博士
ここはみんなで作り上げるノウハウサイトにしていくサイトだぞい。
是非カスタマイズの事例などコメントして欲しいのじゃ!
| T-CODE | OBPM1 S_P00_07000227 |
| 概要 | 本カスタマイズは、自動支払処理(F110など)で作成された支払データを出力するためのフォーマットを定義するものです。 具体的には、銀行への送金ファイル(電子支払媒体)や、印刷して銀行または支払受取人に送る支払媒体(小切手・銀行振込書式など)を作成するためのルールを設定します。支払明細通知書の書式は、支払会社コードの設定(T-CODE:FBZP)で割り当てます。 この設定により、国や銀行が要求する特定のデータレイアウト(例:全銀フォーマット、SEPAなど)に合わせて、SAPからの支払情報を加工し、正確に出力することが可能になります。 通常、SAP導入時や、新たな支払方法、または新たな取引銀行との連携を開始する際に設定します。 |
| テーブル | TFPM042F:支払媒体書式: 一般属性 TFPM042FT:支払媒体書式: テキスト TFPM042FB:支払媒体書式: イベント TFPM042FM:支払媒体書式: 書式パラメータ用必須項目 TFPM042FZ:支払媒体書式: 補足 TFPM042FZT:支払媒体書式: 補足テキスト TFPM042FV:支払媒体書式: 受取人への通知項目 |
カスタマイズ設定
支払媒体書式
T-CODE:OBPM1 を実行すると、支払媒体書式と国/地域、支払媒体書式テキストの一覧が表示されます。

主な設定項目
- 支払媒体書式:銀行または金融機関に対する支払方法を制御する書式です。伝票のない支払媒体(DME、IDoc、インターネット支払)の場合、書式によりファイルまたはメッセージの構造が制御されます。国依存書式と国際書式とで区別されます(例:/ZCH_CGI_XML_CT_V9)。
- 国/地域:国依存書式の場合に、その書式を使う国/地域コードです。通常は ISO 3166 に準拠した 2 文字の ISO コードが使用されます(例:CH、CA)。
支払媒体書式の詳細
一覧で行を選択して「詳細」を押すと、詳細画面が表示されます。支払媒体書式ごとに、出力する媒体の種類、書式の情報、プログラム制御、支払媒体を分割する単位、銀行手数料負担項目(銀行への指図)の扱いを設定します。左のダイアログ構造から、イベントモジュールや書式パラメータの必須項目などの画面に移ります。

主な設定項目
- 書式:支払媒体書式のキーです(画面の例では AT_CGI_XML_CT)。その下の「テキスト」欄には支払媒体書式のテキスト(長)を入力します(画面の例では「CGI 送金 (オーストリア)」)。支払媒体書式では、銀行または金融機関に対する支払方法が制御されます。伝票のない支払媒体(DME、IDoc、インターネット支払)の場合、書式によりファイルまたはメッセージの構造が制御されます。
- 書式出力:出力する支払媒体の種類を選びます。
- 印刷済支払媒体書式:支払媒体を印刷して銀行または支払受取人に転送する場合で、小切手や銀行振込書式などに選択します。印刷する場合の「Type」では、SAPscript フォームか PDF ベースフォームかを選びます
- 電子支払媒体:支払媒体を DME 書式またはメッセージとして出力する場合に選択し、右の「Type」でデータ媒体タイプを選びます(画面の例では XML)
- 支払媒体用の特別一覧:支払概要の他に追加一覧を出力します
- 支払媒体関連シート:支払媒体関連シートを登録して取引銀行に送付する場合に設定します。支払媒体プログラム SAPFPAYM の選択画面に追加パラメータが表示されます
- 書式情報:「国/地域」は書式を使用する国/地域です(画面の例では AT(オーストリア))。「外部書式テキスト」は SAP の提供する書式を外部(例えば取引銀行)に知らせるための名称です(画面の例では PAIN.001.001.03)。「文書モジュール」は支払媒体書式の詳細テキストを含む一般テキストの名称です。
- プログラム制御:「書式パラメータ用の構造」には、一般支払媒体プログラムの選択画面で書式依存パラメータとして提示される項目の構造を入力します(画面の例では FPM_CGI)。「桁数」は、この書式による支払で考慮される金額の桁数(小数点以上と以下の両方を含む)です(画面の例では 15)。「DME エンジン使用によるマッピング」を設定すると、DME マッピングエンジンのイベントモジュールが使用されます。「書式ツリー (差異あり)」は、DMEE ツリータイプと一緒に使用して書式ツリーを一意に識別するテキストです。
- 詳細レベルにより分割した支払媒体出力:支払媒体プログラムでファイルを分けて作成する単位を選びます。たとえば「会社コード」を設定すると支払実行に関係する会社コードごとに、「支払方法」を設定すると支払方法ごとにファイルが作成されます。画面の例では「会社コード」と「取引銀行」が設定されています。
- 銀行手数料負担の設定:使用されている支払方法がこの書式に割り当てられている場合の、伝票の 4 つの銀行手数料負担項目の扱いを選びます。銀行手数料負担項目は、支払のときに銀行へ渡す指図を入れる項目で、手数料の負担に限りません。たとえばアプリケーションエリア ISO では「緊急支払」「給与支払」、JP では「電信送金 (T.T.)」「通知後支払」などの値があります。「ユーザ不明」では入力制限がなく、「この書式では銀行手数料負担を使用しない」では入力できません。「銀行手数料負担のユーザ」では、割り当てられている値が許可されます(ビュー V_T015W1 を参照)。右の欄には、銀行手数料負担コードのアプリケーションエリアとして、国/地域の ISO コードなどのキーを入力します(画面の例では ISO)。
支払媒体書式の選択
ダイアログ構造で「支払媒体書式」の下にある 4 つのノードは、支払媒体書式ごとの設定です。「支払媒体書式」の一覧で書式の行を選んでから、ノードをダブルクリックして開きます。ここからは、4 つの設定がそろっている書式 US_ACH(国内支払処理 USA)を例にします。

