SAPコンサルタントの将来性はどう?将来見据えたキャリアパスまで徹底解説

「SAPコンサルタントの将来性ってどうなんだろう?」

そのような疑問を持つあなたへ向けて記事を用意しました。

結論をお伝えすると、SAPコンサルタントは将来性があり魅力的な仕事といえます。
この記事では、SAPコンサルタントの将来性について、以下の観点でお伝えします。

  • SAPコンサルタントに将来性がある3つの理由
  • SAPコンサルの将来的なリスク
  • SAPコンサルからのキャリアパス
  • SAPコンサルとして選ばれ続けるためのスキル
  • SAPコンサルタントの平均年収

SAPコンサルタントの将来性が気になるあなたにとって、魅力的な記事となっております。
是非ご覧ください。

また、SAPコンサルタントについて以下の記事で詳細をまとめています。
SAPコンサルタントについて詳しく知りたい方はあわせてご覧ください。

目次

【結論】SAPコンサルタントには将来性がある!代表的な3つの理由

結論からいうと、SAPコンサルタントは将来性が高い職種といわれており、需要は高まっています。
将来性が高いといわれている理由として、具体的に以下3点が挙げられます。

  • SAP2027年問題による需要が高い
  • グローバル化への対応
  • SAPコンサルタントの人材不足

それぞれひとつずつ解説していきます。

SAP2027年問題による需要が高い

SAPシステムには、2027年問題があるといわれています。

SAP2027年問題とは

大手企業を中心に世界中で導入されている、SAP社の基幹システムパッケージERPソリューション「SAP ECC6.0」の標準保守(メインストリームサポート)が2027年末で期限を迎えるという問題。

以前は2025年問題と呼ばれていましたが、SAPシステムのサポート期限が2年延長されたことをうけ、2027年問題となっています。

SAP ECC6.0からの移行先のシステムは様々ですが、「SAP S/4 HANA」というSAP社の基幹パッケージへ移行することが多いです。
そのため、S/4 HANAへの移行案件でSAP人材が不足しているといわれており、現場から人手が欲しいといわれています。

グローバル化への対応

SAPは数多くの国で導入されており、グローバル展開を行う企業にとって、事実上の標準システムとなっています。

特に日本企業のグローバル展開が加速する中、現地法人との業務統合やデータの一元管理のニーズが高い状態です。

SAPは多言語・多通貨対応、各国の税制や会計基準への準拠など、国際ビジネスに必要な機能を標準で備えています。
また、海外拠点とリアルタイムでの情報連携や、業務の標準化を実現できることから、グローバル経営の基盤として選択される場面が増えています。

この流れは今後も継続すると予測され、SAP導入・運用のニーズはさらに拡大するでしょう。

SAPコンサルタントの人材不足

SAPコンサルタントには、システムの技術的な知識だけでなく、財務会計・管理会計・製造・物流など、業務に関する深い理解が求められます。
また、導入規模が大きいためプロジェクトマネジメントや、ステークホルダーとのコミュニケーション能力も必要です。

これらの複合的なスキルを持つ人材の育成には時間がかかり、即戦力の確保が困難な状況となっています。
特にS/4HANAへの移行需要が高まる中、経験豊富なコンサルタントの不足は深刻化しています。

人手不足は、今後数年間は解消される見込みが低く、SAPコンサルタントの市場価値を押し上げている要因です。

視野に入れておきたいSAPコンサルが抱える将来的なリスク

SAPコンサルタントを取り巻く環境は、テクノロジーの進化とともに大きく変化しています。
以下3点がSAPコンサルにとってリスクといえる内容でしょう。

  • SAPシステムの競合製品の増加
  • 2027年問題をきっかけとした他社システムへの乗り換え
  • 最新のIT知識や、新しい技術の習得不足による仕事の減少

