SAPコンサルタントとして日々プロジェクトに追われる中で、ふと将来への不安を感じることはないでしょうか。
「今のスキルセットのままで5年後も通用するのか」
「S/4HANA移行の特需が終わった後、市場はどうなるのか」
「若手の台頭やAIの進化にポジションを奪われないか」
このような悩みは、多くの30代・40代のコンサルタントが共通して抱えています。
しかし、市場の構造変化を正しく理解し戦略的に動けば、この変化はむしろキャリアを飛躍させる大きなチャンスです。
この記事では、以下のポイントを中心に、あなたの市場価値を高めるためのキャリア戦略を解説します。
- 激変するSAP市場の最新トレンドと「第2フェーズ」の実態
- 今求められる最強のキャリアモデル「H字型」人材の定義
- 目的別に選ぶべき主要なSAPコンサル会社20選
市場の波に乗り、確実なキャリアアップを実現するためのヒントを持ち帰り、次の一歩を踏み出すための羅針盤として活用してみてください。
今のままで、あなたの市場価値はSAPコンサルとして5年後も通用するか?

現在のSAP市場は、単なるシステム導入から本質的なビジネス変革へと大きく舵を切っています。
まずは現状を直視し、なぜ今キャリアの再設計が不可欠なのかを解説します。
30代・40代の現役SAPコンサルが直面する「見えない不安」
現在、多くの30代・40代のSAPコンサルタントが、現場の最前線にいながらも、自身のキャリアに対して漠然とした不安を抱えています。
その背景には、SAP S/4HANAへの移行特需がいずれ落ち着くことや、AI技術の急速な進化により、従来の「手を動かす」だけの業務価値が相対的に低下しているという現実があるためです。
具体的には、以下のような懸念材料がキャリアの不透明感を生んでいます。
- 2027年問題(保守期限終了)以降の案件減少リスク
- 定型的な設定業務の自動化による単価の下落
- クラウドシフトによる従来のインフラ構築スキルの陳腐化
これらの変化から目を背けず、今のうちに自身の立ち位置を客観的に見つめ直し、戦略を練ることが将来のリスク回避につながります。
市場は「S/4HANA第2フェーズ」へ!今こそキャリアの再設計が必要な理由
市場は今、S/4HANAへの移行(第1フェーズ)から、導入後の活用による業務変革(第2フェーズ)へと急速にシフトしています。
単にシステムを置き換えるだけの「Lift & Shift」では、期待した投資対効果が得られないことに多くの企業が気づき始め、本質的なビジネス価値の創出を求め始めたためです。
第2フェーズで求められるコンサルタント像は、これまでとは明確に異なります。
| 比較項目 | 第1フェーズ(これまで) | 第2フェーズ(これから) |
|---|---|---|
| 主な需要 | 既存機能の移行(守り) | 業務プロセスの変革(攻め) |
| 評価軸 | SAPの機能知識・設定力 | 標準化を推進する提案力 |
| ゴール | システム稼働 | 経営課題の解決 |
この潮流を読み解き、自身のスキルを単なる「移行屋」から「変革屋」へとアップデートする必要があります。
今動かなければ、市場価値が徐々に低下していくかもしれません。
激変するSAP市場で、今SAPコンサルタントに起きている3つの「地殻変動」

S/4HANAの普及とともに、コンサルタントに求められる役割も劇的に変化しています。
ここでは、市場で起きている3つの大きな地殻変動について詳しく解説します。
S/4HANAが第2フェーズとなり、「標準化(Fit to Standard)」を導ける人材が勝つ
これからの市場で勝てるのは、SAPの標準機能に業務を合わせる「Fit to Standard」を強力に推進できる人材です。
過度なアドオン開発がシステムの複雑化を招き、将来的なアップグレードやDX(デジタルトランスフォーメーション)の足かせになることが明白となっています。
それが、結果的に多くの企業が「標準化」の回帰につながっているためです。
Fit to Standardを成功させるためには、以下のスキルセットが不可欠です。
- SAP標準機能の深い理解と活用提案力
- 顧客の業務プロセスをあるべき姿へ導く説得力
- 安易なアドオン開発を断る交渉力と代替案の提示
単に要件を聞いて実装するだけでなく、SAPの思想に基づいて業務そのものを再設計できるコンサルタントこそが、第2フェーズの主役といえます。
「Clean Core」と「BTP」の勃興、AI活用が現実の選択肢に
S/4HANAのコア部分をクリーンに保つ「Clean Core」戦略の浸透により、SAP BTP(Business Technology Platform)とAI活用が現実的な選択肢となっています。
コアシステムに手を加えず、拡張開発をBTP上で行うことで、システムの柔軟性とアップグレード容易性を担保できるアーキテクチャが標準になりつつあるためです。
SAP社も生成AIアシスタント「Joule」を発表するなど、AI活用を加速させています。
- Clean Core: アドオンを極小化し、コアを健全に保つ概念
- SAP BTP: 拡張機能開発や外部システム連携の基盤
- AI活用: 蓄積されたデータの高度な分析と業務自動化
これからのコンサルタントには、S/4HANA本体の知識に加え、BTPやAIを組み合わせたソリューション提案力が求められます。
引用元:SAP Business Technology Platform | SAP Japan
「RISE with SAP」の浸透とBasisコンサルの役割変容
「RISE with SAP」の普及に伴い、Basisコンサルタントの役割は従来のインフラ構築から、クラウド全体を見渡すアーキテクトへと変容しています。
RISE with SAPではインフラやOSの管理がSAP社側に委任されます。
そのため、従来のオンプレミス環境におけるインストールやパッチ適用といった定型業務が激減するためです。
今後のBasisコンサルタントに求められる役割は、以下のように高度化しています。
| 従来の役割 | 今後の役割 |
|---|---|
| インフラ構築・保守 | クラウド連携アーキテクチャ設計 |
| パフォーマンステューニング | BTP活用基盤の整備・運用 |
| 障害対応 | セキュリティデザインとガバナンス |
インフラの「守り手」から、クラウドとSAPをつなぐ「つなぎ手」へと進化することが、市場価値を維持する鍵となります。
SAPコンサルタントの市場価値を高める「H字型」人材とは

