博士
ここはみんなで作り上げるノウハウサイトにしていくサイトだぞい。
是非カスタマイズの事例などコメントして欲しいのじゃ!
| T-CODE | OMWB OBYC S_ALR_87002363 |
| 概要 | 在庫管理と請求書照合のトランザクションで、財務会計に自動で転記するときの G/L 勘定を設定します。 入庫・出庫・請求書照合などで在庫移動を入力すると、転記先の G/L 勘定は、会社コードの勘定コード表、評価エリアの評価グループコード、内部処理キー(トランザクション/イベントキー。 BSX 在庫転記、WRX 入庫/請求仮勘定など)、勘定修正キー、品目の評価クラスから自動で決まるため、ユーザは G/L 勘定を入力しません。 内部処理キーごとに、勘定を何で分けるかのルール、借方・貸方の転記キー、G/L 勘定を設定します。設定はシミュレーションで確かめられます。 |
| テーブル | T030:標準勘定テーブル T030B:標準転記キー T030R:標準勘定設定ルール |
カスタマイズ設定
評価エリアの確認
T-CODE:OMWB を実行すると、最初に評価エリアの設定を確認するダイアログが表示されます。評価エリアごとに、会社コード・勘定コード表・評価グループコードと、評価エリアに属するプラントが表示されます。設定に問題があると、画面下にメッセージが表示されます。「次エントリ」で次の評価エリアの確認に進み、「中止」で確認を終えて「自動仕訳」の画面に進みます。

この例の評価エリア 0004 は、会社コード 0001、勘定コード表 INT(モデル勘定コード表)で、評価グループコードが空欄です。画面下に「評価グループコードが評価レベル 0004 に対して定義されていません」と表示されています。
自動仕訳の画面
「自動仕訳」の画面には、設定・確認のためのボタンが並びます。

主な設定項目
- 勘定設定:内部処理キーの一覧を開き、内部処理キーごとに勘定を設定します(次の節)
- シミュレーション:在庫移動などをシミュレーションして、どの G/L 勘定に転記されるかを確かめます(「シミュレーション」の節)
- G/L 勘定:自動仕訳で使っている G/L 勘定の一覧を表示します(「G/L 勘定の使用先一覧」の節)
内部処理キーの一覧
「勘定設定」を押すと、「財務会計システム設定 更新 : 自動仕訳 – 手順」の画面に、在庫/購買管理の転記トランザクション(内部処理キー)の一覧が表示されます。T-CODE:OBYC を実行したときも、この画面が直接表示されます。

主な設定項目
- グループ:勘定キーグループです。自動転記の勘定や転記キーを決める手続を、業務の観点でまとめたものです。この例では RMK(在庫/購買管理転記 (MM))です
- テキスト:内部処理キーの名前です
- 内部処理キー:自動で作られる明細の勘定を決めるためのキーです。システムで定義されていて、ユーザは変更できません
- 勘定設定:その内部処理キーに自動の勘定設定が定義されているかを示します
- 設定する内部処理キーの行です。この例では BSX(在庫転記)です
- 選択:選んだ内部処理キーの勘定設定の画面を開きます
一覧には、次のような内部処理キーがあります。BSX(在庫転記)、WRX(入庫/請求仮勘定)、GBB(定期記帳の相手勘定入力)、PRD(価格差異)、UMB(再評価による損益)、KON(受託品債務)、AUM(在庫転送による費用/収益)、BSV(在庫勘定における変更)、DIF(在庫管理 – 僅少差異)、EIN(仕入勘定)、EKG(仕入相殺勘定)、FRL(外注サービス)、FRN(外注サービス運送費)などです。一覧は PageDown で下に送れます。
「選択」を押すと、「勘定コード表入力」のダイアログが表示されます。

