【SAP ABAP】基本構文:内部テーブル操作(APPEND、INSERT、COLLECT、LOOP AT、READ TABLE、MODIFY、SORT、DELETE)

登場人物紹介

三崎レイナ
社会人1年目。新卒でITコンサルティングファームに就職。初配属がSAPプロジェクトにアサインされる。SAPがわからないことだらけで悩んでいたところ、会社の先輩にSAPラボの所長を紹介され、毎週末に所長とSAPのお勉強中!

博士
SAPラボの所長。SAP大好き博士!SAP導入プロジェクトを構想策定~運用保守まであらゆるフェーズを数多く経験。
いまは優しきおじいちゃんだが、プロマネバリバリの時代はかなり怖かったらしい。現在は引退しSAPの後進育成と啓蒙活動に従事中!
若者に負けぬようX(旧Twitter)も奮闘中。

この記事を読むメリット

  • APPEND命令、INSERT命令、COLLECT命令、LOOP AT命令、READ TABLE命令、MODIFY命令、SORT命令、DELETE命令を使用して、内部テーブル操作を行えるようになります。
博士

今回はABAPの内部テーブル操作について説明するぞい!

内部テーブル操作はABAPプログラミングの基本であり、重要なスキルです。
本記事では、APPEND命令、INSERT命令、COLLECT命令、LOOP AT命令、READ TABLE命令、MODIFY命令、SORT命令、DELETE命令の基本的な使い方について解説します。

SAPフリーランスバンク SAPフリーランスバンク

新着のSAPフリーランス案件

【FI】

【空輸業S/4HANA再構築(FI/TRM)】東京・大田区(リモート併用)/要件定義

月額単価
1,300,000円 / 月
稼働場所
東京都
業務領域
要件定義
稼働率:
100%
作業内容:
現行のECC6.0からSAP S/4HANAへ基幹システムを再構築するプロジェクトです。 Fit to Standardを基本方針としつつ、現行システムからの変革ポイントを中心に要件定義を進めます。 本プロジェクトにおいて、ご自身の専門領域(債権管理、債務管理、I/F、TRM)のコンサルタントまたはSEとして、要件定義フェーズを中心メンバーとして担当していただきます。 募集ポジションと主な業務内容: ① 債権管理(AR)に詳しいSAP会計コンサルタント AR領域の専門家として、現行業務の分析、新業務プロセスの設計、Fit&Gap分析、および要件定義を主導します。 ② 債務管理(AP)に詳しいSAP会計コンサルタント AP領域の専門家として、現行業務の分析、新業務プロセスの設計、Fit&Gap分析、および要件定義を主導します。 ③ I/Fの設計開発ができるSAP会計SE 会計領域における外部システムとのインターフェースについて、要件定義から設計、開発連携までを担当します。 ④ TRMモジュールの経験者(ジュニアコンサルタント可) TRM(Treasury and Risk Management)領域の担当として、要件定義やFit&Gap分析の支援を行います。

【FI】

【S/4HANAグローバルERPテンプレート(FI-RTR)】フルリモート/構想・要件定義準備

月額単価
1,600,000円 / 月
稼働場所
フルリモート
業務領域
要件定義
稼働率:
100%
作業内容:
製造業のグローバルなビジネス展開を支える、SAP S/4HANAによる新ERPテンプレートの構築プロジェクトです。 本ポジションでは、プロジェクトの初期段階である要件定義準備フェーズにおいて、FI(Record to Report)領域の専門家としてご参画いただきます。先行して導入されたFIシステムとの連携も考慮しながら、SAP構築を推進する重要な役割を担当していただきます。 主な業務内容:
  • FI(RTR)領域における、グローバルテンプレートの構想策定および要件定義準備
  • 現行業務プロセスの分析、およびグローバル標準プロセスの設計支援
  • 先行導入済みのFIシステムとの連携方式の検討、および設計
  • 課題の整理、および解決方針の策定・提案
  • 関連ドキュメント(構想資料、課題管理表など)の作成

【CO】

【FI】

【MM】

【SD】

【その他】

【ECC→S/4HANA移行(FI基本設計)】東京駅(週1出社)/アドオン帳票再設計

月額単価
900,000円 / 月
稼働場所
東京都
業務領域
設計, 開発(ABAP/Fiori)
稼働率:
100%
作業内容:
ECC6.0からS/4HANAへの移行プロジェクトにおいて、設計書が存在しない数十本の既存アドオン帳票(ABAP)をS/4HANA環境で再実装することがミッションです。 本ポジションでは、現行のABAPプログラムをリバースエンジニアリングしながら、顧客への要件ヒアリングを行い、S/4HANA用の新たな基本設計書を作成する、非常に重要な役割を担当していただきます。 主な業務内容:
  • 既存アドオン帳票(ABAP)のソースコード解析(リバースエンジニアリング)
  • 顧客担当者への要件ヒアリング、および仕様確認
  • S/4HANA環境で実装するための、新たな基本設計書レベルの資料作成
  • 作成した基本設計書の開発チームへの説明、および連携

【CO】

【SD】

【その他】

【部品事業SAP S/4HANA新規導入】フルリモート/大規模募集(SD/CO/IF設計者)

