博士
ここはみんなで作り上げるノウハウサイトにしていくサイトだぞい。
是非カスタマイズの事例などコメントして欲しいのじゃ!
| T-CODE | OKKP S_ALR_87005103 |
| 概要 | 管理会計の組織単位である管理領域を登録する設定です。 管理領域は管理会計の最上位の組織単位で、1 つ以上の会社コードを割り当てます。 管理領域ごとに、会社コードとの割当の方法(管理領域と会社コードが同一、または会社コード間原価計算)、通貨タイプと通貨、勘定コード表、会計年度バリアントなどの基本データを設定します。 あわせて、会計年度ごとのコンポーネントの有効化(原価センタ会計・指図管理・収益性分析など)と、管理領域に割り当てる会社コードも、この画面で設定します。 企業構造の IMG の「更新: 管理領域」(T-CODE:OX06)も同じ管理領域の保守画面を開きますが、T-CODE:OX06 で表示されるのは基本データだけです。 |
| テーブル | TKA01:管理領域 TKA00:管理領域制御パラメータ TKA02:管理領域割当 |
カスタマイズ設定
アクティビティの選択
IMG から T-CODE:S_ALR_87005103 を実行すると、「アクティビティ選択」ダイアログが表示されます。実行するアクティビティの行を選んで「選択」を押します。

- アクティビティ名:この設定で実行できる 3 つのアクティビティです。「コピー、削除、チェック: 管理領域」は組織オブジェクトの画面(T-CODE:EC16)、「更新: 管理領域」は管理領域の保守画面(T-CODE:OKKP)、「削除: SAP 提供データ」は T-CODE:OKKP2 の画面を開きます
- 選択:選んだアクティビティを実行します
管理領域の一覧
「更新: 管理領域」(T-CODE:OKKP)を実行すると、管理領域の一覧(管理領域概要)が変更モードで表示されます。画面右上の「照会」と「編集」で、照会モードと変更モードを切り替えます。変更モードでは、ツールバーに「新規エントリ」「削除」「変更取消」も表示されます。画面左のダイアログ構造には「基本データ」「コンポーネント/管理有効化フラグ」「会社コードの割当」の 3 つのノードがあります。

主な設定項目
- ダイアログ構造:「基本データ」が管理領域の一覧と基本データ、「コンポーネント/管理有効化フラグ」が会計年度ごとのコンポーネントの有効化、「会社コードの割当」が管理領域に割り当てる会社コードの画面です。下の 2 つは、一覧で管理領域を選んでからダブルクリックで開きます
- 管理領域・名称:管理領域のキー(4 文字)と名称です
- 位置:管理領域を入力して、一覧をその管理領域の行から表示します
この例のシステムには 159 件の管理領域があります。「位置」を押すと「他のエントリ」ダイアログが表示されます。管理領域を入力して「続行」を押すと、一覧の先頭がその管理領域になります。

- 管理領域:一覧の先頭に表示する管理領域です(この例では A000)
- 続行:入力した管理領域の行に移ります
管理領域の行の左端を選んで「詳細」を押すと、その管理領域の基本データの詳細画面に移ります。行を選んだ状態でダイアログ構造のノードをダブルクリックすると、その管理領域のコンポーネント/管理有効化フラグや会社コードの割当の画面に移ります。選んだ状態は「位置」で表示を移しても残るため、別の管理領域を開くときは「全選択解除」で選択を外してから選び直します。

- 行:設定を見る管理領域です(この例では A000 Controlling Area A000)
- 詳細:選んだ管理領域の基本データの詳細画面に移ります
- コンポーネント/管理有効化フラグ・会社コードの割当:ダブルクリックすると、選んだ管理領域のそれぞれの画面に移ります
基本データ
基本データの詳細画面では、「割当管理」「通貨設定」「対象通貨」「その他設定」「原価センタ権限階層の設定」「利益センタ権限階層の設定」の枠ごとに設定します。下の画像は A000 です。

