SAP Basisエンジニアの年収を徹底解説！年収アップをさせる方法も紹介！

「SAP Basisエンジニアの年収ってどれくらいなのかな？」

という報酬を気にする人が多くいます。

Basisエンジニアは働き方によって年収が大きく違っています。
それぞれの違いを正しく理解して、自分が望む報酬や働き方を選ぶ必要があるでしょう。

本記事では、Basisエンジニアの働き方をはじめ、以下内容を解説します。

Basisエンジニアとして報酬が気になる人にとって参考になる内容となっています。
ぜひ最後までご覧ください。

SAP Basisエンジニアの働き方と平均年収を解説！

SAP Basisエンジニアの働き方は多岐にわたり、雇用形態によって年収に大きな違いがあります。
ここでは、以下3つの働き方について、それぞれの場合の平均年収と特徴を詳しく解説していきます。

ではひとつずつ見ていきましょう！

派遣社員の場合は平均年収613万円

大手転職サイトにて派遣社員の求人情報を調査したところ、派遣社員としてSAP Basisエンジニアで勤める場合は、平均年収は613万円でした。

派遣社員の場合はBasis業務の運用保守を担当することが多く、Basisの業務経験をしっかりと積めます。
SAP Basisエンジニアを始めるために派遣社員として働くのは、非常に有効的な手段と言えるでしょう。

ただし、雇用の安定性は正社員に比べると低くなりますので、長く働きたいという方は注意が必要です。

正社員の場合は平均年収741万円

また、大手転職サイトにて正社員の求人情報を調査したところ、正社員としてSAP Basisエンジニアで勤める場合は、平均年収は741万円でした。

正社員のBasisエンジニアは雇用の安定性が高く、長期的な視点でキャリアを考えられるでしょう。
また、企業によっては研修制度や福利厚生も充実していることが多く、総合的な待遇面において優れています。

一方で働き方の自由度は他の働き方と比べて低い傾向にあります。
自分の望むプロジェクトばかりに参加できるわけではないため、注意しておきましょう。

フリーランスの場合は平均年収1,308万円

フリーランスマッチングサイトの案件を調査したところ、フリーランスとしてSAP Basisエンジニアの案件に参画する場合、平均年収は1,308万円でした。

フリーランスでBasisエンジニアになるためには、数多くの導入経験と、Basisに関するスキルや知識が求められます。
求められるレベルは高いですが、他の働き方よりも高い報酬を得られるでしょう。

また、フリーランスはスキルさえあれば働き方の自由度が高く、自分の希望するプロジェクトを選んで働けます。
ただし、しっかりと成果を出す必要があることと、仕事の安定性という観点でプレッシャーの多い働き方なので、注意しましょう。

SAP Basisの具体的な求人内容

SAP Basisエンジニアの需要は高く、様々な企業で求人が出ています。
ここでは、正社員とフリーランスの具体的な求人内容を紹介していきます。

SAP Basisの正社員として転職する場合

正社員の求人としては以下3つを紹介していきます。

求人1：ERP基幹システムのBasis担当（保守運用）

1つ目はERPシステムのBasis担当者としての求人です。
Basisエンジニアとして、Basisが担当する以下の業務を行います。

Basisエンジニアとして経験を積むためには非常によい案件でしょう。

仕事名	ERP基幹システムのBasis担当
モジュール	Basis
必要スキル	ERP基幹システム（SAP ECC）のBASISに関する業務経験
年収	650～1,200万円
稼働場所	東京都港区
稼働時間	9:00-17:25

求人2：ERP基幹システム導入のBasisPM・リーダー候補

2つ目はERPシステム導入のBasis領域のリーダー候補です。
担当者として様々な経験を積み、スキルや知識をためると導入のリーダーポジションを任されることでしょう。

数多くある選択肢の中から、お客様の要件に最適な導入プランを検討/決定しERPシステムの導入を支えていきます。

仕事名	SAP基盤（BASIS）リーダー
モジュール	Basis
必要スキル	・SAP Basisに関わる知識・スキル。 ・SAP基盤に関わる導入、構築プロジェクトをプロジェクトリーダーとして参画した経験がある。 ・クラウドやオンプレミスなどSAPを取り巻く基盤環境に関する全般的な知識がある。
年収	600～1,000万円
稼働場所	東京都中央区
稼働時間	フレックスタイム制（7.5時間）

求人3：基幹システムの新規導入やアップグレード案件のリーダー

3つ目は新規導入やアップグレード案件のリーダーです。
システム導入やERPシステムのアップグレードの全体管理をします。

日々進化するIT技術を駆使し、お客様のDXへ貢献する仕事です。
責任は非常に大きなものになりますが、やりがいや報酬も大きくなるでしょう。

事名	Basisコンサルタント
モジュール	Basis
必要スキル	・SAP Basisとして、SAP製品の導入経験が5年以上 ・プロジェクト管理経験 ・高度なお客様とのコミュニケーション能力 ・システム要件定義、設計、テスト経験
年収	600～1,400万円
稼働場所	東京都中央区
稼働時間	9:30-18:00

SAP Basisのフリーランスとして働く場合

次に、フリーランスとしての案件を3つ紹介します。

求人1：大手メーカーSAP運用保守

フリーランス案件の1つ目は、Basisエンジニアの基本である保守運用の案件です。
Basisエンジニアとして経験が少ない人にとって、Basisをしっかりと理解できるオススメの案件となります。

