SAP Concurとは?大企業が導入する理由とメリットや成功事例まで徹底解説

「紙とハンコの文化から脱却できず、月末の経理業務が逼迫している」
「経費の不正利用や申請ミスがないか、チェックに多大な工数がかかっている」
「電帳法やインボイス制度など、複雑化する法改正への対応に不安がある」
「経費管理システムを導入したいが、自社にとって本当に費用対効果の高い投資なのか判断できない」

日々の経費精算業務や請求書処理に、このような課題を感じていませんか?

もしひとつでも当てはまるなら、この記事が課題解決の一助となるかと思います。
SAP Concurは、単なるツールではなく、企業の支出管理全体を改革する戦略的プラットフォームです。
この記事では、機能から導入メリット・料金体系、そして実際の成功事例まで、多角的に解説します。

この記事を読むことで、以下の情報を得られます。

  • SAP Concurの核となる機能と市場での圧倒的な立ち位置
  • 多くの企業が抱える課題とConcurが提供する具体的な解決策
  • 導入によって得られる7つの明確なメリット
  • 実際の成功事例から学ぶ、導入効果のリアル

SAP Concurへの深い理解は、導入検討をより確かなものにし、企業の競争力強化につながります。
ぜひ最後までお読みいただき、経営課題解決にお役立てください。

目次

SAP Concurとは?基礎と市場での位置づけ

SAP Concurとは?基礎と市場での位置づけ

SAP Concurは、単なる経費精算システムではありません。
企業のあらゆる「間接費」を一元的に管理し、業務プロセス全体を最適化するクラウドプラットフォームです。
その実力は世界中の企業に認められ、市場で圧倒的な地位を確立しています。

Concurは、経費精算・請求書・出張管理を統合し「見えない支出」をなくす

SAP Concurの最大の特徴は、従来バラバラに管理されがちだった業務領域を、ひとつのプラットフォームに統合する点にあります。
これにより、いつ、誰が、何に、いくら使ったのかという支出の全体像が可視化され、これまで把握しきれなかった「見えない支出」の問題を根本から解決します。

なぜなら、多くの企業では各プロセスが分断され、データがサイロ化しているため、支出の実態を正確に把握することが困難なためです。
この状態は、非効率な業務や不正の温床となりかねません。

例えば、SAP Concurを導入することで、以下の業務プロセスがシームレスに連携されます。

  • 出張申請から予約まで:Concur Travelで出張を申請・手配
  • 出張中の経費発生:スマートフォンアプリで領収書を撮影し、Concur Expenseに自動連携
  • 経費精算と承認:帰社後、自動で作成された経費レポートを申請・承認
  • 請求書の処理:取引先からの請求書をConcur Invoiceで管理・支払い

このようにプロセス全体を可視化・自動化することで、バックオフィス業務の劇的な効率化と、経営判断に不可欠な支出データのリアルタイムな把握を同時に実現するのです。

世界でのユーザー約9,300万人で市場シェア49%

SAP Concurの信頼性と実績は、その圧倒的な市場シェアによって客観的に証明されています。
全世界でのユーザー数は約9,300万人、導入企業は86,000社を超え、Fortune 100/500に名を連ねる企業の75%が利用しています。
(引用元:株式会社コンカー 会社概要

このグローバルスタンダードとしての地位は、単に多くの企業に選ばれているという事実以上の意味を持ちます。
それは、システムの堅牢性、セキュリティ、そして多様な国の法規制や商習慣に対応できる柔軟性を兼ね備えていることの証左といえます。

指標数値・実績
全世界のユーザー数約9,300万人
全世界の導入企業数86,000社以上
IDC T&E市場シェア49%(世界1位)
その他Fortune 100/500の75%が利用

この確固たる実績と信頼性が、グローバルに事業を展開する大企業がSAP Concurを選ぶ、大きな理由のひとつとなっているのです。

SAP Concurが必要とされる日本企業が抱える4つの課題

SAP Concurが必要とされる日本企業が抱える4つの課題

多くの日本企業が、SAP Concurのような支出管理プラットフォームを必要としています。
その背景には、長年解決されずにきた根深い課題が存在します。
ここでは、特に代表的な4つの課題を掘り下げてみていきましょう。

