博士
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是非カスタマイズの事例などコメントして欲しいのじゃ!
| T-CODE | FBZP S_ALR_87100690 |
| 概要 | 会社コードごとに、支払プログラムで使用できる支払方法と、その支払方法を使用する条件を設定します。 支払方法そのものは国/地域ごとに定義しておき、この設定では支払会社コードと支払方法の組合せごとに、最低支払額・最高支払額などの限度額、明細のまとめ方(選択明細個別支払・期日支払い・拡張個別支払)、国外の取引先と外貨での支払、銀行選択の最適化、支払媒体の書式と書式上の振出人、支払明細通知書の出力方法を指定します。 最高支払額を入力しない支払方法は、支払プログラムで使用できません。 |
| テーブル | T042E:定支払方法用会社コード特定詳細 |
カスタマイズ設定
画面の開き方
T-CODE:S_ALR_87100690 を実行すると、支払方法の会社コードデータの一覧が直接表示されます。T-CODE:FBZP を実行した場合は「カスタマイジング: 支払プログラム更新」の画面が表示され、「会社コード別支払方法」を押すと同じ一覧に移ります。

主な設定項目
- 会社コード別支払方法:支払方法の会社コードデータの一覧(次の見出し)に移ります
同じ画面のほかのボタンからは、支払プログラムのほかの設定の画面に移ります。「全会社コード」を押すとビュー「会社コード」、「支払会社コード」はビュー「支払会社コード」、「国/地域別支払方法」はビュー「支払方法/国」、「銀行選択」はビュー「銀行選択」、「取引銀行」はビュー「会社コード」の一覧が表示されます。
支払方法の会社コードデータの一覧
一覧には、支払会社コードと支払方法の組合せが 1 行ずつ表示されます。行ごとに、その会社コードでその支払方法を使う条件を設定します。

主な設定項目
- 会社・名称・市区町村:支払会社コードと、その会社コードの会社名・市区町村です。支払会社コードは支払処理が実行される会社コードで、ほかの会社コードの支払を含むこともあります。銀行勘定や銀行仮勘定への転記は、この会社コードで行われます。会社名と市区町村は会社コードの定義から表示され、この画面では変更できません
- 支払方法・名称:支払方法と、国/地域の言語による名称です。支払方法は、小切手・銀行振込・手形など、支払の実行方法を決めるキーで、得意先マスタ・仕入先マスタにも入力します。名称は国/地域の支払方法の定義から表示されます
- 位置:支払会社コードと支払方法を入力して、一覧をその行から表示します(次の画像)
- エントリ:一覧の先頭行が何件目かと、全体の件数です(この例では 2,359 件のうち 64 件目の 1010 C から表示しています)
この例のシステムでは、会社コード 1010・1019・1020 に、C・E・F・L・M・N・T の 7 つの支払方法が設定されています。
「位置」を押すと「他のエントリ」ダイアログが表示されます。支払会社コードと支払方法を入力して「続行」を押すと、一覧の先頭がその組合せになります。

- 支払会社コード・支払方法:表示する組合せです(この例では 1010 と C)
- 続行:入力した組合せの行から一覧を表示します
詳細を見る行の左端を選んで「詳細」を押すと、その組合せの詳細画面に移ります。

- 行の選択:詳細を見る組合せです(この例では 1010 Company Code 1010 と C Scheck (mit Scheckmanagement))
- 詳細:選んだ行の詳細画面に移ります
詳細画面
詳細画面の上部には支払会社コードと支払方法が表示され、その下に「限度額」「明細グループ」「国外支払/外貨支払」「銀行選択管理」のグループが並びます。さらに下の「書式データ」と「支払通知管理」を押すと、書式と支払明細通知書のグループが開きます(後の見出し)。

