この記事を読むメリット
- SAPでの特性値(characteristic value)やクラス(class)に関する基本的なテーブル関係を理解することができます。
ここでは特性・クラスのテーブル関連図を紹介していきます。
特性とクラスの概要の解説と実際の設定方法は以下で詳しく解説していますので、ぜひ確認してみてくださいね!
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この記事のポイント
テーブル関連図(特性)
特性値に関するテーブル関連図
特性のテーブル関連図
クラスのテーブル関連図
テーブル一覧・概要(特性/クラス)
特性関連のテーブル
| テーブルID | テーブル内容 |
|---|
| CABN/CABNT | 特性項目/特性項目テキストが格納されているテーブル |
| CAWN/CAWNT | 特性項目に対する選択肢/そのテキストが格納されているテーブル |
| AUSP | 実際にオブジェクトに対して設定されている特性値が格納されているテーブル |
特性関連のテーブル
クラス関連のテーブル
| テーブルID | テーブル内容 |
|---|
| KLAH/KLAT | クラス/クラスのテキスト情報が格納されているテーブル |
| KSML | クラスに対して紐付いている特性が格納されているテーブル |
| INOB | オブジェクトと内部オブジェクトキーを紐付けるテーブル 例えば品目コード(=オブジェクト)から内部オブジェクトキーを取得し、それを元に紐付く特性値を検索することができる。 |
| KSSK | オブジェクトに対して紐付いているクラスが格納されているテーブル |
クラス関連のテーブル
事前知識(内部書式と外部書式)
特性には内部書式・外部書式があります。
例えばテーブルCABNの内部特性番号は、実際は内部書式である数値でテーブルに登録されています。
しかしT-CODE:SE16Nで検索した際には外部書式で表示されているので注意が必要です。
内部書式を確認するためには、検索したレコードをダブルクリックすることで内部書式を確認することが可能です。
※T-CODE:SE16で検索し、ユーザパラメータから「変換Exitを考慮」のフラグをOFFにすることでも内部書式の確認ができます。
各テーブル解説
テーブルが対応するSAP上の箇所を紹介します。
テーブルの検索はT-CODE:SE16Nを使用しています。
CABN/CABNT(特性/特性テキスト)
まずは特性の基本情報を保持しているテーブルCABN/CABNTの紹介じゃ。
特性情報はT-CODE:CT04で確認できるぞい!
CABN(特性)ではT-CODE:CT04(特性の登録)にて定義した特性の項目に関する形式(CHAR型や日時など)を確認することができます。
AUSP(特性値)
次に特性に登録された特性値の情報が格納されているテーブルAUSPの紹介じゃ!
以下は品目マスタ(T-CODE:MM03)の分類タブに設定されている特性値だぞい。
上記の特性値が格納されているテーブル:AUSPのレコードは以下なのじゃ!
CAWN/CAWNT(特性値と値テキスト)
次に特性に登録された特性値の情報が格納されているテーブルCAWN/CAWNTの紹介じゃ!
T-CODE:CT04の「値」タブでは特性がとり得る特性値の選択肢を設定することができるのじゃ!(以下参照)
備考:CAWN(特性値)とAUSP(特性値)の違い
CAWNとAUSPの大きな違いとしては、CAWNが特性の選択肢を保持しているのに対し、AUSPでは実際にオブジェクト(品目など)に紐づけられている特性値が保持されているという違いがあります。
KLAH/KLAT
次にクラスについてクラス名称などを有したテーブルKLAH/KLATの紹介じゃ!
クラスはT-CODE:CL01で登録できるぞい!(以下参照)
クラスヘッダデータでは、T-CODE:CL01(クラスの登録)にて定義した一般的な情報(テキストや有効開始日・登録者)などの情報を保持しています。
KSML
最後に各クラスにどのような特性が紐づいているか確認できるテーブルKSMLの紹介じゃ!
この設定もT-CODE:CL01で登録できるぞい!(以下参照)
テーブル:KSMLはテーブル:KLAHの内部クラス番号で検索すると以下のようなデータを確認できるぞい!
クラスの特性では、T-CODE:CL01(クラスの登録)にてクラスに対して紐づけた特性の情報を保持しています。
INOB(内部番号と対象間の連結)
次にオブジェクトと内部特性番号の紐づきを保持しているテーブルINOBの紹介じゃ!
上記の例では、品目の分類タブにて登録されている場合に品目に対するオブジェクトキーを確認することができます。
※テーブル:INOBの内部オブジェクト番号には前ゼロが無い数値が設定されているので、テーブル:AUSP、KSSKなどのオブジェクト(OBJEK)に当てて検索する場合には前ゼロを付与する必要があります。
KSSK
次にオブジェクトに対して紐付いているクラスが格納されているテーブルKSSKの紹介じゃ!
KSSKでは、オブジェクトをキーにオブジェクト(INOBで検索可能)がどのクラスと紐づいているかを確認することができます。
ここでは、クラスタイプは300(バリアント)となっており、品目マスタにおけるバリアントコンフィグレーションと呼ばれる同一品目についての色・サイズ展開といった細かな仕様についてデータを保持させる方法を採る際に有用な機能として使用することができます。
最後に
クラスと特性は品目マスタ・ロットマスタ・品質・化学品などで幅広く利用される汎用的な設定になるので、ぜひ覚えておきましょう!