未だに残る「紙・ハンコ・手入力」による非効率な業務

多くの企業では、未だに紙ベースの業務プロセスが主流です。
領収書を紙に貼り、申請書を手で書き、Excelに一件ずつ転記する。
このような手作業は、従業員の貴重な時間を奪うだけでなく、入力ミスや計算間違いといったヒューマンエラーの直接的な原因となります。

この非効率性は、従業員の生産性を著しく低下させます。
本来であれば顧客への価値提供や新しい企画の立案に使うべき時間が、付加価値の低い事務作業に費やされてしまうのです。

具体的には、以下のような業務が該当します。

  • 領収書の台紙への糊付け作業
  • 交通費精算のための経路検索とExcelへの転記
  • 申請書作成と上長への押印依頼
  • 経理担当者による申請内容の目視チェックと会計システムへの再入力

これらの手作業を一つひとつ見直すことが、企業全体の生産性向上に向けた第一歩といえます。

属人化した承認・チェック体制

「この申請は〇〇部長の承認が必要」「この費用の判断は経理の△△さんしかわからない」。
このような属人化した業務体制は、多くの企業にとって大きなリスクとなります。
特定の担当者が不在の場合、承認プロセスが滞り、支払い遅延などの問題を引き起こす可能性があるためです。

また、承認者やチェック担当者によって判断基準が異なると、社内の公平性が保たれず、従業員の不満にもつながりかねません。
経費規程の解釈が人によって異なれば、本来認められないはずの経費が承認されてしまうケースも出てくるでしょう。

リスクの種類具体的な内容
業務の停滞承認者の不在(出張、休暇など)により、経費精算や支払い処理が遅延する。
判断基準のブレ承認者によって規程の解釈が異なり、承認される経費にばらつきが出る。
ノウハウの喪失担当者の異動や退職により、長年培われたチェックのノウハウが失われる。
不正の見逃し慣れや思い込みにより、不正や規程違反の兆候を見逃しやすくなる。

このようなリスクを回避するためには、個人のスキルや経験に依存しない、標準化された仕組みの構築が不可欠です。

気づきにくい二重申請やカラ出張などの不正

紙と人手によるチェック体制では、意図的な不正を完全に見抜くことは極めて困難です。
提出される膨大な量の申請書を一枚一枚精査するには限界があり、悪意のある申請を見逃してしまうリスクは常に存在します。

不正な経費請求は、会社の資産を不当に流出させる直接的な損害であると同時に、組織の規律を乱し、真面目に働く従業員のモラルを低下させる要因にもなります。
一度不正が横行すると、組織の健全性を回復するには多大な時間と労力が必要となるでしょう。

不正の具体例としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 同じ領収書のコピーを使い、複数の部署で経費を二重に申請する。
  • 私的な飲食の領収書を、取引先との接待費として偽って申請する。
  • 実際には行っていない出張を申請し、手当や交通費を不正に受け取る(カラ出張)。
  • タクシー代などを水増しして請求する。

これらの不正を未然に防ぎ、牽制するためには、目視チェックだけに頼らない、システムによる網羅的な監査機能が求められます。

電子帳簿保存法やインボイス制度など法への対応

近年、電子帳簿保存法(電帳法)やインボイス制度といった法改正が相次ぎ、企業の経理業務はより複雑化しています。
これらの法制度に正しく対応するためには、専門的な知識と、法の要件を満たした業務プロセスの構築が不可欠です。

法対応の要件を正確に理解し、自社のシステムや業務フローに落とし込む作業は、経理部門にとって大きな負担となります。
もし対応を誤れば、追徴課税などのペナルティを受けるリスクもあり、企業の信頼にも関わる重大な問題に発展しかねません。

例えば、電帳法のスキャナ保存では、以下の要件を満たす必要があります(2024年1月時点)。

要件カテゴリ具体的な内容(一部)
真実性の確保・タイムスタンプの付与
・訂正または削除の事実及び内容の確認
可視性の確保・保存場所におけるPC、ディスプレイ、プリンタ等の備付け
・取引年月日、勘定科目、取引金額等による検索機能の確保