市場の変化に対応するためには、目指すべき人材像のアップデートが必要です。
高単価で活躍し続けるために必要な「H字型」人材の概念について解説します。
時代遅れになる「T字型」人材(モジュール特化)
かつて理想とされた、特定モジュールの知識(縦棒)と幅広い業務知識(横棒)を持つ「T字型」人材だけでは、今後の市場で生き残ることが難しくなります。
AIによる知識の代替が進み、単一のモジュール知識だけでは差別化が困難になる一方で、ビジネス課題は複雑化し、複数の技術領域をまたぐ解決策が求められているためです。
「T字型」人材が直面するリスクは以下の点が挙げられます。
- 特定モジュールの需要減による稼働率低下
- AIが代替可能な設定業務への埋没
- ビジネス全体を見渡す視座の欠如による提案力の限界
もちろん専門性は重要ですが、それ「だけ」に固執することは、変化の激しい時代においてリスクといわざるを得ません。
今、最強の市場価値を持つ「H字型」人材
これからの時代に最強の市場価値を持つのは、2つの専門性とそれをつなぐ架け橋を持つ「H字型」人材です。
SAPという強力な武器に加え、もうひとつの武器を持つことで、掛け合わせによる希少性が生まれ、代替不可能な存在になれるためです。
H字型人材は以下のように構成されます。
- 縦の1本目(既存の強み): SAPモジュール知識、業務知見
- 縦の2本目(新たな強み): 生成AI、BTP、クラウド(AWS/Azure)、データ分析
- 横の橋(統合力): ビジネス課題に対して両者を組み合わせる構想力
このH字を完成させることこそが、単価を上げ、市場価値を最大化するための最短ルートといえます。
あなたの「H字型キャリア」設計図
自身のキャリアをH字型へと進化させるためには、現在の強みを軸に、補完すべきスキルを戦略的に選定する設計図が必要です。
闇雲に新しい技術に手を出すのではなく、自身の経験や得意分野とシナジーが高い領域を選ぶことで、効率的に市場価値を高められるためです。
キャリア設計の具体例をいくつか挙げます。
- ロジ系コンサル × SCM/Ariba: サプライチェーン全体の最適化を目指す
- 会計系コンサル × データ分析/経営管理: 経営の意思決定支援を強化する
- テクニカル × BTP/生成AI: 最先端のアーキテクチャを実装する
まずは自身の「縦の1本目」を再確認し、次に獲得すべき「2本目」と「橋」を意識して、次の環境を選ぶことが重要です。
【目的別】キャリア戦略で選ぶ主要なSAPコンサル会社20選

前章で定義した「H字型」キャリアを実現するためには、自身の目指す方向性と企業の強みが合致する環境を選ぶことが不可欠です。
ここでは、5つのキャリア戦略(目的)に基づき、厳選した20社のSAPコンサルティング会社を紹介します。
各社の特徴やデータを比較し、あなたに最適なフィールドを見極めてください。
※各社の情報は2025/11/19に確認した時点のものです。
最新の情報は、各社の公式ホームページなどをご確認ください。
窪田代表的なSAPコンサル会社を紹介しますが、このようなコンサル会社への転職をご希望の方はお気軽にSAPテンショクにてご相談ください!


「戦略・最上流」から関わり、経営層のBXをリードする
S/4HANA導入を単なるシステム更新ではなく、全社的な業務改革(BX)や経営管理の高度化と位置づけ、最上流からコミットしたい方に適したファームです。
PwCコンサルティング


- 事業変革と事業創造の両面をバランスよく推進し、一貫したサポートが可能
- グローバルネットワークを活用した最先端のSAPソリューション提供
- SAP S/4HANAを活用したデータドリブン経営の実現とアジャイル・クラウド活用
| 会社所在地 | 本社:東京都千代田区大手町1-2-1 Otemachi One タワー 拠点:名古屋、大阪、福岡 |
|---|---|
| 設立 | 情報なし |
| 資本金 | 情報なし |
| 代表者 | 代表執行役CEO 安井 正樹 |
| 従業員数 | 情報なし |
| 事業内容 | ストラテジーコンサルティング、トラストコンサルティング、業務・IT変革、デジタル・テクノロジー |
| URL | 公式サイト |
戦略から実行までを一気通貫で支援する「BXT(Business, eXperience, Technology)」アプローチが最大の特徴です。
単なるERP導入にとどまらず、クライアントの経営課題解決を起点としたトランスフォーメーションを志向しています。
特に、欧州の先進的な事例やソリューションを日本市場へ展開する能力に長けており、グローバル水準の業務プロセスを日本企業へ定着させるプロジェクトに関与できます。
経営層に近い立ち位置で、コンサルタントとしての視座を高めたい方に最適な環境といえるでしょう。
デロイトトーマツコンサルティング