主な設定項目
- 管理領域:管理領域を一意に識別するキーです。管理領域は管理会計の最上位の組織単位です。管理領域と会社コードの関係が 1:1 でも 1:n でも、管理領域と会社コードで会計期間の数が同じでなければなりません(特別会計期間は異なってもかまいません)
- 名称:管理領域の名称です
- 責任者:管理領域の登録に責任を持つユーザです。管理会計(CO)の転記で伝票番号範囲の残りが 5% より少なくなると、番号範囲を調整できるようにこのユーザに通知されます
- 会社コード->管理領域:管理領域への会社コードの割当の方法です。「管理領域と会社コードが同一」は 1 つの会社コードと 1:1 で対応させる方法、「会社コード間原価計算」は複数の会社コードを 1 つの管理領域に割り当てる方法です
- 通貨タイプ・通貨:管理領域通貨の通貨タイプ(10 会社コード通貨、20 管理領域通貨、30 グループ通貨など)と通貨です。右に通貨タイプと通貨の名称が表示されます
- 通貨評価プロファイル・有効:通貨評価プロファイルは、保存する評価ビューとその通貨を指定するものです。複数の評価ビューを使う場合だけ割り当てます。右の「有効」は、管理領域で会社コードや利益センタの内部振替価格を許可するかを表すフラグで、内部振替価格の有効化の機能で設定されます。この画面では表示されるだけです
- 異なる会社コード通貨:管理領域に、通貨の異なる会社コードを使用できることを表すフラグです
この例の A000 は、会社コード->管理領域が「会社コード間原価計算」、通貨タイプが 30(グループ通貨)、通貨が USD(アメリカドル)で、異なる会社コード通貨がオンです。

主な設定項目
- 対象通貨:「対象通貨の代替使用」は、空(代替使用なし)、0001(プロジェクト通貨)、0101(プロジェクト通貨およびサービス契約通貨)から選びます。「元通貨タイプ」は通貨換算の元になる通貨タイプ(取引通貨 00、会社コード通貨 10 など)、「換算レートタイプ」は換算に使う換算レートタイプです。「換算日付タイプ」は、換算レートテーブルで金額の換算に使う日付を決めるもので、1(伝票日付)、2(転記日付)、3(外貨換算日付)から選びます。「均等通貨優先」は、対象通貨の金額を何から求めるかを決めるフラグです。オンにすると、明細に対象通貨と同じ通貨の金額(取引通貨や会社コード通貨など)があれば、換算せずにその金額を使います。同じ通貨の金額が無いときは、元通貨タイプの金額から換算します
- 勘定コード表:管理領域で使う勘定コード表です。右に名称が表示されます
- 会計年度バリアント:会計年度の定義(転記期間と特別会計期間の数、転記期間の決め方)です。会社コードと管理領域で、転記期間の数が同じで、各転記期間の区切りも一致していなければなりません
- 先行財務諸表バージョン:管理会計で使う財務諸表バージョンです。予算利用可能管理と予算レポートに関連する G/L 勘定の指定と、CO レポートの初期値に使われます
- 入力ヘルプのエントリ非表示:オンにすると、すべての入力ヘルプでこの管理領域が表示されなくなります
- 原価センタ権限階層の設定:原価センタと指図の権限チェック(権限オブジェクト K_CCA・K_ORDER)に使う階層です。「標準階層不使用」をオンにすると標準階層を権限階層として使いません。「代替階層 1」「代替階層 2」をオンにすると、会計年度ごとに指定した代替階層を、標準階層と同じように権限チェックに使います。チェックは標準階層、代替階層 1、代替階層 2 の順に行われ、使う階層が多いほど実行時間が長くなります
- 利益センタ権限階層の設定:利益センタの権限チェック(権限オブジェクト K_PCA)に使う階層です。項目の意味は⑥と同じです
この例の A000 は、対象通貨の代替使用が 0101、元通貨タイプが 00、換算レートタイプが M、換算日付タイプが 3、均等通貨優先がオン、勘定コード表が YCOA(標準勘定コード表)、会計年度バリアントが K4(カレンダ年、4 つの特別会計期間)、先行財務諸表バージョンが YPS2 です。代替階層の指定(グループ名)は、「コンポーネント/管理有効化フラグ」で会計年度ごとに入力します。
詳細画面に表示される項目は、管理領域によって違います。A000 には「対象通貨」の枠がありますが、5002 や 0001 には無く、代わりに「原価センタ標準階層」と「照合元帳」の枠が表示されます。下の画像は 5002 です。