このような複雑な要件に自社だけで対応するのは困難であり、法に準拠した信頼性の高いシステムを導入することが、最も確実かつ効率的な解決策といえます。

SAP Concurの主要機能とそれぞれの特徴

SAP Concurの主要機能とそれぞれの特徴

SAP Concurは、企業の支出管理に関わる課題を解決するため、複数の強力な機能を備えています。
これらの機能が連携することで、業務プロセス全体の自動化と可視化を実現します。

ここでは、中核となる4つの機能を見ていきましょう。

Concur Expense(経費精算機能)

Concur Expenseは、従業員の立替経費精算のプロセス全体をデジタル化する機能です。
申請者はスマートフォンアプリを使って、いつでもどこでも経費の申請が可能。
一方、承認者も場所を選ばずに申請内容を確認し、承認作業を行えます。

この機能の導入により、経費精算のためだけに出社するといった非効率な働き方から解放されます。
また、企業の経費規程をシステムに設定することで、申請内容を自動でチェック。
規程違反やその疑いがある項目にはアラートが表示され、ガバナンス強化にも直結します。

主な機能内容
モバイル対応スマートフォンアプリで領収書の撮影、経費レポートの作成・申請・承認が可能。
外部データ連携交通系ICカード、コーポレートカード、タクシー配車アプリなどと連携し、利用明細を自動取込。
規程自動チェック事前に設定した経費規程に基づき、申請内容を自動で検証。違反項目には警告を表示。
監査証跡申請から承認までの全プロセスが記録され、内部監査や税務調査に対応可能。

Concur Expenseは、手作業による入力やチェックの手間を大幅に削減し、経費精算業務の生産性を飛躍的に向上させるのです。

Concur Travel(出張管理機能)

Concur Travelは、出張の申請から航空券・宿泊先の手配、そして精算までを一気通貫で管理する機能です。
従業員は、使い慣れた旅行予約サイトのような感覚で、会社の出張規程に準拠した最適なプランを検索・予約できます。

この機能は、従業員の利便性を高めるだけでなく、企業側のコスト管理とリスク管理にも大きく貢献します。
会社として契約している割引運賃や推奨サプライヤーを優先的に表示することで、出張コストの最適化を促進。
また、管理者は従業員の旅程をリアルタイムで把握できるため、緊急事態が発生した際に迅速な安否確認や支援が可能となり、企業の安全配慮義務の履行を支援します。

提供価値具体的な機能・効果
コスト管理の強化企業の出張規程をシステムに反映させ、規程違反の予約を未然に防止。推奨サプライヤーの利用を促進。
リスク管理(安全配慮義務)管理者が出張者の現在地や旅程をリアルタイムで把握。緊急時の安否確認や注意喚起が可能。
従業員の利便性向上複数の予約サイトを渡り歩く必要がなく、単一のプラットフォームで手配が完結。
経費精算との連携予約情報がConcur Expenseに自動連携され、出張後の経費精算の手間を大幅に削減。

Concur Travelは、コストとリスクを管理しながら、出張者にとっても快適な手配プロセスを提供する、攻めと守りを両立したソリューションです。

Concur Invoice(請求書管理機能)

Concur Invoiceは、サプライヤーから受領する請求書の処理プロセス全体を自動化するソリューションです。
紙やPDFで受け取った請求書をAI-OCRでデータ化し、承認ワークフローに乗せて、支払い処理までをシステム上で完結させます。

経理部門は、請求書の開封、データ入力、ファイリングといった手作業から解放され、より付加価値の高い業務に集中できるようになります。
また、すべての請求書データが一元管理されることで、いつ、どのサプライヤーに、いくら支払う必要があるのかを正確に把握。
これによりキャッシュフローの予測精度が向上し、より戦略的な資金管理が可能となるのです。

プロセス自動化・効率化される内容
請求書の受領・入力紙やPDFの請求書をAI-OCRでデータ化。電子インボイス(Peppol)にも対応。
承認ワークフロー事前に設定したルールに基づき、請求書を適切な承認者へ自動的に回付。
三点照合購買依頼書、納品書、請求書の内容をシステムが自動で照合し、不一致を検出。
支払い処理承認済みの請求書データをもとに、会計システム連携用の支払データを作成。