月額単価
1,300,000円 / 月
稼働場所
フルリモート
業務領域
要件定義
稼働率:
100%
作業内容:
交換部品の受発注や出荷を管理する部品事業の基幹システムを、既存の非SAPシステムからSAP S/4HANAへ新規に導入するプロジェクトです。 本募集では、プロジェクトの根幹をなす基本設計フェーズにおいて、ご自身の専門領域(SD、CO、I/F)の設計者として、新システムの基盤構築を担当していただきます。 募集ポジションと主な業務内容:
  • 合計17名の設計者を募集します。
  • SD(販売管理)設計者:6名
  • CO(管理会計)設計者:2名
  • I/F(インターフェース)設計者:9名
ご担当いただく主な業務は以下の通りです。
  • 担当モジュール領域における要件確認、および追加機能開発の基本設計
  • テストシナリオの作成支援、および検証
  • データ移行方式の検討支援
  • 関連ドキュメントの作成および更新

【MM】

【製造業SAP(MM I/F設計)】フルリモート(大崎)/要件定義・外部設計

月額単価
1,400,000円 / 月
稼働場所
フルリモート
業務領域
要件定義, 設計
稼働率:
100%
作業内容:
製造業のSAPプロジェクトにおいて、MM(在庫購買管理)領域のインターフェース構築が重要なテーマとなっています。 本ポジションでは、MMの専門家として、お客様と直接要件を確認しながらインターフェースの設計を行い、その後の開発・テストまでの一連のタスクを単独で推進していただきます。 主な業務内容:
  • 顧客担当者とのディスカッションを通じた、MM領域のインターフェース要件定義
  • インターフェースの外部設計書の作成
  • 開発チームへの設計内容の連携、およびQ&A対応
  • 開発されたインターフェースのテスト計画策定、および実施
  • 関連ドキュメントの作成および更新

【CO】

【FI】

【MM】

【PP】

【SD】

【製造業S/4HANA(ABAP開発)】東京・十条/設計・開発・テスト

月額単価
800,000円 / 月
稼働場所
東京都
業務領域
設計, 開発(ABAP/Fiori)
稼働率:
100%
作業内容:
製造業のS/4HANAプロジェクトにおいて、業務要件に合わせたアドオン機能の設計・開発がミッションです。 ご自身の得意なモジュール(SD, MM, PP, QM, FI, COのいずれか)を担当し、基本設計から開発、結合・総合テストまで、一連の開発工程を自律的に推進していただきます。 主な業務内容:
  • SAP S/4HANA環境におけるアドオン機能の基本設計、および詳細設計
  • ABAPによる開発・実装(BAdI, BAPI, ALV, Dynpro等の知見を想定)
  • 開発した機能の単体テスト、結合テスト、総合テストの実施
  • 他のSEとの要件確認や仕様調整などのコミュニケーション
  • 関連ドキュメント(設計書、テスト仕様書など)の作成

【MM】

【SD】

【製造業システム再構築(S/4 SD/MM)】東京・神保町/設計・開発

月額単価
1,100,000円 / 月
稼働場所
東京都
業務領域
設計, 開発(ABAP/Fiori)
稼働率:
100%
作業内容:
既存の基幹システムをSAP S/4HANAで再構築するプロジェクトです。 本ポジションでは、ロジスティクス領域(SD/MM)の専門家として、アドオン機能の設計から開発、テストに至るまでの一連の工程を中心メンバーとして担当していただきます。 主な業務内容:
  • 既存システムの機能解析・調査、およびS/4HANAへの移行に関する概要設計
  • 販売管理(SD/MM)領域におけるアドオン機能の基本設計・詳細設計
  • ABAP等による開発・実装
  • 開発した機能の単体テスト、および結合テスト支援
  • 関連ドキュメント(設計書、テスト仕様書など)の作成

【PP】

【SD】

【その他】

【S/4HANAグローバル展開支援】岡山(リモート相談可)/要件定義・導入(PP/QM/SD/LWM)

月額単価
1,200,000円 / 月
稼働場所
岡山県
業務領域
要件定義
稼働率:
100%
作業内容:
米国のグローバルテンプレートを基に、岡山拠点へSAP S/4HANAを導入するロールインプロジェクトです。 本プロジェクトでは、ご自身の専門モジュール(PPDS, QM, SD, LWM)のコンサルタントとして、要件定義からUAT、データ移行、導入後のハイパーケアまで、一連の導入プロセスを主体的に推進していただきます。 主な業務内容:
  • 担当モジュールにおける、業務プロセスの整理、および要件定義
  • グローバルテンプレートとのFit&Gap分析、およびアドオン要件定義書の作成
  • カスタマイズ設定、および開発チームとの連携
  • UAT(ユーザー受入テスト)、データ移行の支援
  • SIハイパーケア(本稼働後の初期サポート)
  • 米国テンプレート担当と岡山現地担当者とのコミュニケーション(英語・日本語)

【MM】

【SD】

【SAP保守運用(MM/SD)】大阪・肥後橋(リモート相談可)/リーダー・コンサルタント募集

月額単価
1,300,000円 / 月
稼働場所
大阪府
業務領域
運用・保守
稼働率:
100%
作業内容:
SAPのフルモジュールを対象とした大規模な保守運用プロジェクトです。 現在、並行してシステムのバージョンアップ案件も進行しており、プロジェクト全体では約50名が稼働しています。今回は、増加するシステム改善案件に対応するため、保守運用体制を強化するメンバーを募集します。 安定稼働の維持と継続的なシステム改善を中心メンバーとして推進していただきます。 募集ポジションと主な業務内容: ① チームリーダー(1名募集) 保守運用チーム(小規模開発案件含む)のリーダーとして、メンバー管理、タスク管理、顧客折衝、ベンダーコントロールなどを担います。 ② MM/SD コンサルタント(3名募集) MM/SDの専門家として、ユーザーからの問い合わせ対応、障害調査、システム改善の要件定義、設計、テストなどを担当します。