- 会社コード->管理領域:管理領域への会社コードの割当の方法です。この例では「管理領域と会社コードが同一」で、1 つの会社コードと 1:1 で対応させています
- 通貨タイプ・通貨:管理領域通貨の通貨タイプと通貨です。この例では 10(会社コード通貨)、JPY(日本円)です
- 異なる会社コード通貨:管理領域に、通貨の異なる会社コードを使用できることを表すフラグです。この例ではオフです
- 勘定コード表・会計年度バリアント:勘定コード表は管理領域で使う勘定コード表、会計年度バリアントは会計年度の定義(転記期間と特別会計期間の数、転記期間の決め方)です。この例では YCOA(標準勘定コード表)、AZ(4 – 3月, 4 特別期間)です
- 原価センタ標準階層:管理領域のすべての原価センタが集まる原価センタグループ(標準階層)です。右のボタンで階層を照会できます
- 照合元帳有効:照合元帳を有効にするフラグです。オンにすると、CO 対象へのすべての転記が、同時に照合元帳にも転記されます。有効化は「有効化/非有効化: 照合元帳」(T-CODE:KALA)、無効化は T-CODE:KALB で行います
原価センタ標準階層の右のボタンを押すと、「標準階層 (原価センタグループ) 照会: 構造」画面に、標準階層の構造が表示されます。

- 標準階層:管理領域のすべての原価センタが集まる原価センタグループです。この例では MCCP01 です
- 原価センタ:標準階層に入っている原価センタです(この例では 50000001 Sales)
コンポーネント/管理有効化フラグ
一覧で管理領域を選び、ダイアログ構造の「コンポーネント/管理有効化フラグ」をダブルクリックすると、その管理領域の「既存の会計年度間隔」の一覧が表示されます。行の会計年度から、その行の設定が有効になります。会計年度ごとに行を追加して、年度によって有効にするコンポーネントを変えられます。この例の A000 には、1900・2016・2017・2018・2024・2025 の 6 行があります。

- 管理領域:選んだ管理領域です
- コンポーネント/管理有効化フラグ:ダイアログ構造のノードです
- 会計年度:設定が有効になる会計年度です
- 全通貨・差異・会社コードチェック:詳細画面の「他フラグ」の 3 つのフラグです
- 行:詳細を見る会計年度です(この例では 2025)
- 詳細:選んだ会計年度の詳細画面に移ります
詳細画面では、「コンポーネント有効化」「他フラグ」「原価センタの代替権限階層」「利益センタの代替権限階層」の枠ごとに設定します。下の画像は A000 の 2025 です。