Concur Invoiceは、経理部門の定型業務を劇的に削減し、請求書処理のスピードと正確性、透明性を格段に向上させます。

AI・OCR機能(ExpenseIt)

ExpenseItは、SAP Concurに搭載されたAI-OCR機能で、領収書処理の手間を限りなくゼロに近づける画期的なツールです。
スマートフォンのカメラで領収書を撮影するだけで、AIが画像から日付、金額、支払先といった情報を自動で読み取り、データ化します。

この機能により、従業員は面倒な手入力作業から完全に解放されます。
読み取られたデータはそのまま経費明細としてConcur Expenseに登録されるため、あとは内容を確認して提出するだけ。
経費精算にかかる時間を大幅に短縮し、従業員のストレスを大きく軽減します。

ただし、どのような領収書でも100%完璧に読み取れるわけではない点には注意が必要です。

特徴注意点・対策
手入力不要領収書を撮影するだけで、主要な項目をAIが自動でデータ化する。
リアルタイム処理領収書を受け取ったその場で処理でき、経費の溜め込みを防ぐ。
精度印刷された活字の読み取り精度は高いが、手書きやかすれた文字の認識は困難な場合がある。
運用での工夫導入の際は、手書きの領収書を原則禁止とするなど、効果を最大化するための運用ルールを設けることが有効。

ExpenseItは、その限界を理解し、賢く活用することで、経費精算の常識を変えるほどのインパクトをもたらす機能といえるでしょう。

SAP Concurを導入する7つのメリット

SAP Concurの導入は、単なる業務のデジタル化に留まりません。
生産性の向上からコスト削減、ガバナンス強化、そして従業員満足度の向上まで、企業経営に多岐にわたるメリットをもたらします。
ここでは、代表的な7つのメリットを解説します。

業務効率化と生産性向上につながる

SAP Concur導入による最大のメリットは、圧倒的な業務効率化です。
申請者、承認者、経理担当者、それぞれの立場で行っていた手作業が自動化されることで、間接費管理にかかる工数が劇的に削減されます。

これにより創出された時間は、本来注力すべきコア業務に再配分できます。
例えば、経理担当者はデータ入力やチェック作業から解放され、予実管理やデータ分析といった、より戦略的で付加価値の高い業務に取り組めるようになるのです。
これは、企業全体の生産性向上に直結します。

対象者効率化される業務内容
申請者領収書の手入力、経路検索、申請書の作成といった作業が不要になる。
承認者いつでもどこでも承認作業が可能になり、申請内容の規程チェック負荷が軽減される。
経理担当者紙の突合作業や会計システムへの手入力が不要になり、月次決算の早期化にも貢献する。

このように、関係者全員の生産性を高める効果が期待できるのです。

戦略的なコスト削減を実現できる

SAP Concurは、経費の無駄をなくし、戦略的なコスト削減を実現します。
出張手配機能(Concur Travel)では、会社の規程に準拠した最も経済的な選択肢を従業員に提示し、不要なコストの発生を未然に防ぎます。

さらに、Concurに蓄積された支出データを分析することで、より大きなコスト削減の機会を発見することが可能です。
例えば、特定の航空会社やホテルチェーンの利用が多いことがわかれば、ボリュームディスカウントの交渉に乗り出すといった具体的なアクションにつなげられるでしょう。

コスト削減のアプローチ具体例
規程遵守による直接的削減出張規程に違反する高額なフライトやホテルの予約をシステムで制限する。
データ分析による間接的削減・サプライヤーごとの支出を可視化し、価格交渉の材料とする。
・不正や規程違反の多い部署を特定し、改善を促す。
業務工数削減による人件費抑制経費精算や請求書処理にかかる残業代や人件費を抑制する。

このように、SAP Concurは支出を管理するだけでなく、支出を戦略的にコントロールするためのインテリジェンスを提供します。

内部統制(ガバナンス)を強化できる

企業の信頼性を維持し、健全な成長を続けるためには、強固な内部統制(ガバナンス)が不可欠です。
SAP Concurは、システムを通じて経費規程を全社に徹底させ、ガバナンス体制を飛躍的に強化します。