それぞれの要因で仕事を奪われる可能性があるため、しっかりと把握する必要があります。
ひとつずつ解説していきます。

SAPシステムの競合製品の増加

ERPの世界でも「クラウドファースト」の流れが加速しており、以下のクラウドサービスを筆頭に競合製品が急速に市場シェアを拡大しています。

  • Oracle Cloud ERP
  • Microsoft Dynamics 365

これらの製品は以下のようなクラウドならではのメリットがあり、中堅企業を中心に、SAP以外の選択肢を検討するケースが増加しています。

  • 導入期間の短縮
  • 初期投資の抑制
  • 柔軟な拡張性

SAPもクラウド戦略を強化していますが、競合製品との機能差が縮小している分野も出てきており、従来のような圧倒的な優位性を保てない可能性があります。

SAP導入が減ることにより、SAPコンサルタント全体の仕事量が減る可能性があるのです。

2027年問題をきっかけとした他社システムへの乗り換え

2027年のSAP ECC 6.0のメインストリームメンテナンス終了は、多くの企業にとってシステム刷新の重要なタイミングになります。

S/4HANAへの移行には相当な投資と労力が必要となるため、この機会に改めてERPベンダーの選定を行う企業が増えると予想されるでしょう。
特に、既存システムに対する不満を抱えている企業や、クラウドシフトを検討している企業にとって、他ベンダーへの切り替えのチャンスです。

一度他社システムに移行してしまうと、システムが稼働する限り、SAPコンサルタントとしてのスキルを活かす機会は失われることになるでしょう。

最新のIT知識や、新しい技術の習得不足による仕事の減少

SAPを取り巻く技術環境は急速に進化しており、以下のような新しいテクノロジーとの統合が進んでいます。

  • クラウド技術
  • AI/機械学習
  • IoT
  • ブロックチェーン

また、S/4HANAでは新しいアーキテクチャやユーザーインターフェースが採用されており、新しい技術への適応が求められています。

そのため、過去の知識だけでは最新のプロジェクトに対応できなくなるリスクが高まっています。
特に若手コンサルタントとの技術力の差が開いてしまうと、プロジェクトでの重要な役割を担当できなくなる可能性があるでしょう。

SAPコンサルの将来性に悩んだ時に候補となるキャリア

上記のようなリスクから、別の仕事へのキャリアチェンジを検討される方もいるでしょう。
SAPコンサルタントは、専門性と業務知識を様々なキャリアへ活かすことが可能です。

代表的なキャリアとしては以下の5つが挙げられます。
それぞれのキャリアを理解し、自身が希望する働き方/キャリアを選択しましょう。

  • ITコンサルタントへキャリアチェンジ
  • CxOポジションを目指す
  • 正社員ならフリーランスになるのもひとつの手
  • 戦略コンサルタントへ転職する
  • 転職して他の事業会社の役員を目指す

ひとつずつ解説します。

ITコンサルタントへキャリアチェンジ

SAPコンサルタントとしての経験は、広範なIT領域へのキャリア展開の強い基盤となります。
ERPシステムは企業の基幹業務全体に関わるため、以下のような幅広い業務で知識が活用できるでしょう。

  • 業務プロセス改善
  • システム統合
  • デジタルトランスフォーメーション(DX)

特にクラウド化やAI導入などの新規プロジェクトでは、既存システムとの連携や業務要件の整理が重要となり、SAPコンサルタントの経験が大きな強みとなります。

また、多くのIT企業が事業領域を拡大している中、特定のパッケージのみに限定しない、幅広いソリューション提案ができるコンサルタントへのニーズも高まっています。

CxOポジションを目指す

SAPコンサルタントは、業務プロセスとITの両面に精通していることから、CIO(最高情報責任者)やCTO(最高技術責任者)といった経営幹部ポジションを目指せます。

デジタル戦略が経営の重要課題となっており、基幹システムの知識を持ち、業務改革の経験がある人材への需要は非常に高いでしょう。

また、複数の業界や企業でのプロジェクト経験、大規模プロジェクトのマネジメント経験は、組織全体のIT戦略を統括する立場として活躍できます。

正社員ならフリーランスになるのもひとつの手

SAPコンサルタントとして十分な経験と実績を積んだ後、フリーランスとして独立することも魅力的な選択肢です。

フリーランスの場合、プロジェクトの選択や時間の使い方に関して自分の希望を叶えつつ、スキルと経験に応じてより高い報酬を得られる可能性があります。
特に、S/4HANA移行など特定分野での専門性を持つコンサルタントは、高い市場価値を維持できます。

ただし、継続した案件の確保やスキルの継続的な獲得など、自己責任で対応すべき課題もあることを認識しておく必要があるでしょう。
フリーランスに興味がある方は、SAPフリーランスバンクにてキャリア相談を承っているので、是非お気軽にご相談ください。

