博士
ここはみんなで作り上げるノウハウサイトにしていくサイトだぞい。
是非カスタマイズの事例などコメントして欲しいのじゃ!
| T-CODE | S_E91_55000022 |
| 概要 | このカスタマイズは、固定資産の償却計算ルールをまとめた「償却表」を作成するための設定になります。 SAPが提供する参照償却表(国別・会計基準別のテンプレート)をコピーして、社内用の償却表を作成します。 ①参照償却表のコピー、②コピー先の名称指定、③償却領域(IFRS用・税務用等)の追加/削除が可能です。 SAP導入時や新たな国・会計基準の対応時に使います。 |
| テーブル | T096:償却表: 名称指定 T096T:償却表テキスト T093:償却領域の定義 |
カスタマイズ設定
アクティビティの選択
T-CODE:S_E91_55000022 を実行すると、実行するアクティビティを選択するダイアログが表示されます。

主な設定項目
- コピー: 参照償却表:参照償却表をコピーして、新しい償却表を登録します。
- 指定: 償却表名:償却表の名称を指定します。
- コピー/削除: 償却領域:償却表の償却領域をコピー・削除します。
コピー: 参照償却表
アクティビティの選択で「コピー: 参照償却表」を選ぶと、「組織オブジェクト 償却表」画面(T-CODE:EC08)が開きます。SAP が国ごとに提供する参照償却表(米国用の 0US など)は、独自の償却表を登録するための参照としてだけ提供されているもので、直接は使えません。この画面で参照償却表(または既存の償却表)をコピーして、新しい償却表を登録します。参照償却表の償却領域はすべてコピーされるので、不要な償却領域は「コピー/削除: 償却領域」で削除します。画面の本体は空で、ツールバーのボタンで機能を選びます。マスタデータは対象になりません。

主な設定項目
- 照会 <-> 変更:照会モードと変更モードを切り替えます
- 組織オブジェクトコピー:開始値(参照償却表または登録済みの償却表)と目標値(まだ登録していない償却表)を入れて、償却表に依存するテーブルのエントリをまとめてコピーします。変更の自動記録が有効なクライアントでは、カスタマイジング依頼を求められます
- 組織オブジェクト置換:コピーと削除を組み合わせた機能です。開始値のエントリを、すべてのテーブルで目標値に置き換えます(名称の変更)
- 組織オブジェクト削除:入れた償却表のエントリを削除します。SAP が提供する初期値を入れてはいけません
- 組織オブジェクトチェック:入れた償却表について、関連するテーブルとのチェックを行います。問題が無ければ「エラーはありません」のメッセージが表示され、関連するテーブルのエントリが足りないときは外部キー依存のエラーが表示されます。チェックログで、テーブルごとの結果を確認できます
- 移送:入れた償却表のエントリを、移送依頼に入れます
- ビジネスオブジェクト:ビジネスオブジェクトリポジトリ(T-CODE:SWO1)の組織オブジェクトの照会画面に移ります
- 他の組織オブジェクト:ほかの組織オブジェクトに切り替えて作業します。同じ一覧は T-CODE:ECOP でも開けます
償却表: 名称指定
「指定: 償却表名」を選択すると、償却表の一覧が表示されます。

主な設定項目
- ChDep(償却表):ビジネス要件に従って作成された償却領域の一覧です(例: 01DK サンプル償却表: デンマーク)。償却キーのような償却ルールを償却表ごとに定義できます。通常、同一国の会社コードには同一の償却表を使用します。
コピー/削除: 償却領域
アクティビティの選択で「コピー/削除: 償却領域」を選ぶと、作業領域として償却表を入れるダイアログ「作業領域決定: エントリ」が表示されます。償却表を入れて Enter を押すと、その償却表の償却領域の一覧に移ります。この画面は T-CODE:OADB でも開けます。

主な設定項目
- 償却表:償却領域をコピー・削除する償却表です。償却表は、ビジネス要件に従って作成された償却領域の一覧で、通常、同じ国の会社コードには同じ償却表を使います。この例では 1010 です
- 適用:入れた償却表の償却領域の一覧に移ります
償却領域の定義
「ビュー “償却領域の定義” 変更: 概要」画面には、償却表の償却領域が一覧で表示されます。行を選んで「別名コピー…」を押すと償却領域をコピーして新しい償却領域を追加でき、「削除」を押すと不要な償却領域を償却表から削除できます。画面の例は償却表 1010 です。

主な設定項目
- 償却表:作業領域として入れた償却表と、その名称です。この例では 1010(償却表 (ドイツ))です
- 償却領域の定義:償却表に含まれる償却領域の一覧です。
- Ar.:償却領域です。帳簿償却・税目的貸借対照表・連結貸借対照表・原価計算評価など、特定の目的の資産評価を表します。この例では 1・15・31・32・33 の 5 つです
- 償却領域名:償却領域の名称です。この例では 1 が帳簿償却、32 が IFRS (国内通貨)です
- Real:実償却領域です。オンにすると、この償却領域の値がデータベースに保存され(派生償却領域ではない)、転記のたびに更新されます。この例ではすべてオンです
- 目標 Group:転記先となる総勘定元帳の元帳グループです。この例では 1・15・31 が 0L、32・33 が 2L です
- 会計原則:財務諸表の作成と提出の基準となる法的規制(IFRS など)です。この例では 1・15・31 が LG、32・33 が IFRS です
- G/L:取得価額の変更と減価償却を、総勘定元帳にどう転記するかです。領域による転記なし・領域によるリアルタイム転記・領域による減価償却のみ転記・領域による APC の直接転記および償却転記から選びます。この例では 1 と 32 が領域によるリアルタイム転記、ほかは領域による転記なしです
- 別名コピー…・削除:償却領域をコピー・削除するボタンです。変更モードで表示されます。
- 別名コピー…:選んだ償却領域をコピーして、新しい償却領域を追加します
- 削除:選んだ償却領域を償却表から削除します。参照償却表をコピーすると償却領域がすべてコピーされるため、不要な償却領域はここで削除します
