【SAP SD】VL10系の出荷伝票一括処理ログをV_SAで確認する方法

登場人物紹介

三崎レイナ
社会人1年目。新卒でITコンサルティングファームに就職。初配属がSAPプロジェクトにアサインされる。SAPがわからないことだらけで悩んでいたところ、会社の先輩にSAPラボの所長を紹介され、毎週末に所長とSAPのお勉強中!

博士
SAPラボの所長。SAP大好き博士!SAP導入プロジェクトを構想策定~運用保守まであらゆるフェーズを数多く経験。
いまは優しきおじいちゃんだが、プロマネバリバリの時代はかなり怖かったらしい。現在は引退し、SAPの後進育成と啓蒙活動に従事中!

記事のポイント

  • T-CODE:V_SAを用いて出荷伝票の一括処理のログを確認できるようになります。
レイナ

VL10系のトランザクションコードで出荷伝票を一括処理しているんですが、その結果を確認する方法はありますか?

博士

便利な方法があるぞい!
T-CODE:V_SAを使えば登録された出荷伝票とエラー内容が確認できるのじゃ。

博士

さっそくT-CODE:V_SAの解説をしていくぞい!

この記事のポイント

V_SAでできること

VL10系のトランザクションコード

VL10系のトランザクションコードでは、受注伝票や在庫転送オーダーから一括で出荷伝票を作ることができます。出荷伝票はあるキー毎にグループという項目に割り当てられます。

V_SAの機能

T-CODE:V_SAを用いると以下を検索することができます。

T-CODE:V_SAで検索できること

  • T-CODE:VL10系で作成された出荷伝票
  • T-CODE:VL10系でエラーとなったデータとエラー内容

V_SAの使い方

検索画面

検索画面では検索したい条件を入力して実行します。
ここでの注意は検索項目の「一括処理の数」はグループのことを指します。

トランザクションコードV?SAの検索画面

一覧画面

一覧画面ではT-CODE:VL10系の処理結果がグループごとに表示されます。

表示項目の数字は以下を表しています。

  • 数:登録された伝票の数。
  • エラー:エラーの数。
トランザクションコードV?SAの一覧画面

登録された伝票の表示

登録された伝票を確認する場合は、一覧画面から行を選択し「伝票」を押下することで確認できます。

トランザクションコードV?SAの一覧画面から登録された出荷伝票の確認

エラーとなった元伝票とエラー内容の表示

エラーを確認する場合は、一覧画面から行を選択し「注釈」を押下することで確認できます。

トランザクションコードV?SAの一覧画面からエラーの確認

V_SAに関するテーブル

テーブル内容
VBSK一覧画面のデータ(グループ・登録された伝票の数・エラーの数など)が格納されています。
VBSSグループ毎に登録された出荷伝票が格納されています。
VBFSグループ毎にエラーが起こった伝票番号とエラーメッセージ情報が格納されています。
V_SA関連のテーブル
博士

T-CODE:V_SAの解説は以上じゃ!

★★★SAPラボのライター募集★★★

SAPラボでは、SAPの知識を活かして副業をしたい方を募集してるのじゃ!

SAPラボのライターの特徴 

・ライティング初心者OK!
・報酬高単価!
・業務委託契約なので副業として最適!

SAP記事執筆者としての活動実績として利用可能なので、転職時や案件探しの際に企業へのアピール材料にもなります。

募集要項

・SAP導入や運用保守プロジェクトへの参画経験1年以上

ご応募/お問合せ先

info@sap-career.com

少しでもご興味ある方、ぜひお気軽にご連絡下さい!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

株式会社Luxy(https://luxy-inc.com/company_info/)と株式会社アガルートITパートナーズ(https://agaroot-itp.com/about/)の代表取締役。

新卒でSAPエンジニアとして働き始める。副業で事業を開始したのち、2015年に独立しシステム開発会社を設立。SAPの案件に従事しつつシステム開発事業を成長させ、2021年に会社をバイアウト。その後も創業会社とグループ会社で代表を兼任。
SAPエンジニア・コンサルタント歴は10年以上。

一緒に「SAPラボ」を盛り上げてくれる副業ライター(SAP経験者)を募集してますので、お問い合わせよりお願いします!

この記事のポイント