主な設定項目
- 会計年度:この設定が有効になる会計年度です。右に有効終了会計年度が表示されます
- 原価センタ・AA: 活動タイプ:原価センタ会計の有効化と、活動タイプへの直接割当の設定です。
- 原価センタ:原価センタ会計の有効化です。「コンポーネント無効」「コンポーネント有効」「確認のためにコンポーネント有効」「存在確認のためにコンポーネント有効」から選びます。「コンポーネント有効」では原価センタ会計が制限なく有効になり、転記で CO ファイルが更新されます。「確認のためにコンポーネント有効」では、原価センタはマスタでチェックされて勘定割当に使えますが、CO ファイルは更新されません(原価センタ会計をあとから導入する場合)。「存在確認のためにコンポーネント有効」も同じ動きで、原価センタが概略登録の機能で登録されている場合に使います
- AA: 活動タイプ:オンにすると、実績一次原価を原価センタの活動タイプに直接割り当てられます。原価センタ会計が有効でないと設定できません
- 指図管理・未確定債務管理・活動基準原価計算:3 つのコンポーネントをそれぞれ有効にするかの設定です。
- 指図管理:原価センタと同じ 4 つの値から選びます。「コンポーネント無効」では指図はチェックされず、管理会計の転記の勘定割当に使えません
- 未確定債務管理:未確定債務を更新するかを決めます。「コンポーネント無効」か「コンポーネント有効」を選びます
- 活動基準原価計算:「コンポーネント無効」「パラレル ABC のコンポーネント有効」「パラレル ABC および統合 ABC のコンポーネント有効」から選びます。パラレル ABC では配分が活動基準原価計算のデルタバージョンに統計転記され、統合 ABC では業務プロセスが勘定割当対象として使われ、実際に借方・貸方に転記されます
- 収益性分析:「原価ベース」をオンにすると原価ベースの収益性分析、「利益分析」をオンにすると勘定ベースの収益性分析が有効になります
- プロジェクト・受注・未確定債務管理あり・原価対象・不動産管理:「プロジェクト」をオンにすると、WBS 要素とネットワークへの追加勘定割当の転記で CO ファイルが更新されます。「受注」をオンにすると、受注明細を管理会計の対象として使い、実際原価や収益を受注明細に転記したり、製造指図などの原価を受注明細に決済したりできます。右の「未確定債務管理あり」は、受注の未確定債務を更新するかのフラグです。「原価対象」は原価対象 ID への勘定割当、「不動産管理」は不動産管理対象への勘定割当ができるかを決めます
この例の A000 の 2025 は、原価センタ・指図管理・未確定債務管理が「コンポーネント有効」、活動基準原価計算が「コンポーネント無効」で、収益性分析は「利益分析」だけがオン、プロジェクトがオンです。管理領域 JP01 の 1997 では、収益性分析の「原価ベース」がオンになっています。

主な設定項目
- 全通貨・差異・会社コードチェック:「全通貨」をオンにすると、取引通貨が管理会計のすべての処理で考慮されます(オフでは管理領域通貨だけが考慮されます)。SAP S/4HANA で新しく登録した管理領域では常にオンです。「差異」は差異計算を有効にするフラグ、「会社コードチェック」をオンにすると、財務会計からの転記で、原価センタや指図などの勘定割当対象には、その対象のマスタがある会社コードからだけ転記できます(オフでは、管理領域に割り当てたどの会社コードからでも転記できます)
- 原価センタの代替権限階層:原価センタの権限チェックに使う代替階層 1・代替階層 2 のグループ名です。基本データの「原価センタ権限階層の設定」で、代替階層を使うかを指定します
- 利益センタの代替権限階層:利益センタの権限チェックに使う代替階層のグループ名です。基本データの「利益センタ権限階層の設定」で、代替階層を使うかを指定します
この例の A000 の 2025 は、全通貨・差異・会社コードチェックがすべてオンで、代替階層は入力されていません。管理領域 0001 の 1992 では、原価センタの代替階層 1 に 0001、利益センタの代替階層 1 に P0001 が入力されています。
会社コードの割当
一覧で管理領域を選び、ダイアログ構造の「会社コードの割当」をダブルクリックすると、その管理領域に割り当てられた会社コードの一覧が表示されます。会社コード->管理領域が「会社コード間原価計算」の管理領域では、ここで複数の会社コードを割り当てます。

- 会社コードの割当:ダイアログ構造のノードです
- 会社コード:管理領域に割り当てる会社コードです
- 会社名:会社コードの名称です
- 位置:基本データの一覧と同じく、指定したエントリの行から一覧を表示します
マスタデータを登録したあとは、割り当て済みの会社コードを削除できません(会社コードを追加で割り当てることはできます)。会社コード->管理領域が「管理領域と会社コードが同一」の 5002 には、会社コード 5002 だけが割り当てられています。
コピー、削除、チェック: 管理領域
「アクティビティ選択」で「コピー、削除、チェック: 管理領域」を選ぶと、「組織オブジェクト 管理領域」画面(T-CODE:EC16)が開きます。管理領域を組織オブジェクトとして、コピー・置換・削除・チェックする画面です。