SAPフリーランスの新着案件

【FI】

【MM】

【SD】

【製造業SAP拡張開発(FI/SD/MM)】大阪・リモート併用/基本設計・テスト

要スキル:
SAPのFI、SD、MMいずれかのモジュールにおいて、基本設計以降のフェーズを担当したご経験
月額単価:
~1,050,000円 / 月
稼働場所:
大阪府
稼働率:
100%
作業内容:
製造業の基幹システムとして稼働するSAPシステムの機能拡張プロジェクトです。FI、SD、MMいずれかのモジュール担当として、要件定義書をインプットに基本設計書を作成し、開発チームへの連携、そして完成した機能の受入テストまで、一連のプロセスを中心メンバーとして担当していただきます。 主な業務内容: ・要件定義書に基づく、アドオン機能等の基本設計書の作成 ・開発チームへの設計内容の説明、およびQ&A対応 ・開発チームが作成した機能の受入テスト計画策定、シナリオ作成、テスト実施 ・テスト結果の評価、不具合管理、および修正依頼 ・関連ドキュメント(設計書、テスト仕様書など)の作成および更新

【FI】

【製造業ユーザートレーニング支援(FI)】東京・品川(リモート併用)/QA対応・テスト調査

要スキル:
SAP FIモジュールに関する基本的な知識(ジュニアコンサルタントレベル)
月額単価:
~900,000円 / 月
稼働場所:
東京都
稼働率:
100%
作業内容:
製造業におけるSAP導入プロジェクトが、ユーザートレーニングおよびテストフェーズを迎えています。 この重要な局面において、ユーザーがシステムを円滑に利用開始できるよう、トレーニング時のQA対応やインターフェイステストで発生したバグの調査などを中心メンバーとして担当していただきます。 主な業務内容: ・業務ユーザートレーニング実施時におけるQA対応、および説明補助 ・インターフェイステスト等で発生した不具合(バグ)の原因調査、切り分け ・ユーザーからの問い合わせ対応、およびエスカレーション ・関連ドキュメント(FAQ、手順書など)の作成支援

【FI】

【製造業SAP導入(FI-AA)】東京・品川(リモート併用)/Fit&Gap・要件定義

要スキル:
SAP FI-AA(固定資産)モジュールにおけるシニアコンサルタントとしてのご経験
月額単価:
~1,700,000円 / 月
稼働場所:
東京都
稼働率:
100%
作業内容:
製造業の基幹システムとしてSAPを導入するプロジェクトです。 今回は、プロジェクトの初期段階であるFit&Gap分析から要件定義フェーズにご参画いただきます。FI-AA(固定資産)領域の専門家として、新システムの方向性を定める重要な役割を中心メンバーとして担っていただきます。 主な業務内容: ・FI-AA(固定資産)領域におけるFit&Gap分析の実施 ・顧客担当者とのディスカッションを通じた、現行業務のヒアリングおよび新業務プロセスの設計 ・SAP標準機能との適合性を評価し、要件定義書の作成を主導 ・顕在化した課題の整理、および解決方針の策定・提案 ・関連ドキュメント(議事録、課題管理表など)の作成

【SD】

【台湾向けSAP展開支援(SD)】東京・豊洲(週1出社)/テスト・アドオン設計

要スキル:
SD領域においてSAPプロジェクトに携わったご経験 【尚可】 中国語(ビジネスレベルでなくても可)の知見
月額単価:
~1,300,000円 / 月
稼働場所:
東京都
稼働率:
100%
作業内容:
国内のSAPシステムを台湾拠点へ展開するグローバルプロジェクトです。 今回は、システムの品質を確固たるものにする総合テストフェーズにおいて、SD領域の専門家としてご参画いただきます。 テスト時の不具合調査・対応から、関連するアドオンの設計、課題検討・提案まで、多岐にわたる業務を中心メンバーとして担当していただきます。 主な業務内容: ・総合テストフェーズにおけるテスト対応、およびテスト時の不具合調査・対応 ・受注・出荷インターフェースに関するアドオン設計、および改修 ・帳票関連アドオン(Packing list, Invoice等/Smartform使用)の設計・開発連携 ・SD領域に関する各種課題の検討、および解決策の提案業務 ・関連ドキュメントの作成および更新