主な設定項目
- 勘定コード表:勘定を設定する勘定コード表です。この例では YCOA です(会社コード 1010 の勘定コード表)
- 続行:入力した勘定コード表で、内部処理キーの勘定設定の画面を開きます
この画面から先は変更モードで開き、照会モードに切り替えられません。内容を確認するだけのときは、値を変えずに「前画面」(F3)で戻ります。
代表的な内部処理キー: BSX・WRX・GBB
勘定設定の画面は、内部処理キーごとに、ルールで決めた項目(評価グループ・一般修正・評価クラスなど)の組み合わせごとに G/L 勘定を並べたものです。ルールが違うと、画面の列も変わります。
BSX 在庫転記
BSX は、在庫勘定への転記です。後の「シミュレーション」の例(移動タイプ 101 購買発注入庫)でも、在庫転記の行に BSX の勘定が使われます。

主な設定項目
- 勘定コード表:勘定を設定している勘定コード表です。この例では YCOA(標準勘定コード表)です
- 内部処理キー:設定している内部処理キーです。この例では BSX(在庫転記)です
- 評価グループ:評価グループコードです。評価エリアをまとめて、勘定の設定を少なくするためのコードです。空欄の行は、評価グループコードが空欄の評価エリアのための設定です。この例のシステムでは、評価エリア 0004 などの評価グループコードが空欄です
- 評価クラス:品目の評価クラスです。同じ品目タイプの品目の在庫金額を別の勘定に、別の品目タイプの品目を同じ勘定に転記できます
- 勘定:転記する G/L 勘定です。この例では、評価グループ 0001・評価クラス 3000 の在庫は 13100000 に、評価クラス 3100 は 13600000 に転記します
- 転記キー:内部処理キーの借方・貸方の転記キーを表示します(下の画像)
- ルール:勘定を何で分けるかのルールを表示します(下の画像)
ツールバーの「前処理」「次処理」は、一覧の前後の内部処理キーに移るボタンです。「処理」は内部処理キーの一覧に戻ります。

主な設定項目
- 勘定コードの決定要素:勘定を分ける要素を選びます。「借方/貸方」は借方と貸方で別の勘定にするか、「評価グループ」は評価グループコードで分けるか、「評価クラス」は評価クラスで分けるかです。この例の BSX では、評価グループと評価クラスがオンで、借方/貸方は「変更不可」です
- 勘定:勘定設定の画面に戻ります

主な設定項目
- 借方:借方の明細を作るときにシステムが使う転記キーです。この例では 89 です
- 貸方:貸方の明細を作るときにシステムが使う転記キーです。この例では 99 です
- 注記:転記キーは勘定コード表に依存しません
転記キーは、通常は変更しません。新しい転記キーを使う場合は、財務会計のカスタマイジングで転記キーを定義します。
WRX 入庫/請求仮勘定
WRX は、入庫/請求仮勘定への転記です。

主な設定項目
- 内部処理キー:この例では WRX(入庫/請求仮勘定)です
- 評価クラス:品目の評価クラスです。ルールで評価クラスだけをオンにしているため、列は評価クラスと勘定だけです
- 勘定:転記する G/L 勘定です。この例では、どの評価クラスも 21120000 です

主な設定項目
- 勘定コードの決定要素:WRX では「一般修正」も選べます。一般修正は、勘定修正キーで勘定を分けるかです。この例では評価クラスだけがオンです
WRX の転記キーは、借方 86・貸方 96 です。
GBB 定期記帳の相手勘定入力
GBB は、在庫転記の相手勘定です。原価センタへの出庫の消費勘定のように、在庫移動の種類によって相手勘定が変わるため、GBB は勘定修正キー(一般修正)別に勘定を設定します。

主な設定項目
- 内部処理キー:この例では GBB(定期記帳の相手勘定入力)です
- 評価グループ:評価グループコードです
- 一般修正:勘定修正キーです。移動タイプごとに決まるキーで、同じ GBB でも在庫移動の種類によって勘定を分けます。勘定修正キーは、移動タイプの勘定修正キーの設定で移動タイプに割り当てます
- 評価クラス:品目の評価クラスです
- 借方・貸方:借方と貸方の G/L 勘定です。ルールで「借方/貸方」をオンにしているため、借方と貸方で別の勘定を設定できます。この例では、評価グループ 0001・一般修正 AUF・評価クラス 3000 は、借方・貸方とも 55100000 です