- アドバイザリーからインプリメント、オペレートまでEnd to Endの一貫支援
- SAP S/4HANA構想策定を中心とした豊富な業界知識によるデジタル変革サポート
- 組織の垣根のない文化で、TAXやリスクアドバイザリー等他部門との連携が可能
| 会社所在地 | 本社:東京都千代田区丸の内3-2-3 丸の内二重橋ビルディング 拠点:名古屋、大阪、京都、福岡、熊本、札幌、千葉、金沢、広島 |
|---|---|
| 設立 | 1993年4月 |
| 資本金 | 500百万円 |
| 代表者 | 代表執行役 神山 友佑、長川 知太郎 |
| 従業員数 | 4,890名(2025年5月末) |
| 事業内容 | 経営コンサルティング、戦略的トランザクション支援、デジタルトランスフォーメーション |
| URL | 公式サイト |
世界最大級のプロフェッショナルファームとして、圧倒的な総合力を誇る会社です。
監査法人系の強みを活かし、会計領域やリスクマネジメントと連携したSAP導入プロジェクトが多く見られます。
特に「Kinetic Enterprise」という構想を掲げ、変化に即応できる企業体質への変革を支援しています。
戦略策定フェーズからの参画機会が豊富で、CFOアジェンダを含む経営の中枢に関わるプロジェクトでキャリアを積むことが可能です。
大規模かつ複雑な課題解決に挑みたい方にオススメです。
EYストラテジーアンドコンサルティング


- グローバルな豊富なSAP導入実績に基づく方法論と各種導入ツールを完備
- ReSQツールにより短期間でのSAP S/4HANA移行支援を実現
- 戦略策定から定着化まで、世界150以上の国・地域の約40万人のメンバーと連携可能
| 会社所在地 | 本社:東京都千代田区有楽町1-1-2 東京ミッドタウン日比谷 日比谷三井タワー 拠点:大阪、京都、福岡 |
|---|---|
| 設立 | 2020年10月 |
| 資本金 | 4億5千万円 |
| 代表者 | 代表取締役社長 近藤 聡 |
| 従業員数 | 4,075名(2025年3月1日現在) |
| 事業内容 | 経営コンサルティング、戦略的トランザクション支援、M&Aアドバイザリー、テクノロジーコンサルティング |
| URL | 公式サイト |
「Building a better working world」を掲げ、長期的価値(Long-term value)の創出を重視するファームです。
特に財務・会計領域における専門性が高く、SAP導入を通じたガバナンス強化や連結経営管理の高度化に強みを持ちます。
独自ツール「ReSQ」を活用した効率的な移行や、アジャイル手法を取り入れた導入アプローチなど、方法論も確立されています。
会計士資格を持つコンサルタントも多く、FI/CO領域を深めつつ、より経営視点でのコンサルティングスキルを磨きたい方に適しているでしょう。
KPMGコンサルティング


- 業界の先見性×デジタル×データを掛け合わせた独自のDXアプローチ「KPMG Powered Enterprise」
- SAP Joule for Consultantsを活用したAI主導型コンサルティングの提供
- 攻めと守りの両面から企業の継続的成長に貢献する包括的アプローチ
| 会社所在地 | 本社:東京都千代田区大手町1丁目9番7号 大手町フィナンシャルシティ サウスタワー 拠点:大阪、名古屋、福岡 |
|---|---|
| 設立 | 情報なし |
| 資本金 | 情報なし |
| 代表者 | 代表取締役 関 穣、田口 篤、知野 雅彦 |
| 従業員数 | 2,116名(2025年1月6日現在) |
| 事業内容 | 戦略、業務、IT、リスク領域における経営コンサルティング |
| URL | 公式サイト |
リスクコンサルティングの出自を持ち、守り(ガバナンス・リスク管理)と攻め(DX・業務改革)を融合させた支援が特徴です。
独自のトランスフォーメーションモデル「Powered Enterprise」により、各業務機能の「あるべき姿」を迅速に提示し、SAP導入を成功に導きます。
また、SAP SuccessFactorsやSAP Concurなどのクラウドソリューションにも注力しており、特定領域のスペシャリストとしてのキャリアパスも明確です。
AI活用にも積極的で、最新技術を取り入れた業務変革を推進できます。
ベイカレント・コンサルティング