主な設定項目
- 支払会社コード・支払方法:この詳細画面のキーで、変更できません。右に会社名と、国/地域の言語による支払方法名が表示されます
- 国/地域の支払方法:この支払方法の国/地域での定義を照会する画面に移ります(後の「国/地域の支払方法」)
- 限度額:最低支払額は、この支払方法を使う支払の最低額です。支払プログラムは、支払額が最低支払額を下回らない限りこの支払方法を選びます。最高支払額は、この支払方法による支払の最高額です。支払額が最高支払額を超えない場合だけ、支払プログラムがこの支払方法を選びます。明細で支払方法が指定されている場合は、最低支払額を下回っても、最高支払額を超えても、その支払方法が使われます。配賦額を入力すると、この金額を超える支払を複数の支払に分割できるかを確認します。金額の右には会社コードの通貨(この例では EUR)が表示されます
- 明細グループ:選択明細個別支払をオンにすると、支払方法が明示的に入力された明細を個別に支払います。期日支払いをオンにすると、支払期日が同じ明細だけを 1 つの支払にまとめます。拡張個別支払をオンにすると、ルールに基づく個別支払で、クレジットメモも相殺されます。拡張個別支払が有効な場合、期日支払いは無効です
- 国外支払/外貨支払:国外ビジネスパートナ可をオンにすると、国外の得意先/仕入先との支払にこの支払方法を使用できます。外貨支払可能をオンにすると、外貨建ての支払にも使用できます。使える外貨を国/地域の支払方法で指定していない場合は、すべての通貨が使えます。得意先/仕入先の国外口座からの支払をオンにすると、国外の銀行を通じた支払ができます。オフの場合、取引先に自国の銀行が無ければ、この支払方法は使えません
- 銀行選択管理:最適化不要では、取引銀行と取引先の銀行を選ぶときに最適化を行いません。銀行グループによる最適化では、同じ銀行グループに属する取引銀行と取引先の銀行の組合せを選んで、支払処理を最適化します。銀行が属する銀行グループは銀行マスタデータで設定します。郵便番号による最適化では、取引先の住所に応じて取引銀行を選びます。取引銀行には郵便番号の範囲を割り当てます
この例の 1010 C では、最高支払額が 99,999,999,999.00 EUR で、最低支払額と配賦額は空です。明細グループの 3 つはオフ、国外ビジネスパートナ可と得意先/仕入先の国外口座からの支払がオン、外貨支払可能はオフ、銀行選択管理は最適化不要です。
国/地域の支払方法
詳細画面で「国/地域の支払方法」を押すと、「支払方法/国」の詳細画面が照会モードで表示されます。この例では、国/地域 DE(ドイツ)の支払方法 C の定義が表示されています。支払方法を銀行支払と入金のどちらに使うか、支払媒体をどう作るかなど、国/地域ごとの支払方法の定義は、この画面の設定です。

- 国/地域・支払方法・テキスト:照会している国/地域と支払方法、国/地域の言語による名称とログオン言語の名称です(この例ではログオン言語の名称は空です)
- 支払方法・支払方法分類:銀行支払か入金かと、銀行振込・Check・手形・小切手/手形・サプライヤ Fin. の分類です(この例の C は銀行支払で、分類は Check です)
- 必須マスタレコード指定・転記詳細:「地名、私書箱または私書箱郵便番号」をオンにすると、得意先/仕入先のマスタレコードの所在地にそれらが指定されている場合にだけ、この支払方法が使えます。「支払伝票タイプ」は支払プログラムが支払伝票の転記に使う伝票タイプ、「消込伝票タイプ」は会社コード間支払で登録された伝票の消込に支払プログラムが使う伝票タイプです。この例では、地名、私書箱または私書箱郵便番号がオンで、支払伝票タイプが ZS、消込伝票タイプが ZV です
- 支払媒体:支払媒体ワークベンチを使うか、以前の支払媒体プログラム (RFFO*) を使うかです(この例の C は以前の支払媒体プログラムを使い、支払媒体プログラムは RFFOUS_C です)
- ダイアログ構造:支払方法/国の下に、使用可能通貨・許可されている送信先国・受取人への通知 (発生源別)・支払方法で許可されている支払システムがあります
国/地域の支払方法は「設定: 支払処理の各国/地域の支払方法」(T-CODE:S_ALR_87100689)で設定します。
書式データ
「書式データ」を押すと、「書式」「書式上の振出人」「ソート」のグループが開きます。支払媒体に使う書式と、書式に印刷する振出人、連絡文書と明細の並び順を設定します。

