「TISって評判はいいと聞くけれど、本当にホワイトな会社なのかな…?」
「年収が高いって噂だけど、実際どのくらいもらえるんだろう?」
「SAPの経験を活かせる会社なのか、転職前に確かめたい」
TISI(旧TIS)への転職を検討するSAP人材なら、こうした疑問を持つのは当然だと思います。
先に結論をお伝えします。
有価証券報告書や公式データで見るかぎり、TISは平均年収が高く、健康経営のホワイト500にも認定された定着のよい会社です。
このメディアは、SAPコンサルタントが在籍し、SAP人材のフリーランス・転職支援を行うスプラッシュエンジニアリングが運営しています。
この記事でわかることは、次のとおりです。
- 有価証券報告書に基づくTISの平均年収829万円の実態
- 有給取得率・育休取得率・ホワイト500認定などホワイト評価の根拠
- SAP・ERP領域でのTISの立ち位置と積めるキャリア
- 転職難易度と評価されやすいSAP人材の傾向
読み終える頃には、口コミの印象に振り回されず、公開情報から自分にTISが合うかどうかを判断できるようになります。
※記事の内容をサクッと確認したい方は、以下のスライドでご確認いただけます。
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TISI(旧TIS)の評判を公開情報で検証してわかる全体像

TISの評判を、口コミの賛否ではなく有報や公式データという確かな一次情報から読み解いていきます。
「ホワイトらしい」「年収が高いらしい」という噂は、SAP人材の転職先を探すうえで無視できません。
ただ、その印象がどこまで実態と合っているかは、公開されている数字を並べて初めて見えてきます。
TISは2026年7月にTISI株式会社へ商号を変更しました(TISI公式・商号変更のお知らせ)。
そのため、社名で検索すると古い情報と新しい情報が混ざりやすくなっています。
この記事では、評判にまつわる論点を次の順で整理します。
- 企業概要と商号変更という「今のTIS」の前提
- 有価証券報告書に基づく年収水準
- 認定・取得率データで見る働き方
- SAP人材にとっての立ち位置とキャリア
数字の裏づけを一つずつ確認しながら読み進めれば、感想ではなく事実で判断できるようになります。
企業概要とTISからTISI株式会社への商号変更
評判を語る前に、TISインテックグループの規模と直近の商号変更という「今のTIS」を正確に押さえます。
TISI(旧TIS)の事業内容とグループ規模

TISは、特定のメーカー資本に属さない独立系の大手SIerです。
システムインテグレーションを軸に、決済・金融や産業・公共など幅広い領域でシステム構築や運用を手がけています。
規模感は、公開されている数字で確認できます。
2025年3月期の有価証券報告書によると、連結ベースの従業員数は21,765名、提出会社であるTIS単体では5,970名です(TIS公式・有価証券報告書2025年3月期)。
事業の広がりは、次のような特徴で捉えられます。
- 独立系ならではの、幅広いベンダーと組める中立的な立場
- 決済・金融分野での長年の実績
- 産業・公共など安定した基盤を持つ顧客層
成長の方向性もはっきりしています。
中期経営計画では、2027年3月期に売上高6,200億円を目標に掲げています(TIS公式・統合報告書2025)。
規模の大きさと成長志向を併せ持つ会社です。
2026年7月のインテック吸収合併とTISIへの商号変更

「TISI」という新しい社名を見て戸惑った方もいるかもしれません。
これは2026年7月1日に、TISがグループの完全子会社だったインテックを吸収合併し、商号をTISI株式会社へ変更したためです(TISI公式・商号変更のお知らせ)。
情報を読むうえで注意したいのは、公開されている評判・年収データの多くが「TIS株式会社」名義の有報に基づく点です。
社名は変わりましたが、事業体としての連続性は保たれています。
古い情報と混同しないためのポイントは、次のとおりです。
- 現在の正式な社名はTISI株式会社
- 年収・従業員数などの数字は旧TIS名義の有報が出典
- グループとしての事業や実績は合併後も継続
つまり「TIS 評判」で調べた内容の多くは、そのまま今のTISIにも当てはまると考えて差し支えありません。
社名の変更に惑わされず、中身のデータで判断するのが得策です。
TISI(旧TIS)の年収は公開データで見るとどの水準か
TISの年収を、会社全体の相場という同じ物差しで捉え、平均値を正しく読む視点まで解説します。
なお、SAP人材の年収を体系的に把握したい方は、SAPエンジニアの平均年収と年収アップの方法もあわせて確認すると理解が深まります。
有価証券報告書で見る平均年収829万円の実態

