博士
ここはみんなで作り上げるノウハウサイトにしていくサイトだぞい。
是非カスタマイズの事例などコメントして欲しいのじゃ!
| T-CODE | S_AL0_19000081 |
| 概要 | このカスタマイズは、外貨建ての未決済明細や残高を評価する際の具体的な方法を定義するためのものです。 評価方法を細かく設定することで、企業会計基準や税法などの要求事項に合致した形で、適切な評価差額を算出できます。 具体的には、評価に用いる為替レートタイプや、評価損益が発生した場合の処理を決定します。 このカスタマイズは、主にSAP導入時、または新しい外貨取引が増えたり、既存の評価基準に変更が必要になった際などに設定されます。 |
| テーブル | T044A:外貨評価方法 T044B:評価方法名 T044AB:Valuation Attributes for OI Valuation By Remaining Term T044ABT:Description for Valuation Attributes By Remaining Term |
カスタマイズ設定
評価方法
T-CODE:S_AL0_19000081 を実行すると、評価方法とそのテキストの一覧が表示されます。

主な設定項目
- 評価方法:評価方法を一意に表す名称です。例: BIGR
評価方法の詳細
一覧で行を選択して「詳細」を押すと、詳細画面が表示されます。評価方法ごとに、評価手順(低価法・強制低価法・常に評価・再評価のみなど)、伝票タイプ、換算レート決定の換算レートタイプを設定します。

主な設定項目
- 評価方法:評価方法を一意に表す名称(キー)です。画面の例では「BIGR」が入っています。
- テキスト:評価方法の名称です。画面の例では「評価方法ギリシャ」が入っています。
- 伝票タイプ:この評価方法で使う伝票タイプを指定します。伝票タイプは会計伝票を分類するキーで、伝票ヘッダに記録されます。伝票入力の制御や伝票に保存される属性、伝票に割り当てられる番号範囲は伝票タイプをもとに決まります。画面の例では「SA」が入っています。
- 借方残高の換算レートタイプ:決定された残高がプラスの場合に、明細の評価に使う換算レートタイプを指定します。画面の例では「M」が入っています。
- 貸方残高の換算レートタイプ:決定された残高がマイナスの場合に、明細の評価に使う換算レートタイプを指定します。画面の例では「M」が入っています。
- 最小差異:外貨評価で表示する差額の最小値を指定します。まるめ差異はヘッジ換算レートや固定換算レートでも発生しますが、絶対額を指定すると、その金額までの通貨差額を非表示にできます。指定は常に最小通貨単位で、たとえば 2 は EUR では 2 セントを表します。
評価方法の選択
評価方法ごとの時間依存属性は、評価方法の一覧で評価方法の行を選んでから、ダイアログ構造の「時間依存属性」をダブルクリックして開きます。画面の例では、BILM の行を選んでいます。

主な設定項目
- 行の選択:時間依存属性を設定する評価方法の行を選びます。この例では BILM(BilMoG 評価方法ドイツ)です
- 時間依存属性:ダイアログ構造で「評価方法」の下にあるノードです。ダブルクリックすると、選んだ評価方法の時間依存属性の一覧に移ります
時間依存属性
「時間依存属性」は、ダイアログ構造で「評価方法」の下にあるノードです。未決済明細の外貨評価で、残存期間(評価基準日と明細の正味支払期日の間の期間)に応じて、明細ごとに別の評価手順を使うための設定です。開始残存年数ごとに行を登録し、それぞれに評価手順を指定します。画面の例は、評価方法 BILM の設定で、残存期間が 0〜1 年の明細は常に評価、1 年を超える明細は強制低価法で評価します。

主な設定項目
- 評価方法:一覧で選んだ評価方法と、そのテキストです。この例では BILM(BilMoG 評価方法ドイツ)です
- 会計年度開始:時間依存属性が有効になる会計年度の開始の下限の日付です。この日付以降に始まる会計年度に有効です。会計年度バリアントが異なる複数の会社コード(暦年の会社コードと 4 月始まりの会社コードなど)で同じ評価方法を使い、評価方法の適用が会計年度の開始に依存するときに必要です。この例では 2010/01/01 です
- 開始残存年数・時間単位:時間依存属性を使い始める、未消込明細の最小の残存年数と、その単位です。入力した値は、時間単位により日数・月数・年数として解釈されます。この例では 0 年と 1 年の 2 行です
- テキスト:行の名称です。この例では「0-1 年 常に評価」「1 年超の強制低価法」です
- 評価手順:その残存期間の明細に使う評価手順です。選べる値は、詳細画面の評価手順と同じです。この例では、0 年の行が常に評価、1 年の行が強制低価法です
時間依存属性の選択
換算レートタイプを含む行の内容は、時間依存属性の一覧で行を選んで「詳細」を押すと表示されます。画面の例では、開始残存年数 0 の行を選んでいます。

主な設定項目
- 行の選択:内容を見る行を選びます。この例では開始残存年数 0(0-1 年 常に評価)の行です
- 詳細:選んだ行の詳細画面に移ります
時間依存属性の詳細
詳細画面では、行ごとに有効期間・テキスト・評価手順・換算レートタイプを設定します。画面の例は、評価方法 BILM の開始残存年数 0 の行です。

主な設定項目
- FY 有効開始(会計年度開始):時間依存属性が有効になる会計年度の開始の下限の日付です。一覧の会計年度開始と同じ項目です。この例では 2010/01/01 です
- 開始残存年数・時間単位:一覧と同じ項目です。この例では 0 年です
- テキスト:行の名称です。この例では「0-1 年 常に評価」です
- 評価手順:明細の評価のしかたを、次の 4 つから 1 つ選びます。この例では常に評価です
- 低価法:国内通貨額と評価額の評価差額がマイナス(為替換算差損)のときだけ評価します。評価は明細の合計ごとに計算されます
- 強制低価法:新しい評価で、前回の評価より大きな評価減になるとき(貸方明細では、前回の評価より大きな再評価になるとき)だけ評価します。評価は明細の合計ごとに計算されます
- 常に評価:再評価も考慮して評価します
- 再評価のみ:評価額の切り下げをしない方法です。評価差額が収益になるときは評価し、費用になるときは評価しません
- 借方残高換算タイプ・貸方残高換算タイプ:明細の評価に使う換算レートタイプです。決定された残高がプラスのときは借方残高換算タイプ、マイナスのときは貸方残高換算タイプが使われます。この例では、どちらも M です