案件名	大手メーカーSAP運用保守
要スキル	BASISの運用保守経験
月額単価	～100万円
稼働場所	幕張
稼働時間	140-180時間
稼働日数	週5日
役割	メンバー

求人2：大手メーカーSAPバージョンアップ

フリーランス案件の2つ目は、大手メーカーSAPバージョンアップの案件です。
保守運用でBasisの理解度が上がってきたら、次はバージョンアップや新規導入案件へ参加するのがオススメです。

バージョンアップや新規導入を経験することで、保守運用では身につけられない知識やスキル、経験を積めます。

案件名	大手メーカーSAPバージョンアップ
要スキル	BASIS設計構築経験
月額単価	～120万円
稼働場所	基本リモート（出社時は都内）
稼働時間	140-180時間
稼働日数	週5日
役割	メンバー

求人3：電気機械メーカーSAPバージョンアップ

フリーランス案件の3つ目もSAPのバージョンアップ案件です。

こちらもSAPバージョンアップに関わる案件ですが、求められる役割として一部リード役を求められます。
リード役は仕事として大変な面はあるものの、報酬としては上がります。

報酬を伸ばしていきたい方にはオススメです。

案件名	電気機械メーカーSAPバージョンアップ
要スキル	RISE With SAPの要件定義や環境構築経験
月額単価	～130万円
稼働場所	基本リモート（出社時は都内）
稼働時間	140-180時間
稼働日数	週5日
役割	リードもしくはメンバー

SAP Basisエンジニアが年収を上げる方法

様々な働き方はありますが、Basisエンジニアが年収を上げる方法を紹介します。
具体的には以下5つの方法です。

ひとつずつ解説していきます。

SAP Basisの豊富な運用経験

SAP Basisの運用経験を積むことは、年収アップの近道です。
様々なプロジェクトに参加し、それぞれ違うシステム構成や環境構築の経験を積むことで、問題解決能力と技術力を身につけられます。

特にパフォーマンスチューニングやセキュリティ強化、災害復旧計画（DR）の策定など、付加価値の高いスキルを磨くことで、市場価値を大きく上げられるでしょう。

ABAPのスキル・経験

ABAPはSAPで利用されるプログラミング言語です。
ABAPが理解できるBasisエンジニアは、運用保守でエラーが発生した際に問題解決へスムーズに進められます。

また、アドオンプログラムにおいて、特定のプログラムの処理がSAPシステムの処理量へ影響を与えているということもよくある話です。
ABAPが理解できると、原因究明や対応方法の検討がスムーズに進められるでしょう。

SAP認定コンサルタント資格を取得する

SAP認定コンサルタント資格は、専門的な知識とスキルを証明する重要な資格です。
Basisエンジニアであれば、Basis関連の資格はもちろん、システムアーキテクチャ関連の資格がオススメです。

資格を取得することで知識やスキルを評価されるのはもちろんですし、新しい情報を日々学習する姿勢があると見られます。
日々学習をする姿勢は、転職先の企業やお客様からの信頼度を大幅に増やせるでしょう。

リーダーやプロジェクトマネジメントポジションの経験

技術だけでなく、リーダーシップやプロジェクトマネジメントのスキルを身につけることで年収アップを見込めるでしょう。

チームリーダーとしてプロジェクトを成功させた経験や、数多くの関係者を調整するための能力は非常に高い評価を得られます。
プロジェクトの予算管理やリソース管理などの管理者として必要なスキルも身につけることで、より上位なポジションを担うことが可能です。

また実際に経験がなかったとしても、IPAのプロジェクトマネージャ試験（PM）を取得している場合では、知識やスキルがあるとみなされることもあります。
その結果、より高い報酬を得られるようになるでしょう。

日本語以外の言語の習得

グローバル化が進む現代のビジネス環境において、英語をはじめとする外国語のスキルは非常に重要になってきます。

SAPのようなグローバルで導入されるシステムでは、海外のチームやクライアントとのコミュニケーション能力が求められます。
英語力を向上させることでグローバルのプロジェクトへの参加するチャンスが増え、より高い報酬を得られるようになるでしょう。

日本語以外の言語を1つは学習しておきましょう。

SAP Basisとしての稼げる働き方はフリーランス一択

Basisエンジニアとして最も高い報酬をもらえる可能性が高いのはフリーランスでの働き方です。

またフリーランスは報酬以外にも、自身の興味のあるプロジェクトを選んで参加できる点や、働き方を選べる点も非常に魅力的と言えるでしょう。
ぜひ、スキルや知識、経験を積んでフリーランスの働き方を目指してみませんか。

フリーランスとして働く際にオススメしたいエージェント

Basisエンジニアがフリーランスエージェントを選ぶ場合は、SAPに特化したエージェントがオススメです。
SAPを専門にしているため、以下のような専門的な支援を受けられます。

SAPキャリアではSAPの案件の紹介に特化した「SAPフリーランスバンク」を運営しています。
SAPフリーランスバンクでは、Basisエンジニアのフリーランス案件が数多くありますので、ぜひご相談ください。

まとめ

Basisエンジニアの働き方と年収、具体的な案件を紹介しました。
Basisエンジニアには様々な働き方があるものの、報酬を考えるとフリーランスがオススメです。

フリーランスのBasisエンジニアになるために、普段の業務を通じてスキルや経験を積みつつ、計画的に資格取得や新しい言語を学習していきませんか。