TISの年収を語るうえで、最も信頼できる一次情報が有価証券報告書です。
2026年3月期(第18期)の有報によると、TIS単体の平均年収は8,289千円(約829万円)、平均年齢は40歳8カ月、平均勤続年数は14年5カ月、従業員数は6,066人です(TIS公式・有価証券報告書2026年3月期)。
前事業年度からは2.75%の増加です。
数字で見ると、次のような特徴が浮かびます。
- 大手SIerとして高い水準にある平均年収
- 40代前半という落ち着いた平均年齢
- 14年を超える長い平均勤続年数
平均勤続年数が長いことは、腰を据えて働き続けられる環境の一つの目安になります。
ただし、平均年収はあくまで会社全体の平均です。
年齢構成や職種の割合で数字は動くので、個人の想定年収とは別物だと考えたほうがいいです。
自分の年収を見積もるときに、この平均をそのまま当てはめないよう気をつけてください。
年収を年代・役職の視点で正しく読む考え方

平均年収829万円という数字だけを見ると、全員がその額をもらっているように錯覚しがちです。
実際には、年代や役職で年収には大きな幅があります。
TISのような大手SIerでは、グレード(等級)制度に基づいて処遇が決まる傾向があります。
そのため、同じ会社でも若手とマネージャー層では年収に相応の差が生まれます。
平均値を読むときのポイントは、次の三点です。
- 若手層は平均を下回り、経験を積むにつれて上がっていく
- 管理職やスペシャリストはグレードに応じて平均を上回る
- 職種や担当領域によっても水準が変わる
年代別・役職別の断定的な数値は、一次情報で裏づけできる範囲を超えるので、ここでは踏み込みません。
はっきりしているのは、年収はグレード制のもとで幅を持って決まるということです。
実際の水準は、公式採用ページの職種・給与情報を確認するのが確実です。
平均を過大にも過小にも捉えず、レンジで見る姿勢が誤解を防ぎます。
IT業界平均と比べたTISI(旧TIS)の年収水準
TISの平均年収を評価するには、同じ粒度で業界平均と比べるのが公正な見方です。
会社全体の平均年収は、IT・情報通信業界の平均と並べると立ち位置がわかります。
一般に、情報通信業は全産業の平均年収より高い傾向があります。
その情報通信業の中でも、TISの約829万円という平均年収は高い部類に入ります。
比較の軸を具体的に挙げると、次のとおりです。
- 会社全体の平均を、情報通信業・IT業界の平均で比べる
- 全産業平均より情報通信業は高めの傾向
- その中でTISは上位の水準に位置する
ここで気をつけたいのは、SAPコンサルやSAPエンジニアといった市場相場と、会社全体の平均を直接並べないことです。
SAP関連職種は相場が高めなので、会社全体の平均と混ぜると比較が不当になります。
粒度をそろえて見れば、TISの年収が業界内でしっかりした水準にあると納得しやすくなります。
TISI(旧TIS)の働き方とホワイト評価の根拠

「TISはホワイトか」を感想ではなく、取得率や第三者認定といった客観データで判断していきます。
有給取得率と育休取得率に見る労働環境
ホワイトかどうかを判断するうえで、休暇や育児の取りやすさは大きな指標です。
TISインテックグループが公開している非財務データ集を見ると、その実態が数字で確認できます。
主なデータは、次のとおりです。
- 有給休暇取得率66.5%
- 男性育児休業取得率70.9%
- 女性管理職比率13.8%
これらの数字は、TISインテックグループの公式データに基づきます(TISI公式・非財務データ集)。
有給取得率66.5%という水準は、休みを取りやすい環境が整っている一つの裏づけになります。
特に注目したいのが、男性育児休業取得率70.9%という数字です。
男性の育休取得が半数を超えている職場は、まだ多くありません。
制度が実際に使われているかどうかは、働きやすさを測るうえで見逃せません。
数字で見るかぎり、TISは家庭と仕事を両立しやすい会社です。
健康経営優良法人ホワイト500の認定実績
働きやすさを、社内のデータだけでなく第三者の目線で確かめられるのが認定制度です。
TISは、2026年3月に経済産業省と日本健康会議による「健康経営優良法人2026(大規模法人部門)」の上位500法人、いわゆるホワイト500に認定されました。
この認定が示すのは、次の点です。
- 経産省・日本健康会議が主体となる公的な認定
- 大規模法人部門の中でも上位500社に入る評価
- 従業員の健康づくりへの取り組みが客観的に認められている
認定の詳細は、公式の情報で確認できます(経済産業省・健康経営優良法人認定制度、TIS公式・健康経営優良法人2026ホワイト500認定のお知らせ)。
見落としてはいけないのが、この認定は毎年審査される点です。
一度取れば終わりではなく、続けて取り組んでいなければ認定は続きません。
外部の審査を通じて健康経営が認められている事実は、ホワイト度を裏づける説得力のある材料です。
離職率と新卒定着率から見る定着のしやすさ