【CO】

【FI】

【MM】

【PP】

【SD】

【その他】

【S/4HANA新規導入(CO-PC/PS)】東京(週1-2出社)/要件定義

月額単価
1,600,000円 / 月
稼働場所
東京都
業務領域
要件定義
稼働率:
100%
作業内容:
全社的な基幹システムをSAP S/4HANAで新規に構築する大規模プロジェクトです。 現在は要件定義の準備フェーズにあり、2025年10月より本格的な要件定義フェーズが展開されます。 本ポジションでは、原価・会計チームの一員として、特にCO-PC領域を中心に要件定義を主体的に推進していただきます。 主な業務内容:
  • CO(特にCO-PC)およびPS領域における要件定義の推進
  • ユーザー部門とのディスカッション、ワークショップのファシリテーション
  • 現行業務プロセスの分析、およびS/4HANAを前提とした新業務フローの設計
  • Fit&Gap分析、および課題に対する解決策の検討・提案
  • 関連ドキュメント(要件定義書、議事録など)の作成
この記事のポイント

内部テーブル(Internal Table)について

ABAPの内部テーブルはメモリ内で動的にデータを格納できるデータ構造で、データベースから取得したデータやプログラム内で生成したデータを操作する際に非常に便利です。
DBテーブルと同様に以下のような表形式でメモリ内で格納され、更新や削除といった操作が可能です。

内部テーブルのイメージ

内部テーブルの種類

標準テーブル(Standard Table)

標準テーブルとは、ABAPで使用される最も一般的な内部テーブルです。内部テーブル宣言時に’TYPE STANDARD TABLE OF’と記述することで標準テーブルが宣言されますが、’TYPE TABLE OF’と記述した場合も標準テーブルの宣言だとみなされます。順序やキーに関係なく、抽出したデータがそのままの形で格納されます。

DATA: lt_standard TYPE STANDARD TABLE OF ty_structure.

ソートテーブル(Sorted Table)

ソートテーブルとは、格納されているデータが特定のキーによってソートされる内部テーブルです。
データを格納する際に指定したキーでソートをかけてから格納するため、標準テーブルと比べて挿入時に時間がかかりますが、ソートテーブル内のデータを条件付きで読み込む場合は処理効率が向上します。
ソートテーブルを宣言する際には、必ずキーの設定をする必要があります。

DATA: lt_sorted TYPE SORTED TABLE OF ty_structure WITH UNIQUE KEY key_field.

ハッシュテーブル(Hashed Table)

ハッシュテーブルとは、キーによってデータに高速にアクセスできる内部テーブルです。
キーが一意である必要があります。データの検索やアクセスが非常に迅速に行えるため、大規模なデータセットに対して有効です。

DATA: lt_hashed TYPE HASHED TABLE OF ty_structure WITH UNIQUE KEY key_field.
博士

まずは、内部テーブルにデータを挿入する方法を説明するぞい!
データを挿入するためにはAPPEND命令、INSERT命令、COLLECT命令があるのじゃ。

APPEND命令

APPEND命令は、内部テーブルの末尾に新しい行を追加します。

基本の構文
 APPEND 作業領域 TO 内部テーブル.
 ※作業領域と内部テーブルのデータ型は一致している必要があります。

使用例
TYPES: BEGIN OF ty_employee,
        id TYPE i,
        name TYPE string,
        age TYPE i,
       END OF ty_employee.

DATA: lt_employees TYPE STANDARD TABLE OF ty_employee,
      ls_employee TYPE ty_employee.

ls_employee-id = 1.
ls_employee-name = 'Alice'.
ls_employee-age = 30.
APPEND ls_employee TO lt_employees.

ls_employee-id = 2.
ls_employee-name = 'Bob'.
ls_employee-age = 25.
APPEND ls_employee TO lt_employees.

LOOP AT lt_employees INTO ls_employee.
  WRITE: / 'ID:', ls_employee-id, 'NAME:', ls_employee-name, 'AGE:', ls_employee-age.
ENDLOOP.

このプログラムでは、内部テーブルに行を追加する方法を示しています。APPEND命令を使って、作業領域のデータを内部テーブルの末尾に追加します。

実行結果

ABAP、内部テーブル操作、APPEND(実行結果)

APPEND命令の注意点

  • 重複チェック無し
    APPEND命令は重複チェックを行いません。重複を避けるには事前に検索や条件分岐を使用して確認が必要です。
  • ハッシュテーブルには利用不可
    ハッシュテーブルにデータを追加する場合は、INSERT命令を使用します。
  • 初期化の必要性
    作業領域を使いまわす場合は、適切な初期化が必要です。例えば、CLEAR命令を使って初期化を行います。(APPEND命令に限らず、以下の命令でも同様)

INSERT命令

INSERT命令、内部テーブルの指定した位置に新しい行を挿入します。

基本の構文
 INSERT 作業領域 TO TABLE 内部テーブル INDEX インデックス.
 ※作業領域と内部テーブルのデータ型は一致している必要があります。
 ※’INDEX’を指定しない場合は、APPENDと同じく最後の行にデータ追加されます。

使用例
" 最初に2行追加しておく
ls_employee-id = 2.
ls_employee-name = 'Alice'.
ls_employee-age = 30.
APPEND ls_employee TO lt_employees.

ls_employee-id = 4.
ls_employee-name = 'Charlie'.
ls_employee-age = 28.
APPEND ls_employee TO lt_employees.

