この記事を読むメリット
- 作業手順マスタと他のマスタの紐づき関係を知ることができます。
- 作業手順マスタのトランザクションコードを把握することができます。
PPモジュールの3大マスタ(BOM/作業手順/作業区)のうちの一つである作業手順マスタは、製品の生産プロセスの一連の順序や作業場所などをコントロールするためのPPマスタです。
今回は作業手順マスタの基本的な設定方法をSAP画面を用いながら、解説していきます。
了解じゃ!今回は作業手順について徹底解説していくぞい!
この記事のポイント
作業手順とは?
作業手順は、製品の生産プロセスにおける一連のステップまたは操作を指します。各ステップは原材料の準備から最終製品の完成まで、製品を製造するために必要なすべての一連の流れを表しています。製品を作るのにどれぐらい作業が必要か、各工程でどのような材料が消費されるか。また、各工程が消費するにあたっての活動タイプと、労務時間や機械の加工時間なども定義します。
作業手順は主に以下の機能を持っています。
①製造プロセスを定義する: 作業時間、必要な人員と設備、具体的な操作手順など、各製造ステップを詳細に設定できます。
②生産が計画通り従っていることを確認でき、エラーや遅延を避けられます。
③各作業ステップの時間とリソースの稼働時間を追跡することで、生産するためのコストを正しく計算できます。
④標準化されている操作手順に従い、製品の品質の一貫性を保証します。
作業手順の構成例
上記の画像通り、一つの作業手順は数多くの工程から構成されています。
作業区、コントロールキー、活動タイプ、標準値は工程ごとに定義する必要があります。
また、BOMの中に定義されている部品を工程ごとに割り当てられ、生産するための部品を各工程に分類することができます。
例えば、部品1と2が0010 という工程に割当てられ、部品3と4は0020 という工程に割り当てられ、工程に応じて投了すべき原材料や材料を保証できます。これは企業が製造プロセスを精密に管理するために役立ちます。
その他、各工程で使用する生産ツールを工程ごとに分類することができます。したがって、製造ラインの従業員は、生産および加工中にどの原材料を処理するためにどのツールを使用するか事前に明確することができます。
作業手順マスタ 登録/変更/参照(CA01/CA02/CA03)
作業手順マスタに関するトランザクションコードは下記のとおりです。
| T-CODE | 登録 | 変更 | 照会 |
|---|
| 作業手順マスタ | CA01 | CA02 | CA03 |
作業手順マスタのトランザクションコード
今回は実際のSAP画面を使用し、トランザクションコード:CA01にて作業手順のマスタ登録を行ってみます。
作業手順の登録(CA01)
まず、①品目、②プラント、③キー日付を入力して、ENTERを押下します。
ヘッダー画面に遷移します。
下記画像の①用途と②全体ステータスを入れて作業をクリックします。
作業手順を生成するためには、作業区、管理キー、基本数量、作業時間(標準値単位)を設定します。
簡単に作業手順の代表的なデータ項目を紹介します。
管理キー
標準時間
最後保存ボタンを押下して、新規登録が完了になります。
作業手順の変更(CA02)
次にトランザクションコード:CA02で作成された作業手順に対して変更を行います。今回は標準値を例として変更を行ってみます。
ここからはSAPの画面を確認しながら、みていくぞい
CA02で作業手順の変更画面に入ります。続行ボタンを押します。
保存ボタンを押して作業手順の変更を完了します。
作業手順の照会(CA03)
最後に作業手順照会のトランザクションコード:CA03をご紹介します。こちらのトランザクションコードを使い、作成された作業手順の作業概要を確認することが可能になっています。
作業手順の作成はPPモジュールの重要なマスタデータの一つで、ぜひ一度トランザクションコードをたたいて確認してみましょう。
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