博士
ここはみんなで作り上げるノウハウサイトにしていくサイトだぞい。
是非カスタマイズの事例などコメントして欲しいのじゃ!
| T-CODE | S_ALR_87100689 (FBZP) |
| 概要 | このカスタマイズは、自動支払プログラム(F110)を使用する際に、国ごとに利用可能な支払方法を定義するものです。 具体的には、特定の国における銀行振込、手形、小切手などの支払手段をシステムに登録し、その支払方法が使用されるための基本的な制約(例えば、必要な銀行情報など)を設定します。 これにより、支払取引が正しく処理され、各国特有の商習慣や法規制に準拠した形で支払いが実行できるようになります。 このカスタマイズは、主にSAP導入時や、新たな国にビジネスを展開し、現地の支払方法が必要になった際に設定されます。 |
| テーブル | T042Z:自動支払の支払方法 T042ZT:Texts of Payment Methods for Automatic Payment T042W:支払方法における使用可能通貨キー T042Q:支払方法で使用できる宛先国 T042Q_PAYM_SYS:支払方法の許容支払システム T042ZA:支払方法の追加設定 |
カスタマイズ設定
国/地域別の支払方法
T-CODE:S_ALR_87100689 (FBZP) を実行すると、国/地域ごとの支払方法の一覧が表示されます。

主な設定項目
- C/R:支払方法を定義する国/地域コードです(例: AE)。国/地域キーには、郵便番号や銀行口座番号の長さなど、入力チェックに使う情報が格納されています。通常は ISO 3166 に準拠した 2 文字の ISO コードを使用します。
- 支払方法:小切手、銀行振込、手形など、支払の実行方法を決めるキーです(例: C)。得意先・仕入先のマスタレコードや未決済明細に入力して支払の実行方法を指定します。まず国依存の支払方法を定義し、次に会社コードごとに支払方法を使用可能とする条件を定義します。
国/地域別の支払方法の詳細
一覧で行を選択して「詳細」を押すと、詳細画面が表示されます。国/地域と支払方法ごとに、名称、支払方法(銀行支払/入金)、支払方法分類、必須マスタレコード指定、転記詳細、支払媒体を設定します。左のダイアログ構造から、使用可能通貨・許可されている送信先国・受取人への通知 (発生源別) などの設定に移れます。

主な設定項目
- 国/地域・支払方法:「国/地域」は支払方法を定義する国/地域のキーで、郵便番号や銀行口座番号の長さなど、入力のチェックに使う情報が格納されています(画面の例では AE)。「支払方法」は支払の実行方法(小切手、銀行振込、手形など)を決めるキーです(画面の例では C)。支払方法を得意先と仕入先のマスタレコードに入力して支払の実行方法を指定し、未決済明細を特定の支払方法で支払う場合はその明細に入力します。支払は、支払方法に定義した条件を満たしている必要があります。
- テキスト:上の欄には、支払方法で表される支払処理の国依存/地域依存の名称を入力します(画面の例では「Pre-Numbered Cheques」)。下の欄には、ログオン言語での支払方法のテキストを入力します。
- 支払方法:「銀行支払」を選択すると、この支払方法は銀行支払(小切手や銀行振込など)以外に使用できなくなります。「入金」を選択すると、この支払方法を入金(手形やデビットメモなど)に使用できます。
- 支払方法分類:支払方法の種類と、下のチェックボックスを指定します。
- 銀行振込:支払方法が銀行振込になります
- Check:その支払方法で小切手が作成されます
- 手形:受取手形(入金)または支払手形(支払)をこの支払方法により得意先/仕入先勘定に転記するためのフラグです。画面の例ではオンです
- 小切手/手形:小切手/手形併用処理(ドイツで使用)です
- サプライヤ Fin.:サプライヤファイナンスの支払方法です
- 郵便預金勘定による方法:支払方法が郵便貯金勘定による方法であることを表すフラグです。設定すると、支払の処理には、郵便貯金勘定を扱う郵便貯金の支店だけが選ばれます
- 人件費支払方法:人件費の支払にも使用可能にします。画面の例ではオンです
- 満期日前手形作成:支払期限の到来を待たずに手形を即時作成します
- 必須マスタレコード指定:得意先/仕入先のマスタレコードにどの情報が登録されている場合に、この支払方法を使用できるかを指定します。
- 地名、私書箱または私書箱郵便番号:マスタレコードの所在地に加えて、地名・私書箱・私書箱郵便番号のいずれかが指定されている場合だけ使用可能にします
- 銀行詳細:設定すると、マスタレコードに銀行詳細が更新されている場合のみ支払方法を使用でき、得意先/仕入先銀行詳細を支払データセットに入力できます
- 口座番号必須、IBAN 必須など:「銀行詳細」の下の項目です。「銀行詳細」が有効な場合にのみ設定できます
- 回収権限:集金権限が与えられているビジネスパートナーの銀行データだけを選択可能にします
- SEPA 委任必須:有効な SEPA 委任があるビジネスパートナー銀行詳細だけを選択可能にします
- 転記詳細:「支払伝票タイプ」は、支払プログラムが支払伝票の転記に使う伝票タイプです(画面の例では ZP)。会社コード間支払の場合、この伝票タイプは銀行への転記を含む伝票に適用されます。「消込伝票タイプ」は、会社コード間支払で登録された伝票の消込に、支払プログラムが使う伝票タイプです(画面の例では ZV)。「手形/手形請求用特殊仕訳コード」「SF の特殊仕訳コード」は、手形・手形支払依頼やサプライヤファイナンスの記帳に使う特殊仕訳コードです。「支払依頼生成のみ」を設定すると、支払伝票は転記されず、支払依頼の生成および保存のみが行われます。
- 支払媒体:支払媒体の作成方法を選びます。
- 支払媒体ワークベンチ使用:選んだときは、「書式」に支払媒体書式を、「書式補足」に支払処理を区別するキー(デビットメモの場合に取立と口座引落の手続を区別するなど)を指定します
- 以前の支払媒体プログラム使用 (RFFO*):従来の支払媒体プログラム RFFO* を使用します
- 支払媒体プログラム:それぞれの支払書式を印刷する支払媒体プログラム名です(画面の例では RFFOUS_C)
- 印刷データセット名:印刷データセットを印刷用に保存する名前です(画面の例では LIST2S)
- コードラインキー:右側の項目で、支払媒体の明細に印刷されるか DME に転送されるキーです。いずれの支払処理を使用するかを指定します(画面の例では 11)
- 手形用印刷データセット:小切手/手形手順からの手形の印刷ファイルを含むスプール概要でデータセットを検索する名称です
支払方法の選択(使用可能通貨・送信先国・受取人への通知)
ダイアログ構造で「支払方法/国」の下にある「使用可能通貨」「許可されている送信先国」「受取人への通知 (発生源別)」は、国/地域と支払方法の組合せごとの設定です。「支払方法/国」の一覧で行を選んでから、ノードをダブルクリックして開きます。ここからは、3 つの設定がそろって登録されている国/地域 DE(ドイツ)の支払方法 E(Direct Debit)を例にします。