人の目によるチェックには、どうしても見逃しや判断のブレが生じがちです。
SAP Concurでは、事前に設定したルールに基づき、すべての申請がシステムによって公平かつ網羅的にチェックされます。
これにより、意図的な不正だけでなく、意図しない規程違反も未然に防止し、コンプライアンスを高いレベルで維持することが可能となります。

ガバナンス強化のポイントシステムによる実現方法
規程の徹底企業の経費規程をシステムにルールとして組み込み、全従業員に自動適用する。
不正の牽制二重申請や高額な交際費などをシステムが自動で検知し、監査担当者に通知する。
プロセスの透明化申請から承認、支払いに至るまでの全プロセスと担当者が記録され、完全な監査証跡が残る。

このように、SAP Concurは「ルールを守らせる」仕組みを構築し、企業のリスク管理体制を根底から支えるのです。

電帳法・インボイス制度などの法律に確実に対応できる

SAP Concurは、電子帳簿保存法やインボイス制度といった日本の複雑な法制度に標準機能で対応しています。
法改正のたびに自社でシステムを改修したり、業務フローを見直したりする必要がなくなり、法対応にかかる企業の負担を大幅に軽減します。

特に、公益社団法人日本文書情報マネジメント協会(JIIMA)による認証を取得している点は、大きな安心材料です。
この認証は、ソフトウェアが法的要件を満たしていることを客観的に証明するものであり、ユーザー企業は安心してペーパーレス化を進められます。

法制度SAP Concurの対応状況
電子帳簿保存法スキャナ保存、電子取引の法的要件に対応。
「Concur Expense」「Concur Invoice」共にJIIMA認証を取得済み。
インボイス制度適格請求書発行事業者の登録番号の管理や、税額計算に対応。
Peppol(電子インボイス)国際標準規格であるPeppolに準拠したデジタルインボイスの送受信に対応。

法改正は今後も続くと予想されます。
常に最新の法規制に準拠し続けるグローバルプラットフォームを導入することは、将来にわたるコンプライアンスリスクを低減する賢明な投資といえるでしょう。

働き方改革の推進につながる

SAP Concurの導入は、ペーパーレス化とプロセスのデジタル化を通じて、柔軟な働き方を実現します。
経費精算や請求書承認のためだけに出社する必要がなくなり、テレワークやリモートワークを強力に後押しします。

従業員は、時間や場所に縛られることなく、本来の業務に集中できる環境を手に入れられます。
これは、ワークライフバランスの向上につながり、優秀な人材の獲得や定着にもよい影響を与えるでしょう。
面倒な事務作業から解放されることは、従業員のエンゲージメントを高め、組織全体の活力を生み出します。

働き方の変化具体的な効果
場所の制約からの解放スマートフォンやノートPCがあれば、自宅や外出先でも申請・承認業務が可能になる。
時間の創出経費精算にかかっていた時間を削減し、自己研鑽や家族との時間など、より有意義な活動に充てられる。
ペーパーレス化紙の書類の印刷、保管、探す手間が不要になり、オフィス環境が改善される。

このように、SAP Concurはバックオフィス業務のDXを通じて、企業全体の働き方改革を推進する原動力となります。

データに基づいた迅速な経営判断を支援できる

SAP Concurに集約された支出データは、経営にとって非常に価値のある情報資産となります。
BI機能を活用することで、これまで見えなかった支出の実態を様々な角度から可視化し、分析することが可能です。

ただし、Concurを導入するだけで、自動的にデータドリブンな経営が実現するわけではありません。
経理部門が真の戦略的パートナーへと進化するためには、以下の3つの要素が不可欠です。

成功の要素具体的な内容
スキル支出データを部門別、費目別など、様々な切り口で分析する基本的なスキル。
マインドセットデータから「なぜこの部門はタクシー代が多いのか?」といった問いを立て、改善に繋げる当事者意識。
組織的な後押し経営層が経理部門にデータに基づいた質問を投げかけ、データに基づき判断する姿勢を示すこと。

