博士
ここはみんなで作り上げるノウハウサイトにしていくサイトだぞい。
是非カスタマイズの事例などコメントして欲しいのじゃ!
| T-CODE | OBA1 |
| 概要 | このカスタマイズは、外貨建ての未決済明細や勘定残高を評価する際、為替レートの変動によって生じる差額(為替差損益)を自動で転記するための自動勘定科目を設定するものです。 外貨建取引がある場合に、為貨の評価方法に基づき、実現した損益または未実現の評価損益を計上するために必要となります。 これは、SAP導入時や新しい会社コード、あるいは外貨取引を行う会社コードの設定変更時などに実施するカスタマイズです。 |
| テーブル | T030H:未決済明細換算レート差損益の勘定設定 T030S:外貨資産換算差損益の勘定 T030B:標準転記キー T030R:標準勘定設定ルール |
この記事のポイント
カスタマイズ設定
自動仕訳の手順
T-CODE:OBA1 を実行すると、自動仕訳を生成する処理の一覧が表示されます。処理を選択して先の画面に進み、勘定コード表ごとに、換算レート差損益や貸借対照表調整の勘定コードを設定します。

主な設定項目
- テキスト:自動仕訳を生成する処理名または処理グループ名です。例: 通貨換算のための伝票分割
- 内部処理キー:システムが自動生成する明細の勘定計算に使うトランザクションキーです。システムで定義されており、ユーザは変更できません。例: CEX
- 勘定設定:その処理に勘定設定があることを示すフラグです。
処理の選択
一覧で処理の行をクリックして「選択」を押すと、勘定コード表を入れるダイアログが表示されます。下の画像は、換算レート差損益: 未消込明細/GL 勘定(内部処理キー KDF)を選んだところです。KDF の勘定設定は、IMG の「定義: 換算差損益勘定」(T-CODE:S_ALR_87005117)と同じ「未消込明細換算差損益用の勘定設定」の画面です。

主な設定項目
- 行:勘定設定を開く処理です。この例では KDF(換算レート差損益: 未消込明細/GL 勘定)です
- 選択:選んだ処理の勘定設定に進みます
勘定コード表の入力
ダイアログ「勘定コード表入力」で勘定コード表を入れて「続行」を押すと、その勘定コード表の勘定設定の一覧が表示されます。

主な設定項目
- 勘定コード表:勘定設定を行う勘定コード表を一意に識別するキーです。この例では YCOA です
- 続行:入れた勘定コード表の勘定設定の一覧に進みます
勘定設定の選択
一覧には、G/L 勘定・通貨・通貨/評価タイプの組合せごとに勘定設定が並びます。行を選んで「詳細」を押すと、その G/L 勘定の詳細画面に移ります。下の画像は G/L 勘定 12100000(売上債権 – 国内)を選んだところです。

主な設定項目
- 行:詳細を見る G/L 勘定です。この例では 12100000(売上債権 – 国内)です
- 詳細:選んだ G/L 勘定の詳細画面に移ります
勘定設定の詳細
詳細画面では、G/L 勘定ごとに、未消込明細を消し込んだときに実現した換算差損益の勘定、外貨評価の勘定、換算の勘定を設定します。

主な設定項目
- 勘定コード表:勘定コード表を一意に識別するキーです。この例では YCOA(標準勘定コード表)です
- G/L 勘定・通貨・通貨/評価タイプ:この設定のキーです。
- G/L 勘定:取引金額が更新される勘定コードです。この勘定の未消込明細を消し込んだときの換算差損益の転記先を、勘定ごとに設定します。この例では 12100000(売上債権 – 国内)です
- 通貨:金額に使用される通貨コードです。この例では空です
- 通貨/評価タイプ:SAP システムで通貨のロールを指定する通貨タイプです(例: 10 会社コード通貨)。この例では空です
- 実現換算レート差異:未消込明細を外貨で消し込むときに転記される、換算レートの変動による差額の勘定です。
- 差損:実現した差損の勘定です。この例では 72010000(為替実現差損)です
- 収益:実現した収益の勘定です。この例では 72510000(為替実現差益)です
- 評価差損 1・評価差益 1:未消込明細の外貨評価による差損と収益の勘定です。第一評価範囲で使います。たとえば、第一評価範囲を会社コードの指示に従う国内の評価に、第二評価範囲を企業グループの指示に従う評価に使えます。この例では 72040000(為替評価差損)、72540000(為替評価差益)です
- 貸借対照表調整:外貨評価のときに、売掛金・買掛金の修正が転記される勘定です。第一評価範囲で使います。この例では 12102000(売上債権 – 国内調整)です
- 換算:外貨で転記した未消込明細を消し込むときの、換算の転記に使う勘定です。会社コードで該当する指定をしたときだけ転記されます。
- 換算差損 1:第一評価範囲の外貨評価で差損が転記されていたときに、その金額が転記される勘定です。相手勘定は換算差損 1 決済勘定です。この例では空です
- 換算差損 1 決済勘定:差損に基づく換算を転記するときの決済勘定です。この例では空です
- 換算差益 1:第一評価範囲の外貨評価で収益が転記されていたときに、その金額が転記される勘定です。相手勘定は換算差益 1 決済勘定です。この例では空です
- 換算差益 1 決済勘定:収益に基づく換算を転記するときの決済勘定です。この例では空です