主な設定項目
- 行の選択:設定を見る支払媒体書式の行を選びます。この例では US_ACH(国内支払処理 USA)です
- 支払媒体書式のイベントモジュール・書式パラメータの必須項目・支払媒体書式の補足・参照情報のテキスト項目:ダイアログ構造で「支払媒体書式」の下にあるノードです。ダブルクリックすると、選んだ書式のそれぞれの設定の一覧に移ります
支払媒体書式のイベントモジュール
「支払媒体書式のイベントモジュール」では、書式を実装する汎用モジュールを、呼び出すイベントごとに指定します。イベント 00 は支払プログラムから、それ以外のイベントは支払媒体プログラムから呼び出されます。新しい書式を作るときは、イベントごとのテンプレート FI_PAYMEDIUM_SAMPLE_nn(nn はイベント)をコピーして使います。画面の例は、US_ACH の設定です。

主な設定項目
- 書式:「支払媒体書式」で選んだ書式です。この例では US_ACH です
- イベント:汎用モジュールを呼び出すタイミングです。
- 00:ソート項目書込
- 05:追加参照項目書込
- 10:書式パラメータチェック
- 20:開始/ファイルヘッダ
- 25:ファイルクローズ/オープン
- 30:支払依頼/取引レコード
- 40:終了/ファイルトレーラ この例では 00・05・20・30・40 の 5 つです
- 汎用モジュール:そのイベントで呼び出す汎用モジュールです。この例では、FI_PAYMEDIUM_ACH_00〜FI_PAYMEDIUM_ACH_40 がイベントごとに入っています
書式パラメータの必須項目
「書式パラメータの必須項目」では、書式パラメータ用の構造の項目のうち、必須にする項目を指定します。書式パラメータ用の構造は、「支払媒体書式の詳細」の「書式パラメータ用の構造」で入れた構造で、その項目が一般支払媒体プログラムの選択画面に書式依存パラメータとして出ます。画面の例は、US_ACH の設定です。

主な設定項目
- 書式・構造:「支払媒体書式」で選んだ書式と、その書式パラメータ用の構造です。この例では US_ACH と FPM_ACH です
- パラメータ名:書式パラメータ用の構造の項目のうち、必須にマークする項目です。この例では PAYGR(会社エントリテキスト)です。会社エントリテキストは ACH ファイルのバッチヘッダに転送され、受取人にエントリの目的を伝えます
支払媒体書式の補足
「支払媒体書式の補足」では、書式で使う書式補足のキーと名称を登録します。書式補足は支払処理を区別するキーで、支払媒体のコーディングラインに印刷されるか、DME の該当する項目に転送されます。たとえばデビットメモで、回収手続と口座引落手続を区別できます。登録した書式補足は、「国/地域別の支払方法の詳細」の「書式補足」で支払方法に指定します。画面の例は、US_ACH の設定です。

主な設定項目
- 書式:「支払媒体書式」で選んだ書式です。この例では US_ACH です
- 追加:書式補足のキーです(列の名称は「書式補足」)。この例では CCD・CTX・PPD の 3 つです
- 書式補足名:書式補足の名称です。この例では、CCD が「資金集中と支払」、CTX が「企業取引」です
参照情報のテキスト項目
「参照情報のテキスト項目」では、支払の目的を受取人に通知する参照項目の、タイプ・長さ・行数を決めます。ここで決めたスペースに、一般支払媒体プログラムが受取人への通知を入れます。通知の内容は、T-CODE:OBPM2 で決めます。画面の例は、US_ACH の書式補足ごとの設定です。

主な設定項目
- 書式:「支払媒体書式」で選んだ書式です。この例では US_ACH です
- 追加:設定を分ける書式補足です(列の名称は「書式補足」)。この例では CCD・CTX・PPD です
- タイプ:受取人への通知行のタイプです。
- 1:ヘッダ行を含む受取人への通知
- 2:受取人通知の入力、(内部)。内部参照です
- 3:受取人通知の入力、(外部)。外部参照です この例では、CCD が 3、CTX と PPD が 1 です
- 項目長・項目数:受取人への通知行の長さと、受取人への通知に含められる行数です。この例では、どの行も長さが 94 で、行数は CCD と PPD が 1、CTX が 9999 です