" 2番目の位置に行を挿入する
ls_employee-id = 3.
ls_employee-name = 'Bob'.
ls_employee-age = 25.
INSERT ls_employee INTO lt_employees INDEX 2.

" 最初に行を追加する
ls_employee-id = 1.
ls_employee-name = 'David'.
ls_employee-age = 35.
INSERT ls_employee INTO lt_employees INDEX 1.

" 内部テーブルの内容を出力する
LOOP AT lt_employees INTO ls_employee.
  WRITE: / 'ID:', ls_employee-id, 'NAME:', ls_employee-name, 'AGE:', ls_employee-age.
ENDLOOP.

このプログラムでは、内部テーブル lt_employees に従業員データを追加および挿入し、その内容を出力しています。具体的には、最初に2行のデータを APPEND 命令で末尾に追加し、次に INSERT 命令で特定の位置(2番目と1番目)に新しい行を挿入しています。(データ定義部分の記載は省略しています)

実行結果

ABAP、内部テーブル操作、INSERT(実行結果)

INSERT命令の注意点

  • 範囲外インデックスの確認
    指定したインデックスが内部テーブルの範囲外でないことを確認してください。範囲外の場合、sy-subrcに0以外の数値が設定されます。
  • 重複行の取り扱い
    標準テーブル(STANDARD TABLE)では重複を許可しますが、ソート済みテーブル(SORTED TABLE)やハッシュテーブル(HASHED TABLE)では重複行が存在する場合、エラーが発生します。事前に重複チェックを行うことが重要です。
  • パフォーマンスの考慮
    APPEND命令のほうが処理速度が速いため、要件を満たせる場合は、可能な限りAPPEND命令を利用するようにしましょう。

COLLECT命令

COLLECT命令は、内部テーブルに行を追加する際、キーが同じ行が既に存在する場合は数値項目を集計し、存在しない場合は新しい行を追加します。

基本の構文
 COLLECT 作業領域 TO 内部テーブル.
 ※作業領域と内部テーブルのデータ型は一致している必要があります。

使用例
TYPES: BEGIN OF ty_sales,
        id TYPE i,
        product TYPE string,
        amount TYPE i,
       END OF ty_sales.

DATA: lt_sales TYPE SORTED TABLE OF ty_sales WITH UNIQUE KEY id product,
      ls_sales TYPE ty_sales.

ls_sales-id = 1.
ls_sales-product = 'ProductA'.
ls_sales-amount = 100.
COLLECT ls_sales INTO lt_sales.

ls_sales-id = 1.
ls_sales-product = 'ProductA'.
ls_sales-amount = 150.
COLLECT ls_sales INTO lt_sales.

ls_sales-id = 2.
ls_sales-product = 'ProductB'.
ls_sales-amount = 200.
COLLECT ls_sales INTO lt_sales.

" 内部テーブルの内容を出力する
LOOP AT lt_sales INTO ls_sales.
  WRITE: / 'ID:', ls_sales-id, 'PRODUCT:', ls_sales-product, 'AMOUNT:', ls_sales-amount.
ENDLOOP.

このプログラムでは、COLLECT 命令を使用して売上データを内部テーブル lt_sales に追加しています。COLLECT 命令により、同じキー(ここでは id と product が同じ)の行が既に存在する場合、数値フィールド amount が集計されます。

実行結果

ABAP、内部テーブル操作、COLLECT(実行結果)

COLLECT命令の注意点

  • キー設定の確認
    COLLECT命令を使用する前に、内部テーブルのキーが正しく設定されていることを確認してください。キーが正しく設定されていないと、期待した結果が得られない場合があります。
  • 数値項目の集計
    COLLECT命令はキーが同じ行が存在する場合に数値項目を集計します。非数値項目のデータは集計されず、最初に出現した値が保持されます。
博士

次は、内部テーブルのデータを操作するための方法を説明するぞい!
データを操作するためにはLOOP AT命令、READ TABLE命令、MODIFY命令、SORT命令、DELETE命令があるのじゃ。

LOOP AT命令

LOOP AT命令は、内部テーブルのデータを読み込む際に使用します。
基本構文やプログラム例は下記の「LOOP命令(LOOP~ENDLOOP)」の説明をご参照ください。

また、「フィールドシンボル」についての説明もご参照ください。
フィールドシンボルを使用することで、内部テーブルの行を直接操作します。

READ TABLE命令

READ TABLE命令は、内部テーブルからデータを検索するために使用されます。基本的な構文はシンプルで、様々なオプションを使うことで柔軟な検索が可能です。sy-subrcを使って検索結果を判断し、必要に応じてエラーハンドリングを行います。(読み取りに失敗した場合、sy-subrcは0以外の値を返します。)

基本の構文
 READ TABLE 内部テーブル [INTO 作業領域/ASSIGNING <フィールドシンボル>] [オプション].