- 部門制ではなくワンプール制を採用し、戦略・業務・IT領域の垣根なく柔軟なアサインが可能
- 大規模SAP導入プロジェクトを通じた実践的なコンサルティングスキル習得環境
- 急成長中の日系大手総合コンサルとして、プロジェクト状況に応じた柔軟な働き方を実現
| 会社所在地 | 本社:東京都港区麻布台1丁目3-1 麻布台ヒルズ森JPタワー 拠点:大阪オフィス(立ち上げ中) |
|---|---|
| 設立 | 情報なし |
| 資本金 | 282百万円 |
| 代表者 | 代表取締役社長 則武 譲二 |
| 従業員数 | 連結5,904名(2025年4月時点) |
| 事業内容 | 経営、オペレーション、ITに関するコンサルティング、および実行支援 |
| URL | 公式サイト |
日本発の総合コンサルティングファームとして急成長を遂げています。
最大の特徴は「ワンプール制」を採用している点です。
特定のインダストリーやソリューションに固定されず、SAP案件を含む多様なプロジェクトに参画可能です。
これにより、SAPの専門知識だけでなく、戦略立案や新規事業開発など、幅広い経験を積めます。
「SAPコンサルタント」という枠にとらわれず、汎用的な問題解決能力を持つ「DXコンサルタント」へのキャリアチェンジを目指す方にとって、理想的な環境といえます。
「AI・BTP・クラウド」の最先端技術を武器にしたい
「H字型」キャリアの2本目の柱となる、AIやクラウド技術(BTP)を習得し、テクニカルな強みで市場価値を高めたい方に適した企業です。
アクセンチュア


- グローバルで7.5万人以上のSAPコンサルタントが在籍し、世界最大級のSAPパートナー
- SAPのグローバルアワードで40以上の受賞歴、国内でも7年連続受賞
- 業界特化の業務知識、AI・データアナリティクス、クラウド技術を組み合わせた総合的なDX支援
| 会社所在地 | 本社:東京都港区赤坂1-8-1 赤坂インターシティAIR 拠点:北海道、福島、宮城、群馬、名古屋、大阪、福岡、熊本 |
|---|---|
| 設立 | 1995年12月(創業:1962年) |
| 資本金 | 3億5,000万円 |
| 代表者 | 代表取締役社長 江川 昌史 |
| 従業員数 | 約28,000人(日本、2025年9月時点) |
| 事業内容 | デジタル、クラウド、セキュリティ領域を中心としたコンサルティングサービス |
| URL | 公式サイト |
「Technology」に圧倒的な強みを持ち、SAP S/4HANAと最新技術の融合をリードしています。
生成AIやクラウド技術を活用した「Intelligent Enterprise」の実現に向けたプロジェクトが多数稼働しており、技術志向のコンサルタントにとって刺激的な環境です。
SAP BTPを活用したサイドバイサイド開発や、AIによる業務自動化など、最先端の実装経験を積めます。
グローバルの知見も豊富で、常に世界の最新トレンドに触れながらスキルアップできる点が大きな魅力です。
日本IBM


- 50年以上のSAPパートナーシップと年間1,000件超のソリューション構築実績
- SAP HANAのIBM Power環境での実装経験が豊富で、インフラ技術力が高い
- IBM Consultingとして、AI(Watson)やデータ分析技術を統合したSAP導入支援
| 会社所在地 | 本社:東京都港区虎ノ門二丁目6番1号 拠点:箱崎、五反田、名古屋、豊田、富山、大阪、福岡 |
|---|---|
| 設立 | 1937年6月17日 |
| 資本金 | 1,053億円 |
| 代表者 | 代表取締役社長執行役員 山口 明夫 |
| 従業員数 | 約15,000人(日本) |
| 事業内容 | 情報システムに関わる製品、サービスの提供(AI、ハイブリッドクラウド、コンサルティング等) |
| URL | 公式サイト |
自社のAI技術「Watson」やハイブリッドクラウド基盤を持つテクノロジー企業ならではの強みがあります。
「RISE with SAP」のプレミアムサプライヤーとしても認定されており、インフラからアプリケーション、AI活用までフルスタックでの支援が可能です。
特に、製造業や自動車業界における大規模プロジェクトに強みを持ち、レガシーシステムからの脱却とデジタル化を推進しています。
技術の深掘りとビジネスへの応用を両立させたいエンジニア出身のコンサルタントに適しています。
PwCコンサルティング


- Enterprise Solution組織として500名超の専門チームを擁する
- 生成AI×SAPの最先端技術やクリーンコアアプローチによる業務変革を推進
- 業界特化型ソリューションと独自のフレームワークによる迅速かつ高品質な導入
| 会社所在地 | 本社:東京都千代田区大手町1-2-1 Otemachi One タワー 拠点:大手町パークビル、名古屋、大阪、福岡 |
|---|---|
| 設立 | 1983年1月31日 |
| 資本金 | 1億円 |
| 代表者 | 代表執行役CEO 安井 正樹 |
| 従業員数 | 約5,130名(2024年6月30日時点) |
| 事業内容 | 経営戦略の策定から実行まで総合的なコンサルティングサービス |
| URL | 公式サイト |
前述の戦略面に加え、テクノロジー領域でも急速に存在感を高めています。
特に「生成AI×SAP」のサービス化に注力しており、コンサルタント自身がAIを活用した業務変革を体験・提案できる環境が整っています。
BTPを活用した開発コンテスト(Hackathon)でも優秀な成績を収めるなど、若手コンサルタントが新技術に挑戦する文化が根付いているのです。
ビジネスの視点を持ちながら、最新のテクノロジーを使いこなす「テクノロジーコンサルタント」としてのキャリアを築けます。
日本ビジネスシステムズ(JBS)