「入ってもすぐ辞める会社ではないか」という不安には、定着データが答えてくれます。
TISインテックグループの非財務データ集では、退職や定着の状況も公開されています。
具体的な数字は、次のとおりです。
- 退職率6.5%
- 新卒3年後定着率86.0%
これらはグループの公式データに基づきます(TISI公式・非財務データ集)。
退職率6.5%は、多くの人が長く働き続けていることを示す水準です。
新卒で入った人の3年後定着率が86.0%という数字も、定着のよさを裏づけています。
新卒の3年以内離職は、世の中では3割前後という調査が広く知られています(厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況」)。
それと比べても、TISは相対的に人が辞めにくい環境です。
先ほど触れた平均勤続年数の長さとも整合していて、腰を据えて働きやすい会社だとわかります。
TISI(旧TIS)のSAP・ERP領域での立ち位置
SAP人材にとって最重要の「TISはSAPで強いのか」を、実績とキャリアの両面から具体的に見ていきます。
SIer各社の位置づけを俯瞰したい方は、SAPコンサル会社20選の比較と転職先の選び方も参考にすると全体像がつかめます。
SAPパートナーとしての実績とS/4HANA移行支援

TISのSAP領域での強みは、長年にわたる実績にあります。
長くSAPパートナーを務め、基幹システムの刷新を数多く手がけてきました。
具体的なサービスや事例には、次のようなものがあります。
- S/4HANA移行サービス(Assessment/Go)による移行支援
- 旭化成グループ・川崎重工業・大日本塗料などの基幹刷新事例
- ERP導入テンプレートTCMを活用した導入支援
これらの実績は、公式情報で確認できます(TIS公式・SAPソリューション導入事例、TIS公式・SAP関連ニュース)。
S/4HANAへの移行は、多くの企業にとって避けて通れないテーマです。
Assessmentで現状を評価し、Goで実装へ進める体系立った支援がある点は、SAP人材から見ても魅力的です。
大手製造業の基幹刷新を任されている実績は、上流から関われる案件が多いことを意味します。
SAPの経験を深めたい人にとって、腰を据えて取り組める環境が整っています。
SAP人材としてTISI(旧TIS)で積めるキャリアと市場価値
TISでSAP経験を積む価値は、その経験が転職やフリーランス市場で高く評価される点にあります。
大規模なS/4HANA移行や基幹システム刷新の経験は、市場での希少性が高いものです。
評価されやすいスキルには、次のようなものがあります。
- FI/COやMM・SD・PPといった各モジュールの実装経験
- ABAP・BASISなど技術面での深い知見
- 大規模プロジェクトを推進したマネジメント経験
こうした経験が市場でどう評価されるかは、当社の公開案件データにも表れています。
当社が公開しているSAPフリーランス案件では、月額単価は中央値130万円が目安で、要件定義など上流工程では中央値150万円に達します(SAPフリーランスバンク・公開案件)。
正社員でも、当社のSAPテンショクの求人では想定年収は中央値625万円が中心です(SAPテンショク・公開求人)。
なお、これらはTIS社員の年収ではなく、当社媒体に登録するSAP人材全体の市場相場です。
TISの処遇そのものとは粒度が異なる点にご注意ください。
TISで積んだ上流経験は、こうした高単価・高年収の案件で強い武器になります。
自分の市場価値を確かめる意味でも、案件情報を一度のぞいてみる価値があります。
TISI(旧TIS)への転職難易度と評価されやすい人材
中途でTISに入る際の難易度と、選考で評価されやすい経験やスキルの傾向を公開情報から整理します。
転職難易度そのものを下げるコツを知りたい方は、SAP転職の難易度と難易度を下げる3つのコツも参考になります。
中途採用の傾向と求められるスキル