WITH KEYオプション

特定のキーで検索します。WITH KEYオプションを使用する場合、指定したキーが内部テーブルのキー項目と一致していることを確認してください。キーが一致していないと、正しい結果が得られません。

使用例
TYPES: BEGIN OF ty_customer,
        customer_id TYPE string,
        customer_name TYPE string,
        customer_address TYPE string,
       END OF ty_customer.

DATA: lt_customers TYPE TABLE OF ty_customer,
      ls_customer TYPE ty_customer.

" データを内部テーブルに挿入する例
APPEND VALUE #( customer_id = '12345' customer_name = 'John Doe' customer_address = '123 Main St' ) TO lt_customers.
APPEND VALUE #( customer_id = '67890' customer_name = 'Jane Doe' customer_address = '456 Elm St' ) TO lt_customers.

" WITH KEYオプションを使って検索
READ TABLE lt_customers INTO ls_customer WITH KEY customer_id = '12345'.
IF sy-subrc = 0.
  WRITE: / 'データが見つかりました。'.
ELSE.
  WRITE: / 'データが見つかりませんでした。'.
ENDIF.

このプログラムでは、customer_idをキーにして内部テーブルlt_customersからデータを検索し、検索結果を作業領域ls_customerに格納します。データが見つかった場合、その旨を出力します。

実行結果

ABAP、内部テーブル操作、READ TABLE(実行結果)

INDEXオプション

特定のインデックス(行番号)を指定して検索します。INDEXオプションを使用する場合、指定するインデックスが内部テーブルの範囲内であることを確認してください。

使用例
" INDEXオプションを使って検索
READ TABLE lt_customers INTO ls_customer INDEX 2.

このプログラムでは、インデックス2の行を内部テーブルlt_customersから検索し、結果を作業領域ls_customerに格納します。

TRANSPORTINGオプション

特定の項目だけを読み取ります。TRANSPORTINGオプションを使用して特定の項目だけを読み取る場合、必要な項目が全て指定されていることを確認してください。指定されていない項目は読み取られないため、後続の処理でデータが不足する可能性があります。

使用例
" TRANSPORTINGオプションを使って検索
READ TABLE lt_customers INTO ls_customer INDEX 2 TRANSPORTING customer_name.

このプログラムでは、customer_name項目のみを内部テーブルlt_customersから検索し、結果を作業領域ls_customerに格納します。

BINARY SEARCHオプション

テーブルがソートされている場合にバイナリ検索を使用します。BINARY SEARCHオプションを使用する場合、内部テーブルが検索キーでソートされていることを確認してください。ソートされていない場合、正確な検索結果が得られない可能性があります。

使用例
" BINARY SEARCHオプションを使って検索
READ TABLE lt_customers INTO ls_customer WITH KEY customer_id = '12345' BINARY SEARCH.

このプログラムでは、customer_idをキーにしてバイナリ検索を使用して内部テーブルlt_customersからデータを検索し、結果を作業領域ls_customerに格納します。

TRANSPORTING NO FIELDSオプション

データを転送せず、検索結果のみを取得します。TRANSPORTING NO FIELDSオプションを使用する場合、データを転送せずに検索結果のみを取得するため、データの存在チェックのみに使用します。このオプションを使用する場合、内部テーブルの構造やデータに依存しない検索が行われます。

使用例
" TRANSPORTING NO FIELDSオプションを使って検索
READ TABLE lt_customers TRANSPORTING NO FIELDS WITH KEY customer_id = '12345'.

このプログラムでは、customer_idをキーにして内部テーブルlt_customersからデータを取得せずに検索結果のみを取得します。

READ TABLE命令の注意点

  • 検索結果の確認
    READ TABLE命令の実行後は、sy-subrcを必ず確認して検索結果を判断する必要があります。sy-subrcが0であれば検索成功、0以外であれば検索失敗となります。これにより、適切なエラーハンドリングを行うことができます。
  • 複数条件の検索
    複数の条件を使って検索を行う場合、条件の指定方法に注意が必要です。複数条件を正しく組み合わせないと、期待した結果が得られない可能性があります。

MODIFY命令

MODIFY命令は、内部テーブルの既存の行を変更します。

基本の構文
・単一行の変更または挿入する場合
 MODIFY TABLE 内部テーブル FROM 作業領域 [TRANSPORTING 項目名].
・条件を使用して複数の行を変更する場合
 MODIFY 内部テーブル FROM 作業領域 TRANSPORTING 項目名 WHERE 条件.
・変更する行を指定して行を変更する場合
 MODIFY 内部テーブル FROM 作業領域 INDEX インデックス [TRANSPORTING 項目名]. 
 ※作業領域と内部テーブルのデータ型は一致している必要があります。
 ※TRANSPORTINGを指定することで更新対象の項目を指定することができます。

使用例
TYPES: BEGIN OF ty_employee,
        id TYPE i,
        name TYPE string,
        age TYPE i,
      END OF ty_employee.

DATA: lt_employees TYPE SORTED TABLE OF ty_employee WITH UNIQUE KEY id,
      ls_employee TYPE ty_employee.

ls_employee-id = 1.
ls_employee-name = 'Alice'.
ls_employee-age = 30.
APPEND ls_employee TO lt_employees.

ls_employee-id = 2.
ls_employee-name = 'Bob'.
ls_employee-age = 25.
APPEND ls_employee TO lt_employees.

READ TABLE lt_employees INTO ls_employee WITH KEY id = 2.
IF sy-subrc = 0.
  ls_employee-name = 'Robert'.
  MODIFY TABLE lt_employees FROM ls_employee.
ENDIF.