- Microsoftとの強固なパートナーシップを基盤にしたSAP×Azure環境の最適化
- SAP BTP、SAP Analytics Cloudなどの最新テクノロジーを柔軟に導入
- SAP AWARD OF EXCELLENCE 2024受賞、クラウドネイティブなシステム構築支援
| 会社所在地 | 本社:東京都港区虎ノ門2-6-1 虎ノ門ヒルズ ステーションタワー 拠点:札幌、名古屋、大阪、福岡、沖縄 |
|---|---|
| 設立 | 1990年10月4日 |
| 資本金 | 5億3,963万円 |
| 代表者 | 代表取締役社長 牧田 幸弘 |
| 従業員数 | 2,839名(連結、2025年9月30日現在) |
| 事業内容 | クラウドインテグレーション事業、クラウドサービス事業 |
| URL | 公式サイト |
Microsoft Azureのトップパートナーとしての地位を確立しており、SAP on Azureの領域で急成長しています。
「Emerging Partnerアワード」の受賞が示す通り、今まさに勢いのある企業です。
SAPシステムのクラウド移行だけでなく、Power PlatformやMicrosoft 365との連携ソリューションなど、JBSならではの付加価値提案ができます。
クラウドネイティブな技術スキルを磨きたい方や、マイクロソフト技術とSAPの掛け合わせで市場価値を高めたい方に最適です。
※SAPソリューションについては、2025/10/1から完全子会社のSureBizCloud株式会社が行っています。
リアルテックジャパン
- SAP社認定テクノロジーパートナーとして、専門性の高いテクニカルコンサルティングを提供
- SAP Solution ManagerやSAP GRC領域に強みを持つニッチプレイヤー
- SAP BTPやクラウド移行、アップグレードの計画から実行まで一貫サポート
| 会社所在地 | 本社:東京都千代田区西神田3-8-1 拠点:大阪 |
|---|---|
| 設立 | 2002年5月 |
| 資本金 | 1億2,300万円 |
| 代表者 | 代表取締役 松浦 一哉 |
| 従業員数 | 約35名(2023年12月末時点) |
| 事業内容 | SAPシステム導入・運用に関わるコンサルティング業務およびソフトウェア販売 |
| URL | 公式サイト |
SAP Basisおよびテクニカル領域に特化した「技術の職人集団」です。
大規模ファームでは分業になりがちなインフラ設計、移行、パフォーマンスチューニングといった深層部分を専門的に扱います。
特にS/4HANAへのマイグレーションやBTP上での拡張開発基盤の整備において、高度な技術力が求められるプロジェクトが中心です。
マネジメントよりも「技術を極めたい」という志向を持つBasisエンジニアやABAPerにとって、これ以上ないキャリアフィールドといえます。
「大規模プロジェクト」を動かす実行力・マネジメント力を高めたい
国内有数のリソースと実績を持ち、大規模なS/4HANA移行プロジェクトのPM・PLとして、プロジェクトマネジメントスキルを磨きたい方に最適な企業です。
アビームコンサルティング


- SAPの新たなイニシアティブ「Regional Strategic Service Partner(RSSP)」に参画
- 30年近くにわたるSAPとの強固なパートナーシップと先進的な取り組み
- ドイツ・ワルドルフにリエゾンオフィスを設立し、最新ソリューションにいち早くリーチ
| 会社所在地 | 本社:東京都中央区八重洲二丁目2番1号 東京ミッドタウン八重洲 拠点:大阪、名古屋、仙台、沖縄 |
|---|---|
| 設立 | 1981年4月1日 |
| 資本金 | 62億円 |
| 代表者 | 代表取締役社長 山田 貴博 |
| 従業員数 | 8,816名(2025年4月1日現在 連結) |
| 事業内容 | マネジメントコンサルティング(戦略、業務改革、IT導入等) |
| URL | 公式サイト |
日本発のアジアグローバルファームとして、国内SAPコンサルティング市場で圧倒的なシェアと人員数を誇る会社です。
数千人規模のSAP認定コンサルタントを擁し、日本を代表する大企業の基幹システム刷新を多数手掛けています。
人材育成制度も充実しており、未経験からでもプロフェッショナルを目指せる環境が整っています。
大規模プロジェクトのリーダーやマネージャーとして、現場を統率する「実行力」を身につけたい方にとって、王道ともいえる選択肢です。
アクセンチュア


- グローバルで約28,000名の従業員を擁し、圧倒的なデリバリー体制を構築
- SAPとの共同イニシアティブ「ADVANCE」を発表し、AI時代における企業変革を支援
- 世界の大手企業・政府機関への豊富な導入実績に基づく標準化された方法論
| 会社所在地 | 本社:東京都港区赤坂1-8-1 赤坂インターシティAIR 拠点:北海道~熊本まで全国展開 |
|---|---|
| 設立 | 1995年12月(創業:1962年) |
| 資本金 | 3億5,000万円 |
| 代表者 | 代表取締役社長 江川 昌史 |
| 従業員数 | 約28,000人(日本、2025年9月時点) |
| 事業内容 | 総合コンサルティング(戦略、デジタル、テクノロジー、オペレーションズ) |
| URL | 公式サイト |
テクノロジー領域だけでなく、大規模デリバリーの領域でもトップクラスの実績を持ちます。
特に「デリバリーセンター」を活用した効率的な開発体制や、グローバル標準のプロジェクト管理手法(Methodology)を学ぶには最適な環境です。
数千人月規模の超大型プロジェクトを経験できる数少ないファームです。
PMO(Project Management Office)としてのスキルや、多国籍なメンバーを束ねるマネジメント能力を磨きたい方に選ばれています。
富士通