- 〜④組織オブジェクトコピー・組織オブジェクト置換・組織オブジェクト削除・組織オブジェクトチェック:管理領域を組織オブジェクトとして、コピー・置換・削除・チェックします。コピーと置換は構造モードで行います
コピーと置換は構造モードで行います。構造モードでないときに「組織オブジェクトコピー」を押すと、「オブジェクト 管理領域 は構造モードでしかコピーまたは置換できません」というメッセージが表示されます。
削除: SAP 提供データ
「アクティビティ選択」で「削除: SAP 提供データ」を選ぶと、T-CODE:OKKP2 の画面(タイトルは「納入期日削除」)が開きます。一覧「引渡し管理領域」には、SAP が提供した管理領域だけが表示されます。管理領域を選んで「削除」を押し、確認で「はい」を選ぶと、選んだ管理領域と、その管理領域に依存するデータ(マスタデータ、トランザクションデータ、番号範囲などの設定)が削除されます。会社コードやプラントなど、管理領域に関連する組織単位は削除されません。独自の管理領域と会社コードを、管理領域 0001・会社コード 0001 のコピーとして登録したあとで、使わなくなった SAP 提供の管理領域を削除するときに使います。

主な設定項目
- 管理・名称:SAP が提供した管理領域のキーと名称です。この例では 38 件あり、先頭は 0001(Kostenrechnungskreis 0001)です
- 削除:一覧で選んだ管理領域を削除します。削除はバックグラウンドのジョブ COAREAS_DELETE で行われ、ジョブ概要に移ります。SAP 提供データを削除すると国別インストールが実行できなくなり、管理領域を手で登録するか、クライアント 000 から再インポートすることになります。削除したいクライアントごとに実行し、クライアント 000 では実行できません
- 全選択・ブロック選択・全選択解除:一覧の行をまとめて選ぶ、または選択を外すボタンです
代表的な管理領域の比較
割当の方法と通貨の違う 3 つの管理領域で、基本データとコンポーネント/管理有効化フラグを比べます(この例のシステムの値です。コンポーネント/管理有効化フラグは最新の会計年度の値です)。
A000 Controlling Area A000
会社コード->管理領域:会社コード間原価計算
通貨タイプ・通貨:30 グループ通貨、USD、異なる会社コード通貨:オン
勘定コード表:YCOA、会計年度バリアント:K4
対象通貨:対象通貨の代替使用 0101、換算レートタイプ M、換算日付タイプ 3、元通貨タイプ 00
先行財務諸表バージョン:YPS2
コンポーネント(2025):原価センタ・指図管理・未確定債務管理が有効、活動基準原価計算が無効、収益性分析は利益分析、プロジェクト・全通貨・差異・会社コードチェックがオン
複数の会社コードを割り当て、通貨の異なる会社コードも使える管理領域です。管理領域通貨には、グループ通貨(30)の USD が設定されています。
0001 Controlling Area 0001
会社コード->管理領域:会社コード間原価計算
通貨タイプ・通貨:10 会社コード通貨、EUR、異なる会社コード通貨:オフ
勘定コード表:INT(モデル勘定コード表)、会計年度バリアント:K4
原価センタ標準階層:0001、照合元帳有効:オフ
コンポーネント(1992):原価センタ・指図管理・未確定債務管理が有効、AA: 活動タイプがオン、活動基準原価計算がパラレル ABC および統合 ABC、プロジェクト・受注・未確定債務管理あり・原価対象・不動産管理・全通貨・差異・会社コードチェックがオン
標準で提供される管理領域です。管理領域通貨が会社コード通貨(EUR)で、異なる会社コード通貨はオフです。
5002 OnlineShoppingCompany
会社コード->管理領域:管理領域と会社コードが同一
通貨タイプ・通貨:10 会社コード通貨、JPY、異なる会社コード通貨:オフ
勘定コード表:YCOA、会計年度バリアント:AZ(4 – 3月, 4 特別期間)
原価センタ標準階層:MCCP01、照合元帳有効:オフ
コンポーネント(2024):原価センタだけが有効、原価対象・全通貨がオン
会社コード 5002 だけを割り当てた 1:1 の管理領域です。通貨・勘定コード表・会計年度バリアントは、会社コード 5002 と同じ JPY・YCOA・AZ です。コンポーネントは原価センタ会計だけを有効にしています。