【FI】

【総合商社システム移行支援(FI-AA/AP/AR)】フルリモート/トレーニング計画

要スキル:
SAPのFI-AA(固定資産)またはAP/AR(債権債務)領域におけるトレーニング計画策定のご経験 【尚可】 ・商社向け業務システムの設計、導入、構築のご経験 ・SAP GTM(Global Trade Management)に関する知見
月額単価:
~1,000,000円 / 月
稼働場所:
フルリモート
稼働率:
100%
作業内容:
大手総合商社の基幹システム移行プロジェクトにおいて、ユーザー部門が新システムをスムーズに活用できるよう、運用開始に向けた準備を支援するポジションです。 FI-AA(固定資産)またはAP/AR(債権債務)領域の専門家として、ユーザートレーニングの計画策定・準備を中心メンバーとして担当していただきます。 主な業務内容: ・FI-AAまたはAP/AR領域における、ユーザー向けトレーニング計画の策定および準備支援 ・トレーニングカリキュラム、マニュアル、教材などの作成支援 ・移行後の新業務プロセス定着化に向けた各種支援、および課題対応 ・ユーザー部門やプロジェクトチームとの連携、調整

【CO】

【FI】

【外資系SAPロールイン(業務フローリード)】神奈川・新川崎(リモート併用)/会計領域

要スキル:
①SAP経験+英語対応可 ・会計知見 ・業務フロー作成経験 ・ビジネスレベル英語力 ・ユーザー対応経験 ②SAP未経験(SAP以外のその他業務フロー作成経験者) ・会計知見 ・業務フロー作成経験 ・ビジネスレベル英語 ・ユーザー対応経験 【歓迎スキル】 ・公認会計士資格保有者 ・SAPプロジェクト経験
月額単価:
~1,400,000円 / 月
稼働場所:
神奈川県
稼働率:
100%
作業内容:
外資系製造業の日本拠点へSAPを導入するロールインプロジェクトです。現在はテストフェーズにあり、本稼働に向けた業務改革の一環として、業務フローの整備が重要な課題となっています。本ポジションでは、海外で作成された英語資料を基に日本語の業務フローを作成し、その品質を管理するチームリードとして、プロジェクトの成功を推進していただきます。 主な業務内容: ・海外で作成された英語ベースの資料を理解し、日本の業務に合わせた日本語の業務フローへの落とし込み ・海外の導入チームおよび日本のクライアントとの英語でのコミュニケーション、会議のファシリテーション ・チームメンバーが作成した業務フロー等のアウトプットに対するレビュー、および品質管理 ・業務改革の推進に関する各種調整、および課題解決支援

【MM】

【素材メーカーS/4HANA移行管理(MM/PMO)】フルリモート/移行計画・作業管理

要スキル:
・SAP MM領域におけるデータ移行の知見とご経験 ・PMOとしてプロジェクト全体の調整やリードをしたご経験
月額単価:
~1,700,000円 / 月
稼働場所:
フルリモート
稼働率:
100%
作業内容:
素材メーカーのSAP S/4HANA導入プロジェクトにおいて、データ移行全体の管理を担うポジションです。S/4HANAのみならず、BTP、Salesforce、スクラッチ開発システムなど、複数のシステムが対象となる複雑な移行プロジェクトにおいて、移行計画の策定からリハーサルの管理まで、一連のマネジメント業務をPMOとして担当していただきます。 主な業務内容: ・プロジェクト全体を見据えた、データ移行計画の策定、および関係各所との調整 ・移行ツールの設計・開発・テストに関する作業管理、および進捗・課題管理 ・移行リハーサルの計画策定、および実行管理 ・データ移行に関するリスクの識別、評価、および対策の検討 ・プロジェクト内での円滑なコミュニケーション促進、および報告業務

【MM】

【素材メーカーS/4HANA導入(テスト管理 MM/PMO)】フルリモート/テスト計画・作業管理

要スキル:
・SAP MM領域における業務シナリオテスト、UAT(ユーザー受入テスト)のご経験 ・テスト統括のご経験 ・PMOとしてプロジェクト全体の調整やリードをしたご経験
月額単価:
~1,700,000円 / 月
稼働場所:
フルリモート
稼働率:
100%
作業内容:
素材メーカーのSAP S/4HANA導入プロジェクトにおいて、システムの品質を保証するテストフェーズ全般の管理を担うポジションです。 結合テスト、業務シナリオテスト、UAT(ユーザー受入テスト)といった各テストフェーズにおいて、計画策定から作業管理まで、一連のマネジメント業務をテストの責任者として担当していただきます。 主な業務内容: ・結合テスト、業務シナリオテスト、UATに関するテスト計画の作成および調整 ・テストシナリオ作成の支援、および進捗管理 ・テスト全体の作業管理(タスク割り当て、進捗・課題・品質管理) ・テスト結果の取りまとめ、および報告 ・関連部署やベンダーとの円滑なコミュニケーション、および調整業務