- 40年以上にわたるグローバルでの導入実績と製造業で培った豊富な業務ノウハウ
- 全社DXプロジェクト「フジトラ」による自社実践事例を元にしたDXリファレンス提供
- IaaS/PaaS領域における高い技術力とSAP BTPの活用による新たな価値創出
| 会社所在地 | 本社:東京都港区東新橋1-5-2 汐留シティセンター 拠点:全国各地(北海道~九州) |
|---|---|
| 設立 | 1935年6月20日 |
| 資本金 | 3,256億円 |
| 代表者 | 代表取締役社長兼CEO 時田隆仁 |
| 従業員数 | 113,000人(2025年3月31日現在、グローバル連結) |
| 事業内容 | サービスソリューション、ハードウェアソリューション等 |
| URL | 公式サイト |
国内最大級のSIerとして、非常に強固な顧客基盤とデリバリー体制を持っています。
自社もSAPユーザーとして大規模なDX(フジトラ)を推進しており、その実践知見を顧客への提案に活かせる点がユニークです。
製造業を中心とした基幹システム刷新において、ハードウェアからアプリケーションまでワンストップで提供できる総合力があります。
安定した経営基盤の中で、長期的な大規模プロジェクトに腰を据えて取り組みたい方に適しています。
NTTデータ


- SAP事業の中核会社「NTTデータ グローバルソリューションズ」を中心にグローバル展開
- SAPプラチナパートナーとして国内トップクラスの実績
- 国内初のSAP Databricks導入など、先進的なデータ活用への取り組み
| 会社所在地 | 本社:東京都江東区豊洲3-3-3 豊洲センタービル 拠点:全国各地 |
|---|---|
| 設立 | 1988年5月23日 |
| 資本金 | 1,425億20百万円 |
| 代表者 | 代表取締役社長 佐々木 裕 |
| 従業員数 | 197,800人(グループ全体、2025年3月31日現在) |
| 事業内容 | システムインテグレーション、ネットワークシステムサービス |
| URL | 公式サイト |
日本の社会インフラを支える信頼性と、世界40カ国以上に展開するグローバルネットワークを併せ持ちます。
「ロングターム・リレーションシップ」を重視し、顧客と長期的な信頼関係を築きながらシステムを進化させていくスタイルです。
グループ会社であるNTTデータ グローバルソリューションズと連携し、SAP専業のキャリアパスも整備されています。
「日本品質」でグローバルプロジェクトを推進したい方や、大規模システムの安定稼働を支える責任感のある仕事に従事したい方に向いています。
日立製作所


- 日立グループで総勢2,000名を超える国内最大級のSAPコンサルタント体制
- 650プロジェクトを超える豊富な構築ノウハウと自社での運用経験
- 日立グループ12社による「日立 SAP S/4HANAワーキング」でのノウハウ共有
| 会社所在地 | 本社:東京都千代田区丸の内一丁目6番6号 拠点:全国各地 |
|---|---|
| 設立 | 1920年2月1日 |
| 資本金 | 4,643億84百万円 |
| 代表者 | 代表執行役 執行役社長兼CEO 小島 啓二 |
| 従業員数 | 282,743名(2025年3月末現在、連結) |
| 事業内容 | デジタル、エナジー、モビリティ、インダストリー等 |
| URL | 公式サイト |
社会イノベーション事業を掲げ、IT(情報技術)とOT(制御技術)の融合に強みを持ちます。
特に製造・流通・公益分野における大規模ミッションクリティカルシステムの構築実績が豊富です。
日立自身がSAPの大規模ユーザーであり、その運用経験に基づいた実効性の高い提案が可能です。
製造現場のデータと経営データを連携させるなど、IoTやデジタルツインといった先進的なテーマを含む大規模案件に関わるチャンスがあります。
「業界・業務の専門性」を突き詰め、唯一無二の存在になりたい
特定の業界(特に製造業)やソリューションに特化し、その道のスペシャリストとして深い知見を武器に差別化を図りたい方に適した企業です。
コベルコシステム


- 製造業を中心に業務システム構築に強み、神戸製鋼グループとIBMグループのハイブリッド
- 独自のコンバージョン手法K4Cを活用した効率的な移行を実現
- SAP ERP、MCFrameなどのパッケージ製品導入に豊富な実績
| 会社所在地 | 本社:神戸市灘区、東京本社:東京都品川区 拠点:兵庫、栃木、広島、山口 |
|---|---|
| 設立 | 1987年7月1日 |
| 資本金 | 4億円 |
| 代表者 | 代表取締役社長 瀬川 文宏 |
| 従業員数 | 1,890人(2025年4月1日現在) |
| 事業内容 | ITソリューションおよびサービスの提供 |
| URL | 公式サイト |
神戸製鋼所のユーザー系機能と日本IBMのメーカー系機能を併せ持つ、ユニークな立ち位置の企業です。
製造業の現場業務(生産管理、品質管理など)に精通しており、コンサルタント比率が高いのも特徴です。
独自テンプレート「HI-KORT」を活用し、製造業の業務標準化を強力に推進します。
関西圏でのプロジェクトも多く、製造業のドメイン知識(特に生産・原価領域)を徹底的に深めたい方にとって、非常に働きがいのある環境です。
ビジネスエンジニアリング(B-EN-G)