主な設定項目
- 書式データ:書式・書式上の振出人・ソートのグループを開きます
- 入出金データ転送媒体書式・次書式:左で書式の種類(SAPscript または PDF)を選び、右に書式名を入力します。入出金データ転送媒体書式は、伝票のある支払媒体の書式で、国/地域の支払方法で指定した支払媒体プログラムと合っている必要があります。次書式は、支払媒体に加えて出力する書式です(データ媒体交換の添付書類など)
- 書式:書式名の欄にカーソルを置いて押すと、その書式の照会画面に移ります(次の画像)
- 書式上の振出人:書式や支払媒体に出力される振出人の名称です(4 行)
- ソート:連絡文書は、連絡文書(支払明細通知書・手形)のソートバリアントです。明細は、支払媒体と支払明細通知書で明細を並べるソートバリアントです
この例の C では、入出金データ転送媒体書式と次書式がどちらも SAPscript の F110_D_SCHECK で、振出人が 4 行入り、連絡文書のソートバリアントは Y1 です。
「書式」のグループに表示される項目は、支払方法によって変わります。この例では、国/地域の支払方法で支払媒体の書式を指定している E・M・F では入出金データ転送媒体書式が表示されず、E と M は「書式」のグループそのものが表示されません(F は次書式だけが表示されます)。
書式名の欄を選んで「書式」を押すと、「フォーム: ヘッダ照会」の画面が表示されます。この例では、言語 JA の F110_D_SCHECK がクライアント 100 に無いという情報メッセージが表示され、「続行」を押すとクライアント 000 の書式が照会されます。

- フォーム・内容説明・ステータス:照会している書式です(この例では F110_D_SCHECK、内容説明は小切手 (ドイツ 12 インチ)、ステータスは有効 – 保存済)
この例の F110_D_SCHECK は、パッケージ FBZ(支払)、クライアント 000 の書式で、マスタ言語は DE です。
支払通知管理
「支払通知管理」を押すと、「支払明細通知書管理」のグループが開きます。支払書式に受取人への通知行を何行印刷するかと、支払明細通知書をどの場合に作成するかを設定します。

主な設定項目
- 支払通知管理:支払明細通知書管理のグループを開きます
- 書式上の受取人への通知行:支払書式の受取人への通知に使う行数です。制限あり(右に行数を入力)・なし・無制限から選びます。データ媒体ファイルの関連書式には、通常、受取人への通知用のスペースがあるため、この設定はデータ媒体ファイルの登録には影響しません
- 支払明細通知書のみ:②と④の設定で、支払明細通知書がどのように作成されるかの説明を表示するボタンです。この例の組合せ(②なし・④支払通知あり)では、ボタンに「支払明細通知書のみ」と表示されます。押すと説明が表示されます(次の画像)
- 行数にもとづく支払明細通知出力:… 行以降支払明細通知を選ぶと、書式の欄を超える数の明細を支払うときに、支払明細通知書が印刷されます。支払通知ありを選ぶと、支払のたびに必ず支払明細通知書が作成され、取引先に支払の理由が通知されます。通知なしを選ぶと、支払明細通知書は作成されません。支払媒体での受取人への通知のサイズに制限がある場合の設定です
この例の 1010 C では、受取人への通知行が「なし」、支払明細通知出力が「支払通知あり」で、ほかの 2 つ(… 行以降支払明細通知・通知なし)は選べない状態です。
「支払明細通知書のみ」を押すと、「汎用の通知書」の説明が表示されます。この組合せでは、支払媒体に受取人への通知行が無く、その代わりに必ず支払明細通知書が作成されます。支払明細通知書には支払目的に関するすべての情報が含まれます。手形などに使えます。