【PP】

【その他】

【医療機器メーカーS/4HANA導入(PP/QM)】東京・八王子(オンサイト)/要件定義リード

要スキル:
・SAP PP/QMモジュールに関する深い知識 ・生産/製造管理領域における業務プロセス設計の経験 ・高いコミュニケーション能力(顧客との折衝、ディスカッション推進など) 【尚可】 ・ビジネスレベルの英語力
月額単価:
~1,800,000円 / 月
稼働場所:
東京都
稼働率:
100%
作業内容:
医療機器メーカーにおける基幹システム刷新の一環として、SAP S/4HANAを導入するプロジェクトです。 プロジェクトの初期段階かつ最重要フェーズである要件定義において、PP/QM領域の専門家として、新業務プロセスの設計とシステム要件の具体化を主導していただきます。 主な業務内容: ・SAP PP/QM領域における要件定義の主導、および顧客担当者とのディスカッションのファシリテーション ・現行業務プロセスの分析、および新業務フローの設計(Fit&Gap分析) ・顕在化した課題の整理、およびSAP標準機能を活用した対応方針の策定・提案 ・各種ドキュメント作成(要件定義書、議事録、課題管理表など)

【BASIS】

【製造業SAP BASIS運用保守】兵庫・神戸(オンサイト)/運用設計・障害対応

要スキル:
・BASISコンサルタントとしてのご経験 ・SAPシステムの運用保守経験(2年以上目安) ・UNIX系のインフラに関する基本的な知識 【尚可】 ・OracleまたはSAP HANAに関する知見
月額単価:
~1,250,000円 / 月
稼働場所:
兵庫県
稼働率:
100%
作業内容:
製造業の基幹システムとして稼働するSAP(ECCおよびS/4HANA)環境の安定稼働をミッションとする運用保守プロジェクトです。 BASIS担当として、日々のシステムメンテナンスから障害対応、さらには将来を見据えた運用設計や改善提案まで、幅広い業務を主体的に担当していただきます。 主な業務内容: ・SAPシステム(ECC, S/4HANA)の運用設計およびドキュメント作成 ・システムの定常的な保守、監視、パフォーマンスチューニング ・障害発生時の原因調査、切り分け、および恒久対策の検討・実施 ・運用上の課題に対する改善提案および実行 ・各種インフラ(UNIX系)やデータベース(Oracle/HANA)に関する調査・連携

戦略コンサルタントへ転職する

SAPコンサルタントとして培った業務プロセスの理解と改革の経験は、戦略コンサルティングの世界でも活躍できます。
特にデジタル戦略やIT投資の分野では、実務レベルでの実現可能性を踏まえた提案をできる点が強みとなります。

また、多くの企業との取引経験やプロジェクトマネジメントのスキルは、戦略立案から実行支援まで一貫したサービスを提供する上で重要な強みとなるでしょう。

ビジネス戦略やマーケティング、財務などの新しいスキルを習得することで、より上流工程での戦略的なアドバイザリー業務にキャリアを発展させ、活躍可能です。

転職して他の事業会社の役員を目指す

SAPコンサルタントは、企業の基幹業務全般に対する深い理解と、経営課題を解決するためのスキルを持っています。
このスキルは、事業会社の経営層として求められる、全社的な視点での業務改革や意思決定する力と同じものです。

また、複数の企業でのプロジェクト経験を通じて得た、業界動向や経営のベストプラクティスに関する経験は、経営判断を行う上で重要な資産となります。

そのため、役員として、全社的な変革を主導できる立場を目指せるでしょう。

SAPコンサルとして将来的に選ばれ続けるためのスキル

SAPコンサルタントには、技術的なスキルと業務的な知識など総合的なビジネススキルが求められます。

具体的には以下5つのスキルを持つことで、継続的にSAPコンサルとして活躍できるようになるでしょう。

  • SAPアプリの知識と導入経験
  • 業務理解力
  • コミュニケーションスキル
  • 問題解決スキル
  • 語学力(英語)