主な設定項目
- 勘定コードの決定要素:GBB では、借方/貸方・一般修正・評価グループ・評価クラスのすべてがオンです
GBB の転記キーは、借方 81・貸方 91 です。
この例のシステムでは、GBB の勘定修正キーが、移動タイプごとに次のように割り当てられています。201(原価センタ出庫)・261(指図への出庫)は VBR、501(購買発注外入庫)は ZOB、551(廃棄)は VNG、561(利用可能在庫初期化)は BSA、701(棚卸増)は INV です。勘定修正キーの割当は、移動タイプの勘定修正キーの設定で決めます。
シミュレーション
「自動仕訳」の画面で「シミュレーション」を押すと、「シミュレーション 在庫管理: シミュレーションデータ入力」の画面が表示されます。品目と移動タイプを入れて、在庫移動でどの勘定に転記されるかを確かめます。

主な設定項目
- プラント:シミュレーションするプラントです。この例では 1010 です
- 品目:シミュレーションする品目です。品目の評価クラスから勘定が決まります。この例では RM233-7 です
- 移動タイプ:シミュレーションする移動タイプです。最初の移動タイプが提案され、「+ 移動タイプ」「- 移動タイプ」で前後の移動タイプに移ります。この例では 101 です
- 移動:移動タイプの中の移動を選びます。1 つの移動タイプに複数の移動があるので、1 行を選びます。この例では「購買発注入庫」です
- 勘定設定:選んだ移動で作られる転記行と、その勘定を表示します
「勘定設定」を押すと、勘定が登録されていないなどの問題があれば、メッセージの一覧が表示されます。

この例では、「勘定コード 68000000 が 会社コード 1010 に対して登録されていません」と表示されています。「続行」で閉じると、シミュレーションの結果が表示されます。

主な設定項目
- 組織:プラントから会社コードと勘定コード表、評価レベルから評価グループコードが決まります。この例では、プラント 1010 → 会社コード 1010 → 勘定コード表 YCOA、評価レベル 1010 → 評価グループコード 0001 です
- 評価クラス:品目の評価クラスです。この例では 3000 です
- 移動タイプ:シミュレーションした移動タイプです。この例では 101(購買発注入庫)です
- 明細転記:作られる可能性のある転記行の一覧です。行ごとに、評価グループコード(VlGCd)・勘定修正(AGC)・評価クラス(VCl)と、借方の転記キー(PK)・勘定、貸方の転記キー・勘定が表示されます。この例では、在庫転記は 89 13100000 / 99 13100000、仕入相殺勘定は 40 54011000 / 50 54011000 です
ツールバーの「移動 +」「移動 -」で前後の移動に移り、「画面レイアウトチェック」で移動タイプの項目選択と勘定の項目選択を比べられます。
G/L 勘定の使用先一覧
「自動仕訳」の画面で「G/L 勘定」を押すと、「使用先一覧: MM 勘定設定の勘定コード」の選択画面が表示されます。会社コードか評価エリアを入れて「実行」(F8)を押します。

主な設定項目
- 会社コード:一覧を出す会社コードです。この例では 1010 です
- 評価エリア:一覧を出す評価エリアです

主な設定項目
- 勘定コード表/勘定/評価クラス/内部処理キー/勘定修正キー:勘定コード表の下に G/L 勘定、その下に評価クラス、内部処理キー、勘定修正キーがツリーで並びます。どの G/L 勘定がどの内部処理キーで使われているかが分かります
- テキスト:勘定・評価クラス・内部処理キーの名前です
- 勘定カテゴリ:G/L 勘定の勘定カテゴリです。この例では、13100000(在庫 – 原材料)は貸借対照表です
- 評価GrCode:評価グループコードです
右側の「Status」「エラー内容説明」は、この例ではどの行も空欄です。
この例では、勘定 13100000 が評価クラス 3000・3001・3012 などの BSX(在庫転記)で使われています。
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