これらの要素を組織的に育むことで、SAP Concurのデータは初めて「経営の武器」となり、迅速で精度の高い意思決定を支援するのです。

従業員のストレスを軽減し、満足度を向上できる

面倒で煩雑な経費精算プロセスは、多くの従業員にとってストレスの原因です。
月末に溜まった領収書を見てうんざりしたり、申請内容の不備で差し戻しを受けたりといった経験は、業務へのモチベーションを低下させます。

SAP Concurは、このような従業員の「痛み」を解消します。
直感的で使いやすいインターフェースと、手作業を極限まで削減する自動化機能により、経費精算にまつわるストレスを劇的に軽減できるのです。
従業員がこのような定型業務に煩わされることなく、本来の創造的な仕事に集中できる環境を整えることは、従業員満足度(ES)の向上に不可欠です。

ストレス要因SAP Concurによる解決策
面倒な手入力AI-OCR機能(ExpenseIt)や外部データ連携により、入力をほぼ自動化。
申請・承認の遅延モバイル対応により、いつでもどこでも処理が可能になり、プロセスが停滞しない。
規程の確認の手間システムが自動で規程をチェックしてくれるため、申請者は細かなルールを都度確認する必要がない。

従業員満足度の高い企業は、生産性が高く、離職率が低い傾向にあります。
従業員が働きやすい環境への投資は、企業の持続的な成長を支える重要な基盤となるのです。

SAP Concurの料金体系と企業規模に合ったプランの選び方

SAP Concurを導入する7つのメリット

SAP Concurの導入を検討する上で、料金体系の理解は不可欠です。
自社の規模や要件に合わないプランを選んでしまうと、コストが無駄になったり、将来の拡張性が損なわれたりする可能性があります。
ここでは、プラン選択の重要なポイントを解説します。

基本料金プラン

SAP Concurの料金は、主に月額のサービス利用料で構成されています。
この月額費用は、利用する機能(Concur Expense, Invoice, Travelなど)の組み合わせや、後述する課金モデル(ユーザー数またはレポート数)によって変動します。

詳細な価格は公開されておらず、企業の規模や要件に応じて個別に見積もられるのが一般的です。
そのため、正確な費用を把握するには、公式サイトや販売パートナーへの問い合わせが必要となります。

料金を構成する主な要素
  • 利用する製品(モジュール)
  • 選択するエディション(Standard / Professional)
  • 課金モデル(ユーザー課金 / レポート課金)
  • オプション機能の有無

まずは自社でどの機能を、どの範囲の従業員で利用したいのかを明確にすることが、見積もりを依頼する上での第一歩です。

導入費用

月額のサービス利用料とは別に、初期導入費用が必要となる場合があります。
この費用には、システムの初期設定や、既存の会計システム・人事システムとの連携、従業員へのトレーニングなどが含まれます。

導入費用は、プロジェクトの複雑さによって大きく変動するものです。
特に、後述する大企業向けの「Professional」版を選択し、複雑な承認フローやカスタム連携を要件とする場合は、導入パートナーの支援が不可欠となり、費用も高くなる傾向にあります。

導入費用に影響する要素
  • 選択するエディション(Standard / Professional)
  • 既存システムとの連携の有無と、その複雑さ
  • 業務プロセスの見直し(BPR)コンサルティングの要否
  • 導入支援を依頼するパートナー

導入費用を抑えることだけを考えるのではなく、導入後の効果を最大化できる、信頼性の高いパートナーを選ぶ視点が重要です。

StandardとProfessionalの違い

SAP Concurには、主に企業の規模や要件に応じて2つのエディションが用意されています。
中堅・中小企業向けの「Concur Standard」と、大企業向けの「Concur Professional」です。

両者の最も大きな違いは、設定の柔軟性とカスタマイズ性にあります。
Standard版は、短期間かつ低コストで導入できるよう、あらかじめ設定がある程度パッケージ化されています。
それに対し、Professional版は、グローバル展開や複数の法人格、複雑な社内規程に対応できるよう、きめ細かな設定が可能です。

比較項目Concur StandardConcur Professional
主な対象中堅・中小企業大企業、グローバル企業
設定の柔軟性パッケージ化された設定高度に柔軟、複雑な要件に対応
導入期間の目安短期間(数週間~)長期間(数ヶ月~)
導入モデルセルフサービスまたはパートナー主導コンサルタント主導

自社の現在の規模だけでなく、将来的な事業拡大の可能性も見据えて、どちらのエディションが最適かを判断する必要があります。

ユーザー課金 vs レポート課金どちらが最適?

