三崎レイナ
社会人1年目。新卒でITコンサルティングファームに就職。初配属がSAPプロジェクトにアサインされる。SAPがわからないことだらけで悩んでいたところ、会社の先輩にSAPラボの所長を紹介され、毎週末に所長とSAPのお勉強中！
博士
SAPラボの所長。SAP大好き博士！SAP導入プロジェクトを構想策定～運用保守まであらゆるフェーズを数多く経験。
いまは優しきおじいちゃんだが、プロマネバリバリの時代はかなり怖かったらしい。現在は引退し、SAPの後進育成と啓蒙活動に従事中！
【SAP MM】購買発注プロセスにおける請求書照合後の金額調整方法の解説
この記事を読むメリット
- SAPを用いた購買発注プロセスにおける請求書照合後の金額調整方法が理解できます。
レイナ請求書照合後に仕入先と金額を調整することになったんだけど、どうすればいいんだろう…。
クレームなどが発生し仕入先に支払うべき金額に対して調整が行われることがあります。
そういった時にでもSAPでは金額調整の対応ができるようになっています。
本記事ではSAPにて請求書照合後に金額の調整をする方法を解説します！
この記事のポイント
支払金額の調整の方法
モノを購入する際、仕入先に発注→モノを入庫→請求書照合というプロセスでモノの在庫と会計伝票を計上します。
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請求書照合にて支払金額を入力するのですが、その後に何らかの理由（クレーム的なことや、単価金額に間違いがあった等）で金額に調整が入ることがあります。
この記事の方法では、あくまでお金のやり取りだけを行うためSAPでの在庫情報に影響はありません。
SAPでの操作
仕入先に追加での支払いをSAPに登録する方法と、仕入先への支払金額の減算をSAPに登録する方法を解説します。
仕入先に追加で支払う場合
T-CODE：MIROを用いて追加請求情報を登録します。
「追加請求」を選択し、該当の購買発注伝票番号を入力すると明細情報が表示されます。
ヘッダと該当の明細に対して仕入先へ追加で支払う金額を入力します。
追加請求は通常ブロック（保留）されているのでリリース（承認）する必要があります。
追加請求のリリース（承認）はT-CODE：MRBRを用います。
T-CODE：ME23Nで購買発注履歴にて追加請求のレコードを確認することができます。
仕入先への支払金額を減算する場合
T-CODE：MIROを用いて追加クレジット情報を登録します。
「追加クレジット」を選択し、該当の購買発注伝票番号を入力すると明細情報が表示されます。
ヘッダと該当の明細に対して仕入先から返金される金額を入力します。
T-CODE：ME23Nで購買発注履歴にて追加クレジットのレコードを確認することができます。
最後に
ここでは仕入先からの請求書を登録した後に支払金額を調整する方法を解説しました。
ちなみに既に登録されている請求書を取り消す場合はT-CODE：MIROでクレジットメモで逆仕訳をするか、T-CODE：MR8Mで請求書の取り消し伝票を登録を行うことも可能です。
また、返品をしてSAPから在庫を減らす時にはT-CODE：MIGOで在庫を減らしT-CODE：MIROで請求金額を調整することができます。
上記のプロセスは別のタイミングで紹介します！
博士仕入先からの請求書を登録した後に支払金額を調整する方法の解説は以上じゃ！
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