まずはイメージを持つことが大切じゃ!
早速、原価センタについて確認していくぞい!
この記事のポイント
SAPにおける原価センタ
SAPでの原価センタは、費用管理のためのCOモジュールのマスタ設定です。一般的に原価センタは各組織単位ごとに作成され、各組織単位ごとの費用の金額を管理します。通常、SAPでは、経理部門や調達部門などの部署単位や製造プロセス単位で原価センタが設定されることが多いです。(EX.経理係、製造係など)
費用を管理するためのCOモジュールのマスタなんですね?
その通りじゃ!原価センタは各組織単位で発生した費用を管理する箱じゃ。イメージとしては下記のような役割ぞい!
原価センタと原価センタグループ
SAPの世界では、原価センタは通常、原価センタグループと呼ばれるグループ単位で管理されます。一般的には原価センタは製造係、経理係、人事係などの組織の最小粒度単位で定義されます。企業によって、部門、課、係など組織の単位や呼称、粒度も異なるため、SAP導入時には原価センタを設定する単位や粒度について要件定義で確認していくのが通常です。
最小粒度で定義された原価センタは、原価センタグループと呼ばれるおまとめ役によって管理されます。
イメージとしては下記のような形です。
その通りじゃ!
原価センタグループは原価センタの親分として、
各原価センタをまとめる役割をになっているんじゃ!
原価センタの登録(T-CODE:KS01)
実際にここからはSAPの画面も確認しながら、見ていくぞい!
T-CODE:KS01により新規に原価センタの登録が可能です。はじめに新設する原価センタの下記の基礎情報を入力します。
- 管理領域
- 原価センタ
- 有効開始日
- 有効終了日
既存の原価センタから情報を引き継いで新規に原価センタを作成したい場合には、参照を入力します。今回は参照なしで作成していきます。
原価センタの詳細設定
設定画面では、①名称、②責任者、③原価センタカテゴリ、④事業領域、⑤利益センタなどの情報が重要になります。このうち、利益センタ会計を使用するプロジェクトでは利益センタの紐づけが特に重要になります。
制御タブの設定は通常プロジェクトで統一となっているため、プロジェクト方針に従って設定すればOKです。
原価センタの変更(T-CODE:KS02)
情報を変更したい原価センタを入力します。通常のSAPプロジェクトでは、ユーザーからの変更申請に基づいてシステム維持作業などで行われることが多いです。
原価センタの照会(T-CODE:KS03)
基本的な操作はKS02と同じになります。
照会用のトランザクションコードのため、変更モードではなく、照会モードにて画面が開かれる点が異なります。
通常、SAP’導入プロジェクトでは原価センタの一括作成ツールなどが用意されていることが多いから、1個ずつ原価センタを登録することは少ないが、原価センタのマスタイメージを持っておくことが大切じゃ!
原価センタグループの登録・変更・削除(T-CODE:KSH1・KSH2・KSH3)
次に原価センタグループについて一気にみていくぞい!原価センタグループは原価センタのまとめ役じゃ!
原価センタグループはKSH1(新規)、KSH2(変更)、KSH3(照会)のトランザクションコードでメンテナンスや照会される機能になります。ここではKSH1(新規)を例に簡単に原価センタグループのメンテナンス方法を見ていきます。
原価センタグループ配下には「原価センタ」のみならず、「原価センタグループ」自体も追加可能です。自分が作成する原価センタグループの配下に紐づけたいものが「原価センタグループ」の場合には下位レベルボタンからグループ追加を行います。
原価センタグループ配下に「原価センタ」を追加する場合には、原価センタボタンを押下します。そうすると、原価センタ登録欄が表示されます。
誤って原価センタを入力してしまった場合や紐づけが不要になった場合には、不要となった原価センタにカーソルを合わせてまず選択ボタンを押下したうえで、解除ボタンを押下することで紐づけ関係を解除できます。
必要な原価センタグループのメンテナンスが完了したら、最後に保存ボタンを押下して登録します。変更の場合でも基本的な操作は登録の場合と大きく変わりません。
なんとなく原価センタグループのメンテナンスについてもイメージできたかな?