- 製造業を中心に、SAPと自社開発ERP「mcframe」の両方を提供
- 日本初のSAPパートナーとして、SAP AWARD 2025受賞など高い評価
- サプライチェーン全体を構成する調達から製造、ロジスティクスまで一連の業務に強み
| 会社所在地 | 本社:東京都千代田区大手町1-8-1 KDDI大手町ビル 拠点:大阪 |
|---|---|
| 設立 | 1999年4月1日 |
| 資本金 | 6億9,760万円 |
| 代表者 | 代表取締役・取締役社長 羽田 雅一 |
| 従業員数 | 連結719名(2025年3月31日現在) |
| 事業内容 | 企業経営および情報通信システムのコンサルティング、ERPパッケージ開発・販売 |
| URL | 公式サイト |
製造業特化型ファームの筆頭格です。
自社パッケージ「mcframe」を持つベンダーとしての顔も持ち、ものづくりの業務プロセスに対する理解の深さは群を抜いています。
SAP Aribaなどの調達ソリューションにも強く、SAP Awardを多数受賞している会社です。
大規模ファームとは異なり、一人のコンサルタントが裁量を持ってプロジェクトに関わることが多くあります。
製造業SCM領域のプロフェッショナルとして名指しで指名されるような人材を目指せます。
SCSK


- 30年以上のSAPビジネス経験、SAP社認定コンサルタント240名以上
- 製造・流通・金融・通信など多様な業界に対する豊富な業務知識と顧客基盤
- グローバル5極の拠点で経験豊富なSAPコンサルタントによるワンストップサポート
| 会社所在地 | 本社:東京都江東区豊洲3-2-20 拠点:大阪、名古屋、福岡 |
| 設立 | 1969年10月25日 |
| 資本金 | 21,561百万円 |
| 代表者 | 代表取締役 執行役員 社長 岡 恭彦 |
| 従業員数 | 20,252名(2025年3月31日現在 連結) |
| 事業内容 | ITサービス、コンサルティング、システム開発等 |
| URL | 公式サイト |
住友商事グループの総合IT企業であり、商社系特有の幅広い業界知見を持っています。
SAP S/4HANAだけでなく、Add-on開発や保守・運用(AMO)サービスまで手広くカバーしており、顧客のシステムライフサイクル全体を支えています。
特定のモジュールだけでなく、周辺システムとの連携や、クラウド基盤構築など、幅広い技術領域に関わることが可能です。
「技術もわかる業務コンサル」として、息の長いキャリアを築きたい方に適しています。
リアルテックジャパン


- SAP社認定テクノロジーパートナーとして、SAPテクノロジーに特化した専門性
- SAP BTPやマイグレーション・アップグレードの計画から実行まで一貫したテクニカルサポート
- 大規模システムにおけるSAP Solution Manager活用やGRC領域での独自の強み
| 会社所在地 | 本社:東京都千代田区西神田3-8-1 拠点:大阪 |
| 設立 | 2002年5月 |
| 資本金 | 1億2,300万円 |
| 代表者 | 代表取締役 松浦 一哉 |
| 従業員数 | 約35名(2023年12月末時点) |
| 事業内容 | SAPシステム導入・運用に関わるコンサルティング業務およびソフトウェア販売 |
| URL | 公式サイト |
技術特化の「ニッチプレイヤー」として、業界内で独自の地位を確立しています。
AI・BTP領域でも紹介しましたが、「専門性」という観点でも他に類を見ない存在です。
特にBasis領域やアップグレードなどの難易度の高いテクニカルプロジェクトにおいて、大手SIerから助っ人として頼られることも少なくありません。
ゼネラリストではなく、特定の技術領域をとことん深掘りし、代わりの効かない「匠」のようなエンジニアを目指す方にとって、理想的な環境がここにあります。
「グローバル案件」で、クロスボーダーの変革をリードしたい
海外拠点との協業や、日本企業の海外展開(ロールアウト)、外資系企業の日本展開(ロールイン)など、英語環境で活躍したい方に最適な企業です。
デロイトトーマツコンサルティング


- SAPのNo.1グローバルパートナーとして30年以上の実績
- 世界約3万人のSAPコンサルタントネットワークを活用した豊富なロールイン/アウト案件
- 組織の垣根を超えたコラボレーションで、税務や法規制対応も包括的に支援
| 会社所在地 | 本社:東京都千代田区丸の内3-2-3 拠点:全国主要都市 |
| 設立 | 1993年4月 |
| 資本金 | 500百万円 |
| 代表者 | 代表執行役 神山 友佑、長川 知太郎 |
| 従業員数 | 4,890名(2025年5月末) |
| 事業内容 | 経営コンサルティング、デジタルトランスフォーメーション等 |
| URL | 公式サイト |
グローバルネットワークの規模と質において、他の追随を許さない存在です。
日本企業が海外へ進出する際のSAPロールアウト案件や、逆に海外企業が日本市場に参入する際のロールイン案件が豊富にあります。
英語を使用する頻度が高く、多国籍なチームでのプロジェクト推進が日常です。
海外オフィスのメンバーと連携し、各国の法規制や商習慣に対応しながらシステムを構築する経験は、グローバルコンサルタントとしての市場価値を飛躍的に高めます。
アクセンチュア