ひとつずつ解説していきます。

SAPアプリの知識と導入経験

SAPコンサルタントの基本となるのは、担当モジュールに関する深い技術的理解です。

以下を筆頭としたSAPの各モジュールにおいて、設定方法やカスタマイズのオプション、モジュール間の連携についての知識が不可欠です。

  • FI/CO(財務・管理会計)
  • MM(在庫/購買管理)
  • SD(販売/物流)
  • PP(生産管理)

特にS/4HANAへの移行が加速する中で、以下のS/4HANAの新機能を活用できることが重要です。

  • Fioriインターフェース
  • インメモリデータベースHANA
  • エンベデッドアナリティクス

また、導入経験として、システム要件の定義から本番稼働後の安定化まで、一連のプロセスを把握していることが求められます。

業務理解力

SAPコンサルタントには、システムの知識だけでなく、クライアント企業の業務プロセスを深く理解する能力が求められます。

製造業、小売業、サービス業など、業界特有のビジネスプロセスや規制要件を理解し、それらをSAPシステムで効果的に実現する方法を提案できなければなりません。

また、経営者の視点に立ち、「業務効率化」「コスト削減」「収益性向上」などの経営課題を、システム導入を通じて解決する道筋を示せることが重要です。

さらに、グローバルでのベストプラクティスを理解し、クライアント企業に最適な形で適用する判断力も求められるでしょう。

コミュニケーションスキル

SAPプロジェクトの成功には、多様なステークホルダーとのコミュニケーションが必要です。
具体的には、経営層や現場のユーザーに対して、以下のような能力が求められます。

  • 経営層に対して:投資対効果、事業価値を明確に説明できる提案力
  • 現場ユーザー:業務変更の必要性、新システムの利点を分かりやすく説明力

また、プロジェクトチーム内では、開発者・他モジュールのコンサルタント・プロジェクトマネージャーなど、専門性が違うメンバーと協働するための調整力が重要です。

このように、どのような場面でもSAPコンサルタントにはコミュニケーションスキルが求められるでしょう。

問題解決スキル

SAPプロジェクトでは、システム面での技術的課題から、業務プロセスの変更に伴う組織的な課題まで、様々な問題に直面します。
これらの課題を早く特定し、根本的な原因を分析する能力が必要です。

また、限られた時間とリソースの中で、実現できる解決策を立案し、関係者の合意を得ながら実行に移す能力も重要です。
特に、本番稼働後に発生する予期せぬ問題に対して、適切な対応を取って解決することが信頼されるコンサルタントの条件となります。

それらを解決できるスキルは非常に重要になるでしょう。

語学力(英語)

グローバル化が進む中、英語力はSAPコンサルタントにとって必須のスキルとなっています。

海外拠点を含むプロジェクトでは、要件定義から設計、テスト、トレーニングまで、英語でのコミュニケーションが必要です。
海外のチームメンバーとの日常的なやり取りや、英語での議論にも参加できる会話力が求められます。

また、技術文書やマニュアルの多くが英語で提供されるため、最新の技術情報をキャッチアップするためにも英語力は重要です。

日常的に英語に触れ、語学力を伸ばしておくとよいでしょう。

SAPコンサルタントの平均年収は980万円

SAPコンサルタントは専門性の高さから高収入が期待される職種で、日本国内での平均年収は約980万円とされています。
さらに、以下の技術やスキルを持つSAPコンサルタントの需要は高く、年収アップが見込めるでしょう。

  • 経験している業界の業務知識やスキルレベル
  • 担当するSAPモジュール
  • SAP導入経験
  • S/4HANAやクラウド関連スキル

また、SAPの導入や運用の複雑化に伴い、プロジェクトマネジメントや技術スキルを兼ね備えたコンサルタントはさらに高い年収を得られるでしょう。

SAPコンサルタントの年収について、以下記事にまとめています。
興味のある方は是非ご覧ください。

まとめ

SAPコンサルタントの将来性について解説しました。

SAPコンサルタントの将来性は高く、今後も活躍の場が多くあるでしょう。
また、年収も高く魅力的な仕事といえます。

今後SAPコンサルへのキャリアを検討されている方は、SAP専門のSAPテンショクにお気軽にご相談ください。

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この記事を書いた人

SAPキャリアは、SAP人材に特化した人材サービスを展開しています。

転職したい方向け:SAPテンショク
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