主な設定項目
- 行の選択:設定を見る国/地域と支払方法の行を選びます。この例では DE(ドイツ)・E(Direct Debit)です
- 使用可能通貨・許可されている送信先国・受取人への通知 (発生源別):ダイアログ構造で「支払方法/国」の下にあるノードです。ダブルクリックすると、選んだ国/地域と支払方法の、それぞれの設定の一覧に移ります
使用可能通貨
「使用可能通貨」では、国/地域と支払方法の組合せで使える通貨を指定します。通貨を 1 つも入れないときは、すべての通貨が使えます。支払方法で国内通貨の支払だけを許可しているときは、ここで指定した通貨は無視されます。画面の例は、DE・E の設定です。

主な設定項目
- 国/地域・支払方法:「支払方法/国」で選んだ国/地域と支払方法です。この例では DE と E です
- 通貨:この支払方法で使える通貨のコードです。この例では EUR だけが登録されているので、DE の支払方法 E はユーロでだけ使えます
許可されている送信先国
「許可されている送信先国」では、国/地域と支払方法の組合せで支払える宛先国を指定します。開き方は、「支払方法/国」の一覧で同じ行を選んだまま、ダイアログ構造の「許可されている送信先国」をダブルクリックします。画面の例は、DE・E の設定です。

主な設定項目
- 国/地域・支払方法:「支払方法/国」で選んだ国/地域と支払方法です。この例では DE と E です
- 国/地域コード:この支払方法で使える宛先の国/地域のキーです。この例では AT・BE・BG・CH・CY・CZ・DE・DK など 32 の国/地域が登録されています
受取人への通知 (発生源別)
「受取人への通知 (発生源別)」では、国/地域と支払方法の組合せに、支払請求の発生源ごとに使う受取人への通知タイプを割り当てます。受取人への通知は、データ媒体の書式によって入るスペースが違い、内容もいくつかの要素で変わります。そのため、通知の内容と構造を受取人への通知タイプで分けておき、支払方法と発生源ごとに割り当てます。通知の内容は T-CODE:OBPM2 で、通知に割り当てるスペースは支払媒体書式で決めます。画面の例は、DE・E の設定です。

主な設定項目
- 国/地域・支払方法:「支払方法/国」で選んだ国/地域と支払方法です。この例では DE と E です
- 発生源:支払請求の発生源を一意で識別するキーです。この例では、空・FI-AP・FI-AR の 3 行です
- 受取人への通知:発生源ごとに使う受取人への通知タイプです。この例では、発生源が空の行に SAP SEPA、FI-AP と FI-AR の行に SAMPLE 02 が割り当てられています
