博士
ここはみんなで作り上げるノウハウサイトにしていくサイトだぞい。
是非カスタマイズの事例などコメントして欲しいのじゃ!
| T-CODE | S_EEI_69000032 OADB OADC |
| 概要 | 償却表の中で、資産を評価する目的ごとの償却領域を定義します。 償却領域は、帳簿償却・税目的の貸借対照表・連結貸借対照表・原価計算評価など、特定の目的の資産評価を表します。 償却領域には、値をデータベースに保存する実償却領域と、2 つ以上の実償却領域の値から計算式で求める派生償却領域があります。派生償却領域の値は保存されず、必要なときに計算されます。 詳細画面では、会計原則、総勘定元帳への転記方法、取得価額や減価償却などの値に許す符号、派生償却領域の計算式を設定します。 新しい償却領域は、通常、標準の償却領域をコピーして登録します。アクティビティ「指定: 領域タイプ」では、償却領域の主な目的を表す領域タイプを確かめます。 |
| テーブル | T093:償却領域(実際領域と派生領域) T093T:償却領域 (実/派生) 名称 T093A:実償却領域 |
この記事のポイント
カスタマイズ設定
T-CODE:S_EEI_69000032 を実行すると、アクティビティの選択画面が表示されます。アクティビティ「定義: 償却領域」は T-CODE:OADB と、アクティビティ「指定: 領域タイプ」は T-CODE:OADC と同じ画面です。画面の例は、償却表 1010 です。
アクティビティの選択

主な設定項目
- アクティビティ:実行する設定を選びます。「定義: 償却領域」では、償却領域の一覧と詳細(償却領域の定義・総勘定元帳の転記・値更新・派生償却領域)を設定します。「指定: 領域タイプ」では、償却領域ごとに主な目的を表す領域タイプを設定します
償却表の指定
「定義: 償却領域」を選ぶと、作業領域(償却表)を指定するダイアログが表示されます。

主な設定項目
- 償却表:設定の対象の償却表です。償却表は、償却キーなどの償却ルールを定義する償却領域の一覧で、同じ国の会社コードには通常同じ償却表を使います。この例では 1010 です
- 適用 (入力):指定した償却表で、償却領域の一覧を開きます
償却領域の一覧
償却表の償却領域が一覧で表示されます。

主な設定項目
- 償却表:設定の対象の償却表です。この例では 1010(償却表 (ドイツ))です
- Ar.:償却領域です。帳簿償却・税目的の貸借対照表・連結貸借対照表・原価計算評価など、特定の目的の資産評価を表します。この例では 1・15・31・32・33 があります
- 償却領域名:償却領域の名称です。この例では、1 は「帳簿償却」、32 は「IFRS (国内通貨)」です
- Real:実償却領域かどうかを示します。オンの償却領域は値がデータベースに保存され、転記のたびに更新されます。オフの償却領域は派生償却領域です。この例では、すべてオンです
- 目標 Group:償却領域の値を転記する総勘定元帳の元帳グループです。この例では、1・15・31 が 0L、32・33 が 2L です
- 会計原則:財務諸表の作成と提出の基準となる会計原則(IFRS など)です。この例では、1・15・31 が LG、32・33 が IFRS です
- G/L:償却領域の取得価額と減価償却を、総勘定元帳にどのように転記するかです。この例では、1 と 32 が「領域によるリアルタイム転記」、ほかは「領域による転記なし」です
- 詳細:一覧で選んだ行の償却領域の詳細画面を開きます
⑦の転記方法は、「定義: 転記方法 (償却領域 -> 総勘定元帳)」(T-CODE:S_EEI_69000124)でも同じビューで設定します。4 つの転記方法の違いは、そちらの記事で説明しています。
償却領域の詳細: 償却領域の定義と総勘定元帳の転記
一覧で行を選んで⑧を押すと、償却領域の詳細画面が表示されます。画面の例は、償却領域 1(帳簿償却)です。

主な設定項目
- 償却領域:設定の対象の償却領域と、その名称(長いテキストと短いテキスト)です。この例では 1 帳簿償却です
- 実償却領域:オンにすると、この償却領域の値がデータベースに保存され、転記のたびに更新されます。派生償却領域にする場合はオフにします。この例ではオンです
- 会計原則・目標元帳グループ・異なる償却領域・システム間償却領域:会計原則は、この償却領域の評価の基準となる会計原則です。目標元帳グループは、会計原則に割り当てた元帳グループで、自動で決まります。異なる償却領域は、パラレル会計への転記で勘定設定を使う償却領域で、通常は空白です。システム間償却領域は、クライアント内のすべての償却表で同じキーとして扱う償却領域で、通常は定義しません。この例では、会計原則 LG(ローカル GAAP)、目標元帳グループ 0L(リーディング元帳)で、ほかは空です
- 総勘定元帳の転記:取得価額と減価償却を総勘定元帳にどのように転記するかを、4 つの方法から選びます。この例では「領域によるリアルタイム転記」です
償却領域の詳細: 値更新と派生償却領域のエントリ
詳細画面を下へ送ると、値更新と派生償却領域のエントリが表示されます。

主な設定項目
- 値更新:取得価額・正味帳簿価額・投資認可・再評価・通常償却・特別償却・臨時償却・引当金振替・利息・通常償却再評価の値ごとに、この償却領域で許す符号を「正の値または 0 のみ可能」「負の値または 0 のみ可能」「すべての値可能」「値不可」から選びます。取得価額は投資援助を除く取得価額の残高、正味帳簿価額は残高の正味簿価の符号で、転記のたびにチェックされます。資本化した資産を償却する償却領域では、取得価額と正味帳簿価額をプラスにします。この例では、取得価額と正味帳簿価額が「正の値または 0 のみ可能」、通常償却と臨時償却が「負の値または 0 のみ可能」です
- レポート目的の領域・派生償却領域を実償却領域として処理:レポート目的の領域は、レポートだけに使う派生償却領域で設定し、減価償却計算で値のチェックが行われなくなります。派生償却領域を実償却領域として処理は、派生償却領域を実償却領域として扱い、2 つの償却領域の取得価額の実際の差異を計算します。この例では、どちらもオフです
- 償却領域目的:派生償却領域で、+/- の符号のルールをどのようにチェックするかを決めます。この例では空(デフォルト設定)です
- 派生償却領域の計算式:派生償却領域の値の計算に使う実償却領域(領域)、その値をプラスとマイナスのどちらで含めるか(償却領域符号)、値の比率(除数。2 なら半分)を指定します。この例は実償却領域なので空です
- 修正領域:派生償却領域の正味帳簿価額が符号のルール(たとえば、プラスにできない)を守らないときに、値を修正する実償却領域です。派生償却領域の計算式を構成する実償却領域を指定します。この例では 0 です
領域タイプの指定
アクティビティ「指定: 領域タイプ」を選ぶと、償却表の償却領域と領域タイプの一覧が表示されます。償却表を登録すると、参照した標準償却表から領域タイプが取り込まれます。

主な設定項目
- 償却表:設定の対象の償却表です。この例では 1010 です
- Ar.・償却領域名:領域タイプを割り当てる償却領域とその名称です。この例では 01 帳簿償却などがあります
- Typ・テキスト:償却領域タイプとその名称です。償却領域の主な目的に沿って割り当てます。設備予算管理(IM)を使う場合は、タイプ 07(原価計算評価)の償却領域が特に重要です。この例では、01 と 31 が 01(商法用貸借対照表のための評価)、15 が 03、32 と 33 が 06(グループ評価)です