LOOP AT lt_employees INTO ls_employee.
  WRITE: / 'ID:', ls_employee-id, 'NAME:', ls_employee-name, 'AGE:', ls_employee-age.
ENDLOOP.

このプログラムでは、MODIFY命令を使用して内部テーブル ‘lt_employees’の既存の行を変更しています。ここでは’ID’が’2’の従業員の名前を’Bob’から’Robert’に変更しています。

実行結果

ABAP、内部テーブル操作、MODIFY(実行結果)

MODIFY命令の注意点

  • 行の存在確認
    行を変更する前に、必ずその行が存在するかどうかを確認する必要があります。
  • キーの変更に注意
    MODIFY命令を使用して内部テーブルを更新しますが、キーが変更される場合、意図しない動作を引き起こす可能性があります。

SORT命令

SORT命令は、内部テーブルを特定の項目でソートします。

基本の構文
 SORT 内部テーブル BY 項目 [ASCENDING|DESCENDING].
 ※ASCENDING(昇順)またはDESCENDING(降順)を選択します。指定しない場合はデフォルトでASCENDINGで並び替えされます。

使用例
TYPES: BEGIN OF ty_employee,
        id TYPE i,
        name TYPE string,
        age TYPE i,
       END OF ty_employee.

DATA: lt_employees TYPE STANDARD TABLE OF ty_employee,
      ls_employee TYPE ty_employee.

ls_employee-id = 1.
ls_employee-name = 'Charlie'.
ls_employee-age = 30.
APPEND ls_employee TO lt_employees.

ls_employee-id = 2.
ls_employee-name = 'Alice'.
ls_employee-age = 25.
APPEND ls_employee TO lt_employees.

ls_employee-id = 3.
ls_employee-name = 'Bob'.
ls_employee-age = 20.
APPEND ls_employee TO lt_employees.

SORT lt_employees BY name ASCENDING.
LOOP AT lt_employees INTO ls_employee.
  WRITE: / 'ID:', ls_employee-id, 'NAME:', ls_employee-name, 'AGE:', ls_employee-age.
ENDLOOP.

このプログラムでは、SORT命令を使用して内部テーブル ‘lt_employees’を’name’項目でソートし、ソート後の内容を出力しています。

実行結果

ABAP、内部テーブル操作、SORT(実行結果)

SORT命令の注意点

  • パフォーマンスの考慮
    ソートは処理時間がかかるため、必要な場合のみ実行するようにします。特に、大量のデータを扱う場合、ソート処理のパフォーマンスに注意が必要です。

DELETE命令

DELETE命令は、特定の条件に一致する行を内部テーブルから削除します。

基本の構文
・条件を使用して複数の行を削除する場合
 DELETE 内部テーブル WHERE 条件.
・削除する行を指定して行を削除する場合
 DELETE 内部テーブル INDEX インデックス.
・テーブルキーを使用して行を削除する場合
 DELETE TABLE 内部テーブル FROM 作業領域.
 ※作業領域と内部テーブルのデータ型は一致している必要があります。

使用例
TYPES: BEGIN OF ty_employee,
        id TYPE i,
        name TYPE string,
        age TYPE i,
       END OF ty_employee.

DATA: lt_employees TYPE STANDARD TABLE OF ty_employee,
      ls_employee TYPE ty_employee.

" データの追加
ls_employee-id = 1.
ls_employee-name = 'Alice'.
ls_employee-age = 30.
APPEND ls_employee TO lt_employees.

ls_employee-id = 2.
ls_employee-name = 'Bob'.
ls_employee-age = 25.
APPEND ls_employee TO lt_employees.

" 条件を指定して削除する
DELETE lt_employees WHERE name = 'Alice'.

" 残りの行の内容を出力する
LOOP AT lt_employees INTO ls_employee.
  WRITE: / 'ID:', ls_employee-id, 'NAME:', ls_employee-name, 'AGE:', ls_employee-age.
ENDLOOP.

このプログラムでは、DELETE命令を使用して内部テーブル ‘lt_employees’から名前が’Alice’の行を削除し、残りの行の内容を出力しています。

実行結果

ABAP、内部テーブル操作、DELETE(実行結果)

DELETE命令の注意点

  • 条件を精査
    条件に誤りがあると、意図しない行が削除される可能性があります。削除条件は慎重に設定してください。
  • 全行の削除
    内部テーブルのデータをすべて削除するには、CLEAR命令を使用することもできます。

まとめ

ABAPの内部テーブルに関する基本的な操作方法を説明しました。内部テーブルはデータ操作を効率化し、複雑なデータ処理を簡素化するための重要なツールです。さらに深く理解するためには、実際に手を動かしてコードを書いてみることが大切です。