- 世界120カ国以上でビジネスを展開し、クロスボーダー案件のノウハウが蓄積されている
- グローバル共通の方法論とツールを活用し、国をまたいだ大規模プロジェクトを円滑に推進
- オフショア拠点(インド、フィリピン、中国など)との協業モデルが確立されている
| 会社所在地 | 本社:東京都港区赤坂1-8-1 拠点:全国主要都市 |
| 設立 | 1995年12月 |
| 資本金 | 3億5,000万円 |
| 代表者 | 代表取締役社長 江川 昌史 |
| 従業員数 | 約28,000人(日本) |
| 事業内容 | 総合コンサルティング |
| URL | 公式サイト |
「One Global Network」として機能しており、世界中どこでも同じ品質のサービスを提供できる体制が強みです。
日本にいながらにして、世界最先端の事例や知見にアクセスし、それを顧客への提案に活かせます。
また、海外拠点へのトランスファー(異動)の機会も開かれており、将来的に海外で働きたいと考えているコンサルタントにとっても魅力的な選択肢です。
グローバル規模での大規模変革をリードする醍醐味を味わえます。
キャップジェミニ


- 欧州最大級グローバルコンサルティングファームとして、50カ国以上の拠点を持つ
- グローバルで約11,000名のSAP認定コンサルタント、SAP Global Platinum Partner認定
- バイリンガルコンサルタントと海外エキスパートとの連合チームによる支援体制
| 会社所在地 | 本社:東京都港区虎ノ門1丁目23-1 拠点:愛宕、つくば |
| 設立 | 2013年2月(日本法人) |
| 資本金 | 非公開 |
| 代表者 | 代表取締役会長 殿村 真一 |
| 従業員数 | 約600名(日本)、グローバル約36万人 |
| 事業内容 | 戦略とトランスフォーメーション、アプリケーションとテクノロジー等 |
| URL | 公式サイト |
フランスに本社を置く欧州系ファームであり、日本市場でのプレゼンスを急拡大させている会社です。
多様性を尊重する企業文化があり、グローバルのベストプラクティスを日本へ導入する案件が多くあります。
組織が拡大フェーズにあるため、実力次第で早期に責任あるポジションを任されるチャンスがあります。
英語力を活かして、欧州流の合理的なプロジェクトマネジメント手法を学びたい方や、フラットな組織文化を好む方にオススメです。
タタ・コンサルタンシー・サービシズ(TCS)


- グローバルで約35,000名、日本国内で800名を超えるSAP関連エキスパート
- 三菱商事との合弁会社として、グローバルネットワークと日本市場への深い理解を両立
- 海外拠点と協業する『ハイブリッド・デリバリーモデル』によるコスト効率的なデリバリー
| 会社所在地 | 本社:東京都港区麻布台一丁目3番1号 拠点:六本木、インド国内デリバリーセンター |
|---|---|
| 設立 | 2014年7月1日 |
| 資本金 | 43億2,750万円 |
| 代表者 | 代表取締役社長 サティシュ ティアガラジャン |
| 従業員数 | 約4,000名(日本)、グローバル約60万人 |
| 事業内容 | ITサービス、コンサルティング、ビジネスソリューション |
| URL | 公式サイト |
インド最大のIT企業タタグループの一員であり、圧倒的なリソースと技術力が強みです。
日本のTCSは三菱商事との合弁会社として設立された経緯があり、日本企業の商習慣への理解も深いです。
最大の特徴は「グローバル・ネットワーク・デリバリー・モデル(GNDM)」を活用した、インドのデリバリーセンターとの協業にあります。
英語でのコミュニケーションが日常的に発生するため、真のグローバル人材として成長できる環境があります。
まとめ
この記事では、激変するSAP市場のトレンドと、これから求められる「H字型」人材の重要性、そして目的別に選ぶべき主要なSAPコンサルティング会社について解説しました。
ポイントは以下の通りです。
- S/4HANAは「導入」から「活用(BX)」の第2フェーズへ移行している
- 生き残るには、SAPの知見に加え、AIやBTPなどの「第2の武器」が必要
- 転職は、自身の「H字型」キャリアを完成させるための戦略的な手段である
- 企業の「規模」だけでなく、「強み(戦略・技術・実行・専門・グローバル)」で選ぶべき
市場の変化は、準備できている方にとっては大きなチャンスです。
「今の環境でこれ以上の成長は望めるか?」
「5年後の自分は市場から求められているか?」
この問いに向き合い、自身のキャリア戦略に合致した最適な環境を選ぶことで、あなたの市場価値は確実に高まります。
まずは、SAPテンショクのような転職エージェントなどを通じて自身の市場価値を客観的に把握することから始めてみてはいかがでしょうか。