TISがどのような人材を求めているかは、公式の採用情報から傾向をつかめます。
TISは経験者採用を継続的に行っていて、中途の受け入れに積極的です。
非財務データ集によると、経験者採用は438人にのぼります(TISI公式・非財務データ集)。
この規模の中途採用は、門戸が一定程度開かれている表れです。
募集の傾向として、次のような点が挙げられます。
- SIやコンサルの実務経験を持つ人材
- 特定の技術・業務領域で専門性を積んだ人材
- 幅広い事業領域に対応できる素地のある人材
もちろん、大手ならではの選考基準はあり、誰もが簡単に通るわけではありません。
ただ、経験者採用を毎年一定数続けている事実は、実務経験のある人にとって現実的な選択肢である証拠です。
求められるスキルは、公式採用ページの募集要項で具体的に確認するのが確実です。
評価されやすい経験とSAP人材の強み
TISの選考で評価されやすいのは、同社の事業と親和性の高い経験です。
大規模プロジェクトの推進経験や、基幹システム・ERPの構築経験は、評価につながりやすい傾向があります。
特にSAP人材は、TISのSAP・ERP事業と相性がよく、強みを発揮しやすい立場にあります。
SAP・ERP領域との重なりで見ても、次のような経験は歓迎されやすいものです。
- S/4HANA移行や基幹刷新のプロジェクト経験
- 複数モジュールをまたいだ業務理解
- 大規模チームでの推進・折衝の経験
自分の経験がTISで通用するかどうかは、こうした事業との重なりで判断できます。
SAPの実装や移行に関わってきた人であれば、その経験は同社で十分に活きます。
逆に、これからSAP領域を深めたい人にとっても、実績豊富な環境は学びの多い場です。
自分のスキルとTISの事業がどう接続するかを意識すると、志望動機も具体的に描けます。
TISI(旧TIS)が向いている人とSAP人材の次の選択肢
自分がTISに合うかどうかを判断し、合わない場合も含めた次のキャリアの一手を選べるように整理します。
TIS以外の長期的な選択肢まで見据えたい方は、SAPコンサルタントの将来性と長期キャリアパスも判断材料になります。
TISI(旧TIS)が合う人・慎重に検討したい人

TISは万人に合う会社ではなく、志向によって相性が分かれます。
これまで見てきた高い定着率や安定した事業基盤は、腰を据えて働きたい人にとって大きな魅力です。
TISが合いやすいのは、次のような人です。
- 安定した大手SIerで長く働きたい人
- 大規模な基幹システム案件に関わりたい人
- 制度の整った環境で家庭と両立したい人
一方で、慎重に検討したい人もいます。
短期間で単価や裁量を最大限に高めたいという志向なら、大手ならではの組織スピードや役割分担にギャップを感じることがあります。
これは優劣の話ではなく、価値観の違いです。
安定と大規模案件を重視するならTISは有力な選択肢です。
スピードと裁量を最優先したいなら、別の働き方も視野に入れて比べるほうが後悔しないと思います。
正社員とフリーランス、SAP人材の市場価値を最大化する道
TISが合うかどうかを考えることは、正社員という働き方そのものを見直すきっかけにもなります。
SAP人材には、正社員として腰を据える道と、フリーランスとして単価を追う道の両方があります。
それぞれの目安は、当社の公開データから確認できます。
- 正社員の想定年収は中央値625万円が中心(SAPテンショク)
- フリーランスの月額単価は中央値130万円が目安(SAPフリーランスバンク)
- 上流工程のフリーランス案件は中央値150万円に達する
これらは市場全体の相場であり、特定企業の社員年収ではない点をあらためて補足します。
正社員の安定を取るか、フリーランスで単価を上げるかは、ライフステージや志向で最適解が変わります。
まずは自分の経験がどれくらいの水準で評価されるかを知るのが第一歩です。
SAPテンショクで正社員求人の想定年収を、SAPフリーランスバンクで案件単価を確認すれば、自分の市場価値が具体的に見えてきます。
まとめ:TISI(旧TIS)の評判の見極め方と次の一歩
TISI(旧TIS)の評判は、口コミの印象ではなく有報・認定・公式データで見ると、輪郭がはっきりします。
平均年収は約829万円と高水準で、ホワイト500の認定や高い定着率が働きやすさを裏づけています。
長年にわたるSAPパートナー実績もあり、SAP人材にとって経験を深められる会社です。
大切なのは、社名の変更や噂に惑わされず、公開データで判断する姿勢です。
そのうえで自分の市場価値を確かめることが、後悔のないキャリア選びにつながります。
自分の経験がどう評価されるかを知る次の一歩として、SAPフリーランスバンクやSAPテンショクで案件や求人をのぞいてみてください。
エージェント選びから見直したい方は、現役厳選のSAP転職エージェント8選と失敗しない選び方も役立ちます。
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