ダイアログ構造で「銀行選択」の下にあるノードです
- 支払会社コード:銀行選択で選んだ支払会社コードです。この例では 0001(SAP A.G.)です
- 取引銀行・口座 ID:金額を指定する銀行口座です。この例では DB の GIRO・US$ と、DRE の GIRO です
- 日数:起算日までの日数です。ここで指定した日数以内に銀行勘定の起算日が来る支払に対してだけ、金額を計画できます。起算日を考慮しないときは 999 を入れます。この例では 3・10・100・999 です
- 通貨:金額の通貨です。この例では EUR と USD です
- 支払可能額:支払に利用できる金額です。指定した日数内の、銀行からの支払にだけ使われます。この例では DB・GIRO・3 日・EUR が 750,000.00 です
- 計画入金額:その銀行への入金の限度額です。指定した日数の間に銀行クレジットメモの送付が予想される支払にだけ適用されます。この例では DB・GIRO・3 日・EUR が 100,000.00 です
起算日
「起算日」では、支払方法・取引銀行の口座・支払額・通貨ごとに、支払処理の転記日付から銀行での起算日までの日数を指定します。転記日付にこの日数を足した日が、資金管理と予測で使う日付になります。画面の例は、支払会社コード 0001(SAP A.G.)の起算日で、支払方法 U・取引銀行 DB・口座 ID GIRO の 300.00 EUR までの支払は、起算日までの日数が 1 日です。

主な設定項目
- 起算日:ダイアログ構造で「銀行選択」の下にあるノードです
- 支払会社コード:銀行選択で選んだ支払会社コードです。この例では 0001(SAP A.G.)です
- 支払方法・取引銀行・口座 ID:起算日を決める組合せです。この例では U・DB・GIRO です
- 限度額・通貨:この行の起算日までの日数を使う、支払の最大額とその通貨です。この例では 300.00 EUR です
- 起算日までの日数:借方やクレジットメモが銀行勘定で実行されるまでの予想日数です。この例では 1 日です
費用/手数料
「費用/手数料」では、手形の書式に印刷される手数料を定義します。スペインでは標準的に使われる設定です。支払金額の範囲ごとに、印刷する手数料の額を登録します。画面の例は、支払会社コード ES01(Country Template ES)の手数料 ID L1 です。

主な設定項目
- 費用/手数料:ダイアログ構造で「銀行選択」の下にあるノードです
- 支払会社コード:銀行選択で選んだ支払会社コードです。この例では ES01(Country Template ES)です
- 手数料 ID:支払金額に応じて段階的に決まる手数料を表すコードです。手数料 ID ごとに、限度額の行を支払金額の範囲の数だけ登録します。この例では L1 です
- 限度額・通貨:その行の手数料が課される最大支払額と、その通貨です。この例では 100.00 EUR から 200,000.00 EUR まで 10 行あります
- 手数料 1・手数料 2:支払書式に手数料として印刷される額です。スペインの手形書式などに印刷されます。この例では、100.00 EUR までの行は手数料 1 が 100.00、手数料 2 が 0.00 です
