この記事を読むメリット
- Fioriユーザへ権限を割り当てる手順がわかります。
- Business UserとBusiness Roleの関係を理解できます。
- 権限付与後にアプリが表示されない場合の確認方法がわかります。
SAP Fioriでアプリを利用するには、ユーザへ適切な権限を付与する必要があります。
しかし、「ユーザは作成したものの、Fioriにログインしてもアプリが表示されない」「権限はどこで設定するのか分からない」と悩む方も多いのではないでしょうか。
本記事では、SAP GUIのSU01を利用してFioriユーザへPFCGロールを割り当てる方法を、スクリーンショット付きで分かりやすく解説します。
この記事を読むことで、Fioriユーザへ権限を付与する手順だけでなく、ロールとFioriアプリの関係についても理解できます。
なお、SAP S/4HANA Public Cloudでは、直接Fioriアプリを使用して権限を管理します。一方、SAP S/4HANA On-Premise/Private Cloudでは、一般的にPFCGでロールを作成し、SU01でユーザへロールを割り当てる運用が採用されています。
そのため、本記事ではOn-Premise環境での設定手順を紹介します。
早速、Fioriユーザに権限を割り当てる方法に関して紹介していくぞい!
この記事のポイント
Fiori権限の仕組み
SAP Fioriでは、ユーザへ直接アプリを割り当てるのではなく、PFCGロールをユーザへ割り当てることで、利用可能なFioriアプリを制御します。
そのため、Fioriの権限設定を理解するには、まずPFCGロールとFioriアプリの関係を理解することが重要です。
あわせて読みたい
【SAP基礎】ユーザーと権限設定について解説!
この記事を読むメリット なぜ権限管理が必要なのか(やらないと何が起きるのか)を業務リスクの観点で理解できる ユーザー・ロール・権限の関係を「仕事の流れ」でイメ…
PFCGロールとは
PFCGロールとは、SAPユーザに付与する権限をまとめたロールです。
ロールには、トランザクションやFioriアプリの実行権限、業務に必要なオブジェクト権限などが含まれています。ユーザへPFCGロールを割り当てることで、そのロールに定義された機能を利用できるようになります。
Fiori環境においても、基本的な権限管理はPFCGロールを中心に行われます。
Fioriアプリとの関係
Fioriアプリは、PFCGロールに登録されたBusiness Catalogを通じて利用できるようになります。
ユーザへPFCGロールを割り当てると、そのロールに含まれるBusiness Catalogの設定に基づき、利用可能なFioriアプリがLaunchpadへ表示されます。
つまり、Fioriアプリを直接ユーザへ割り当てるのではなく、PFCGロールを介して利用権限を付与する仕組みとなっています。
SU01でFioriユーザへ権限を割り当てる方法
1.SAP GUIでトランザクションSU01を起動し、対象となるユーザIDを入力して「照会」を選択します。
2.ユーザ情報画面が表示されたら、「ロール」タブを選択します。
ここでは、対象ユーザに現在割り当てられているPFCGロールを確認できます。
3.ロールがない場合、変更モードにして該当ロールを追加割り当てします。
しかし、実際のプロジェクトでは、PFCGロールの割り当てはBasis担当者が実施するケースが一般的です。
業務担当者やアプリケーションコンサルタントは、必要なロールを確認し、Basis担当者へ依頼する運用が多く採用されています。
SU01の変更権限がない場合、以下エラーが出ています。
その際に、権限管理チームにロールの割当を依頼するように対応してください。
Fioriで確認する方法
Fioriアプリを使用できるロール割当されましたら、Fiorにログインしてアプリの確認をします。
ユーザID、パスワードとクライアント(100)を入力してログインします。
※皆さんのプロジェクトクライアントは必ずしも100ではありません。プロジェクトのクライアント番号を確認して入力してください。
検索欄に「一般仕訳」のキーワードを入力して検索してみます。
関連のアプリがすべて表示されています。
まとめ
本記事では、SAP GUIのSU01を利用して、FioriユーザへPFCGロールを割り当てる方法について紹介しました。
実際のプロジェクトでは、SU01によるロールの割り当てはBasis担当者が実施するケースが多く、権限がない場合はロールを変更できません。その場合は、必要なロールを確認したうえでBasis担当者へ依頼しましょう。
一方、SAP S/4HANA Public Cloudでは、Business RoleをBusiness Userへ割り当てる方式を採用しており、On-Premiseとは権限管理の方法が異なります。システム環境に応じて適切な方法を選択することが重要です。
Fioriユーザに権限割り当てる方法は環境によっての違いについてよく理解できました!
権限ロールとビジネスユーザの関係を理解し、プロジェクトに役立てるんじゃ!