新着のSAPフリーランス案件

【FI】

【空輸業S/4HANA再構築(FI/TRM)】東京・大田区(リモート併用)/要件定義

月額単価
1,300,000円 / 月
稼働場所
東京都
業務領域
要件定義
稼働率:
100%
作業内容:
現行のECC6.0からSAP S/4HANAへ基幹システムを再構築するプロジェクトです。 Fit to Standardを基本方針としつつ、現行システムからの変革ポイントを中心に要件定義を進めます。 本プロジェクトにおいて、ご自身の専門領域(債権管理、債務管理、I/F、TRM)のコンサルタントまたはSEとして、要件定義フェーズを中心メンバーとして担当していただきます。 募集ポジションと主な業務内容: ① 債権管理(AR)に詳しいSAP会計コンサルタント AR領域の専門家として、現行業務の分析、新業務プロセスの設計、Fit&Gap分析、および要件定義を主導します。 ② 債務管理(AP)に詳しいSAP会計コンサルタント AP領域の専門家として、現行業務の分析、新業務プロセスの設計、Fit&Gap分析、および要件定義を主導します。 ③ I/Fの設計開発ができるSAP会計SE 会計領域における外部システムとのインターフェースについて、要件定義から設計、開発連携までを担当します。 ④ TRMモジュールの経験者(ジュニアコンサルタント可) TRM(Treasury and Risk Management)領域の担当として、要件定義やFit&Gap分析の支援を行います。

【FI】

【S/4HANAグローバルERPテンプレート(FI-RTR)】フルリモート/構想・要件定義準備

月額単価
1,600,000円 / 月
稼働場所
フルリモート
業務領域
要件定義
稼働率:
100%
作業内容:
製造業のグローバルなビジネス展開を支える、SAP S/4HANAによる新ERPテンプレートの構築プロジェクトです。 本ポジションでは、プロジェクトの初期段階である要件定義準備フェーズにおいて、FI(Record to Report)領域の専門家としてご参画いただきます。先行して導入されたFIシステムとの連携も考慮しながら、SAP構築を推進する重要な役割を担当していただきます。 主な業務内容:
  • FI(RTR)領域における、グローバルテンプレートの構想策定および要件定義準備
  • 現行業務プロセスの分析、およびグローバル標準プロセスの設計支援
  • 先行導入済みのFIシステムとの連携方式の検討、および設計
  • 課題の整理、および解決方針の策定・提案
  • 関連ドキュメント(構想資料、課題管理表など)の作成

【CO】

【FI】

【MM】

【SD】

【その他】

【ECC→S/4HANA移行(FI基本設計)】東京駅(週1出社)/アドオン帳票再設計

月額単価
900,000円 / 月
稼働場所
東京都
業務領域
設計, 開発(ABAP/Fiori)
稼働率:
100%
作業内容:
ECC6.0からS/4HANAへの移行プロジェクトにおいて、設計書が存在しない数十本の既存アドオン帳票(ABAP)をS/4HANA環境で再実装することがミッションです。 本ポジションでは、現行のABAPプログラムをリバースエンジニアリングしながら、顧客への要件ヒアリングを行い、S/4HANA用の新たな基本設計書を作成する、非常に重要な役割を担当していただきます。 主な業務内容:
  • 既存アドオン帳票(ABAP)のソースコード解析(リバースエンジニアリング)
  • 顧客担当者への要件ヒアリング、および仕様確認
  • S/4HANA環境で実装するための、新たな基本設計書レベルの資料作成
  • 作成した基本設計書の開発チームへの説明、および連携

【CO】

【SD】

【その他】

【部品事業SAP S/4HANA新規導入】フルリモート/大規模募集(SD/CO/IF設計者)

月額単価
1,300,000円 / 月
稼働場所
フルリモート
業務領域
要件定義
稼働率:
100%
作業内容:
交換部品の受発注や出荷を管理する部品事業の基幹システムを、既存の非SAPシステムからSAP S/4HANAへ新規に導入するプロジェクトです。 本募集では、プロジェクトの根幹をなす基本設計フェーズにおいて、ご自身の専門領域(SD、CO、I/F)の設計者として、新システムの基盤構築を担当していただきます。 募集ポジションと主な業務内容:
  • 合計17名の設計者を募集します。
  • SD(販売管理)設計者:6名
  • CO(管理会計)設計者:2名
  • I/F(インターフェース)設計者:9名
ご担当いただく主な業務は以下の通りです。
  • 担当モジュール領域における要件確認、および追加機能開発の基本設計
  • テストシナリオの作成支援、および検証
  • データ移行方式の検討支援
  • 関連ドキュメントの作成および更新

【MM】

【製造業SAP(MM I/F設計)】フルリモート(大崎)/要件定義・外部設計

月額単価
1,400,000円 / 月
稼働場所
フルリモート
業務領域
要件定義, 設計
稼働率:
100%
作業内容:
製造業のSAPプロジェクトにおいて、MM(在庫購買管理)領域のインターフェース構築が重要なテーマとなっています。 本ポジションでは、MMの専門家として、お客様と直接要件を確認しながらインターフェースの設計を行い、その後の開発・テストまでの一連のタスクを単独で推進していただきます。 主な業務内容:
  • 顧客担当者とのディスカッションを通じた、MM領域のインターフェース要件定義
  • インターフェースの外部設計書の作成
  • 開発チームへの設計内容の連携、およびQ&A対応
  • 開発されたインターフェースのテスト計画策定、および実施
  • 関連ドキュメントの作成および更新

【CO】

【FI】

【MM】

【PP】

【SD】

【製造業S/4HANA(ABAP開発)】東京・十条/設計・開発・テスト

月額単価
800,000円 / 月
稼働場所
東京都
業務領域
設計, 開発(ABAP/Fiori)
稼働率:
100%
作業内容:
製造業のS/4HANAプロジェクトにおいて、業務要件に合わせたアドオン機能の設計・開発がミッションです。 ご自身の得意なモジュール(SD, MM, PP, QM, FI, COのいずれか)を担当し、基本設計から開発、結合・総合テストまで、一連の開発工程を自律的に推進していただきます。 主な業務内容:
  • SAP S/4HANA環境におけるアドオン機能の基本設計、および詳細設計
  • ABAPによる開発・実装(BAdI, BAPI, ALV, Dynpro等の知見を想定)
  • 開発した機能の単体テスト、結合テスト、総合テストの実施
  • 他のSEとの要件確認や仕様調整などのコミュニケーション
  • 関連ドキュメント(設計書、テスト仕様書など)の作成