代表的な支払方法の比較
会社コード 1010 の支払方法で、詳細画面の主な設定を比べます(この例のシステムの値です)。入金用の支払方法かどうかと支払媒体は、国/地域 DE の支払方法の定義です。名称の括弧内は日本語の名称です。
C Scheck (mit Scheckmanagement)
国/地域の定義:銀行支払、支払方法分類 Check、支払媒体プログラム RFFOUS_C
限度額:最高支払額 99,999,999,999.00 EUR
国外支払/外貨支払:国外ビジネスパートナ可・得意先/仕入先の国外口座からの支払がオン、外貨支払可能はオフ
書式データ:入出金データ転送媒体書式・次書式 F110_D_SCHECK、振出人 4 行、連絡文書のソートバリアント Y1
7 つのうち、書式名と連絡文書のソートバリアントが入っているのは C だけです。
E Direct Debit(口座振替)
国/地域の定義:入金用、支払媒体の書式 DE_CGI_XML_DD
限度額:最高支払額 99,999,999,999.00 EUR
国外支払/外貨支払:C と同じ
書式データ:「書式」のグループは表示されず、振出人は Drawer name 1・Drawer name 2 の 2 行
F Auslandsüberweisung (DTAZV)(国外銀行送金 (DTAZV))
国/地域の定義:銀行支払、支払媒体の書式 DTAZV
限度額:最高支払額 99,999,999,999.00 EUR
国外支払/外貨支払:国外ビジネスパートナ可・外貨支払可能・得意先/仕入先の国外口座からの支払がすべてオン
書式データ:次書式だけが表示され(空)、振出人 4 行
7 つのうち、外貨支払可能がオンなのは F だけです。
M Direct Debit Customer Payments(口座振替得意先支払)
国/地域の定義:入金用、支払媒体の書式 DE_CGI_XML_DD
限度額:最高支払額 9,999,999,999.00 EUR
明細グループ:期日支払いがオン
国外支払/外貨支払:C と同じ
書式データ:「書式」のグループは表示されず、振出人は空
7 つのうち、期日支払いがオンなのは M だけです。支払期日が同じ明細だけが 1 つの支払にまとめられます。
L External Payment(外部支払)・N Credit Card Customer Payments(カード支払)
国/地域の定義:入金用、支払媒体の書式・プログラムの指定なし
限度額:最高支払額 9,999,999,999.00 EUR
国外支払/外貨支払:3 つともオフ
書式データ:書式名・振出人とも空
国外ビジネスパートナ可がオフなので、国外の得意先/仕入先との支払には使えません。
T SEPA Überweisung(SEPA 送金)
国/地域の定義:銀行支払、支払媒体プログラム RFFOEDI1
限度額:最高支払額 99,999,999,999.00 EUR
国外支払/外貨支払:C と同じ
書式データ:書式名は空、振出人は Drawer name 1・Drawer name 2・12345 Town of drawer の 3 行
比較のまとめ
比べた 7 つとも、最低支払額と配賦額は空、選択明細個別支払と拡張個別支払はオフ、銀行選択管理は最適化不要、支払明細通知書管理は「なし」と「支払通知あり」です。
設定のポイント
支払方法は、まず国/地域ごとに定義し、次にこの設定で会社コードごとの条件を定義します。この設定の支払方法には、国/地域の支払方法として定義されているものを入力します。国/地域の支払方法は「設定: 支払処理の各国/地域の支払方法」(T-CODE:S_ALR_87100689)で定義します。
最高支払額は必ず入力します。入力しない支払方法は、支払プログラムで使用できません。未消込明細で支払方法を指定した場合は、ここで入力した最低支払額・最高支払額は無視されます。
外貨支払可能をオンにすると、すべての通貨が許可されます。特定の通貨だけに限る場合は、国/地域の支払方法で、支払方法と国/地域ごとに通貨を指定します。国内通貨だけの支払方法では、そこで指定した通貨は無視されます。
配賦額と拡張個別支払は、一緒には使えません。
銀行グループによる最適化を使う場合は、マスタデータのすべての銀行を銀行グループに割り当てます。郵便番号による最適化を使う場合は、取引銀行を郵便番号の範囲に割り当てます。
支払媒体の書式は、この設定の前に定義しておきます。また、未消込明細の決済に使う支払方法が、得意先マスタ・仕入先マスタに入力されていることを確認します。