- 会計年度:この設定が有効になる会計年度です。この例では 2024 から有効です
- 原価センタ:原価センタ会計の有効化です。「コンポーネント有効」では原価センタ会計が制限なく有効になり、転記で CO ファイルが更新されます。この例ではコンポーネント有効です
- 指図管理・未確定債務管理・活動基準原価計算:「指図管理」は指図を管理会計の転記の勘定割当に使えるか、「未確定債務管理」は未確定債務を更新するか、「活動基準原価計算」は活動基準原価計算を使うかを決めます。この例ではすべてコンポーネント無効です
- 原価対象:原価対象 ID への勘定割当ができるかを決めます。この例ではオンです
設定のポイント
管理領域と会社コードの関係は、1:1(管理領域と会社コードが同一)か 1:n(会社コード間原価計算)のどちらかです。1:1 では原価計算を会社コード単位で行い、内部会計と外部会計の見方が同じになります。1:n では、複数の会社コードの管理会計のデータが共通の管理領域にまとまり、配分や評価に使えます。複数の子会社を集中して管理する場合など、内部会計と外部会計の目的が違うときに使います。
会社コード間原価計算で通貨の異なる会社コードを含むときは、管理領域通貨の通貨タイプにグループ通貨(30)のほか、管理領域通貨(20)なども選べます。すべての会社コードで同じ勘定コード表を使います。原価センタや利益センタの番号は、あとからほかの会社コードを追加する可能性を考えて付けます。内部の配分は、同じ管理領域の対象どうしだけで行えます。
新しい管理領域は、標準の管理領域 0001 をコピーして調整する方法が推奨されています。0001 には番号範囲などの設定が済んでいます。コピーは「コピー、削除、チェック: 管理領域」(T-CODE:EC16)で行います。
基本データで使う勘定コード表・会計年度バリアント・通貨は、先に定義しておきます。会計年度バリアントは「更新: 会計年度バリアント」(T-CODE:OB29)で定義します。
企業構造の IMG にも、同じ管理領域のデータを保守する設定があります。「更新: 管理領域」(T-CODE:OX06)は基本データだけを表示し、「管理領域に対する会社コードの割当」(T-CODE:OX19)で会社コードの割当を行います。T-CODE:OX06・OX19・OKKP は同じ管理領域のデータを保守します。
コンポーネント/管理有効化フラグは会計年度ごとに設定します。新しい会計年度から有効にするコンポーネントを変えるときは、その会計年度の行を追加します。「確認のためにコンポーネント有効」では、原価センタや指図はマスタでチェックされて勘定割当に使えますが、CO ファイルは更新されません。原価センタ会計や指図管理をあとから導入するときは、関連する取引をあとから CO ファイルに転記できます。
管理領域を登録したあとは、管理領域ごとの設定を続けて行います。たとえば、CO 伝票の番号範囲(「割当: 実績業務トランザクション -> 番号範囲」、T-CODE:KANK)、管理会計のバージョン(「定義: バージョン」、T-CODE:OKEQ)、初期勘定割当(「管理: 初期勘定割当」、T-CODE:OKB9)、分析対象の割当(「割当: 管理領域 -> 分析対象」、T-CODE:KEKK)です。