【MM】

【SD】

【製造業システム再構築(S/4 SD/MM)】東京・神保町/設計・開発

月額単価
1,100,000円 / 月
稼働場所
東京都
業務領域
設計, 開発(ABAP/Fiori)
稼働率:
100%
作業内容:
既存の基幹システムをSAP S/4HANAで再構築するプロジェクトです。 本ポジションでは、ロジスティクス領域(SD/MM)の専門家として、アドオン機能の設計から開発、テストに至るまでの一連の工程を中心メンバーとして担当していただきます。 主な業務内容:
  • 既存システムの機能解析・調査、およびS/4HANAへの移行に関する概要設計
  • 販売管理(SD/MM)領域におけるアドオン機能の基本設計・詳細設計
  • ABAP等による開発・実装
  • 開発した機能の単体テスト、および結合テスト支援
  • 関連ドキュメント(設計書、テスト仕様書など)の作成

【PP】

【SD】

【その他】

【S/4HANAグローバル展開支援】岡山(リモート相談可)/要件定義・導入(PP/QM/SD/LWM)

月額単価
1,200,000円 / 月
稼働場所
岡山県
業務領域
要件定義
稼働率:
100%
作業内容:
米国のグローバルテンプレートを基に、岡山拠点へSAP S/4HANAを導入するロールインプロジェクトです。 本プロジェクトでは、ご自身の専門モジュール(PPDS, QM, SD, LWM)のコンサルタントとして、要件定義からUAT、データ移行、導入後のハイパーケアまで、一連の導入プロセスを主体的に推進していただきます。 主な業務内容:
  • 担当モジュールにおける、業務プロセスの整理、および要件定義
  • グローバルテンプレートとのFit&Gap分析、およびアドオン要件定義書の作成
  • カスタマイズ設定、および開発チームとの連携
  • UAT(ユーザー受入テスト)、データ移行の支援
  • SIハイパーケア(本稼働後の初期サポート)
  • 米国テンプレート担当と岡山現地担当者とのコミュニケーション(英語・日本語)

【MM】

【SD】

【SAP保守運用(MM/SD)】大阪・肥後橋(リモート相談可)/リーダー・コンサルタント募集

月額単価
1,300,000円 / 月
稼働場所
大阪府
業務領域
運用・保守
稼働率:
100%
作業内容:
SAPのフルモジュールを対象とした大規模な保守運用プロジェクトです。 現在、並行してシステムのバージョンアップ案件も進行しており、プロジェクト全体では約50名が稼働しています。今回は、増加するシステム改善案件に対応するため、保守運用体制を強化するメンバーを募集します。 安定稼働の維持と継続的なシステム改善を中心メンバーとして推進していただきます。 募集ポジションと主な業務内容: ① チームリーダー(1名募集) 保守運用チーム(小規模開発案件含む)のリーダーとして、メンバー管理、タスク管理、顧客折衝、ベンダーコントロールなどを担います。 ② MM/SD コンサルタント(3名募集) MM/SDの専門家として、ユーザーからの問い合わせ対応、障害調査、システム改善の要件定義、設計、テストなどを担当します。

【CO】

【FI】

【MM】

【PP】

【SD】

【その他】

【S/4HANA新規導入(CO-PC/PS)】東京(週1-2出社)/要件定義

月額単価
1,600,000円 / 月
稼働場所
東京都
業務領域
要件定義
稼働率:
100%
作業内容:
全社的な基幹システムをSAP S/4HANAで新規に構築する大規模プロジェクトです。 現在は要件定義の準備フェーズにあり、2025年10月より本格的な要件定義フェーズが展開されます。 本ポジションでは、原価・会計チームの一員として、特にCO-PC領域を中心に要件定義を主体的に推進していただきます。 主な業務内容:
  • CO(特にCO-PC)およびPS領域における要件定義の推進
  • ユーザー部門とのディスカッション、ワークショップのファシリテーション
  • 現行業務プロセスの分析、およびS/4HANAを前提とした新業務フローの設計
  • Fit&Gap分析、および課題に対する解決策の検討・提案
  • 関連ドキュメント(要件定義書、議事録など)の作成

★★★SAPラボのライター募集★★★

SAPラボでは、SAPの知識を活かして副業をしたい方を募集してるのじゃ!

SAPラボのライターの特徴

・ライティング初心者OK!
・報酬高単価!
・業務委託契約なので副業として最適!

SAP記事執筆者としての活動実績として利用可能なので、転職時や案件探しの際に企業へのアピール材料にもなります。

募集要項

・SAP導入や運用保守プロジェクトへの参画経験1年以上

ご応募/お問合せ先

info@sap-labo.com

少しでもご興味ある方、ぜひお気軽にご連絡下さい!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

新卒でSAPエンジニアとしてABAPでの新規開発や保守業務を担当。
業務内容としてはロジ系(MM/SD)がメインで、ABAPの開発が最も得意。

この記事のポイント