【SAP CO】テーブル関連図(品目評価)

登場人物紹介

三崎レイナ
社会人1年目。新卒でITコンサルティングファームに就職。初配属がSAPプロジェクトにアサインされる。SAPがわからないことだらけで悩んでいたところ、会社の先輩にSAPラボの所長を紹介され、毎週末に所長とSAPのお勉強中!

博士
SAPラボの所長。SAP大好き博士!SAP導入プロジェクトを構想策定~運用保守まであらゆるフェーズを数多く経験。
いまは優しきおじいちゃんだが、プロマネバリバリの時代はかなり怖かったらしい。現在は引退し、SAPの後進育成と啓蒙活動に従事中!

この記事のポイント

テーブル関連図(品目評価) 

博士

以下は品目評価(Material Valuation)関連のテーブル関連図じゃ!

品目評価のテーブル関連図

テーブル一覧・概要(品目評価)

テーブルIDテーブル内容
MBEW品目評価
MBEWH品目評価:履歴
品目評価のテーブル

各テーブル解説

テーブルが対応するSAP上の箇所とテーブル検索例を紹介します。
テーブルの検索はT-CODE:SE16Nを使用しています。

MBEW(品目評価)

博士

まずはMBEWじゃ!

MBEWは品目の在庫評価額を保持しているテーブルじゃ!加えて品目の「評価クラス」の確認でも使用することが多いテーブルじゃ!

品目マスタ画面の在庫評価額とMBEWの検索
レイナ

在庫数量合計×標準原価で計算された在庫評価額をMBEWでは保持している形ですね!

MBEWH(品目評価:履歴)

博士

次にMBEWHじゃ!MBEWHはMBEWと密接に関係しているんじゃ!

MBEWは新しい標準原価に更新された場合に、更新がはしるんじゃ!その時に今までMBEWに保持していた古い標準原価は履歴として、MBEWHに退避される形になるんじゃ!

品目マスタ画面の前年の評価データとMBEWHの検索
レイナ

過去の標準原価を参照する際にMBEWHのデータを参照するイメージでしょうか?

博士

そのとおりじゃ!過去のある時点の標準原価を参照しようとなった際にMBEWHを参照することになる。MBEWHはAdd-on開発でもよく使われるSAP標準テーブルなんじゃ!

最後に

博士

MBEWは現在の品目標準原価ベース、MBEWHは過去の品目標準原価ベースとざっくり覚えておこう!

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この記事を書いた人

SAPコンサルタント(経験:FI/CO/ABAP)
米国公認会計士(ワシントン州)

新卒でSIerに入社して、初配属がSAPプロジェクト。その後ITコンサルファーム、不動産スタートアップを経て、システムコンサル会社を起業。

新卒時代にSAPを勉強したくても、SAP情報サイトが少なくキャッチアップに苦労した経験から、SAPをなるだけ簡単にわかりやすくをモットーにSAPラボを運営しつつ、SAP業界の裾野を広げるべく活動中!

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