SAP Concurの料金体系で特にユニークなのが、課金モデルを選択できる点です。
一般的なSaaSでよく見られる「ユーザー課金」と、経費精算レポートの処理数に応じて課金される「レポート課金」があります。

どちらが最適かは、企業の特性によって異なります。
目先の導入コストだけでなく、日々の運用や将来の機能追加にかかる「維持工数」まで含めたTCO(総所有コスト)で判断する、戦略的な視点が不可欠です。

課金モデル特徴と最適な企業
ユーザー課金・利用する従業員数に応じて課金される。
・全従業員が頻繁に経費精算を行う企業や、予算管理がしやすいことを重視する企業に適している。
レポート課金・処理された経費精算レポートの件数に応じて課金される。
・従業員数は多いが、経費精算を行う人が一部に限られる大企業(例:営業部門中心)に適している。

レポート課金モデルは、利用しない従業員に対するライセンス費用が発生しないため、特に従業員数の多い大企業において、コストを実態に合わせて最適化できる大きなメリットがあります。

SAP Concur導入による成功事例5選

SAP Concurを導入する7つのメリット

SAP Concurが実際に企業でどのように活用され、どのような成果を上げているのか。
具体的な成功事例を見ることで、導入後のイメージがより明確になります。
ここでは、国内企業の5つの事例を紹介します。

国内グループ30社に導入し、経費精算プロセスの標準化を実現(村田製作所)

電子部品大手の村田製作所は、国内グループ会社30社にSAP Concurを導入し、これまで各社バラバラだった経費精算プロセスとシステムの標準化を実現しました。
この取り組みは、グループ全体のガバナンス強化と業務効率化に大きく貢献しています。

導入前は、システムが統一されておらず、グループ全体の経費の実態把握に時間がかかっていました。
また、紙ベースの運用も残っており、非効率な業務が課題となっていました。

  • グループ全体の経費精算プロセスとシステムを標準化
  • 間接業務の効率化とガバナンス強化
  • 経費データを経営に活用するための基盤を構築
  • 年間1万3,000時間の工数削減、5,000万円以上の出張費削減を見込む

(参考:株式会社コンカー 導入事例 村田製作所
この事例は、大規模なグループ企業におけるガバナンスと効率化を、SAP Concurがいかにして実現するかを示す好例といえます。

旅費・経費精算業務をDX化し、社員の意識改革を促進(センコーグループホールディングス)

物流大手のセンコーグループホールディングスは、SAP Concurの導入を、単なるシステム刷新ではなく、全社員を巻き込んだデジタルトランスフォーメーション(DX)の一環と位置づけました。
ペーパーレス化を徹底し、旅費・経費精算業務のあり方を根本から見直したのです。

導入にあたっては、全国の事業所で説明会を実施し、導入の目的やメリットを丁寧に伝えることで、現場の理解と協力を獲得。
結果として、業務効率化はもちろんのこと、社員のデジタルツールに対する意識改革にもつながりました。

  • 経費精算にかかる工数を月間約5,000時間削減
  • 経費申請から支払いまでの期間を約半分に短縮
  • ペーパーレス化の実現と、それに伴う印刷・保管コストの削減
  • 全社員のDXに対する意識向上

(参考:株式会社コンカー 導入事例 センコーグループホールディングス
システム導入を起爆剤として、組織文化の変革にまでつなげたこの事例は、多くの企業にとって示唆に富むものです。

「入力レス」を徹底し、経費精算工数を60%削減(LIXIL)

住宅設備・建材メーカーのLIXILは、経費精算業務における「入力レス」の実現を目指し、SAP Concurを導入。
コーポレートカードや交通系ICカードとの連携を徹底することで、手入力作業を極限まで削減することに成功したのです。

以前は、従業員が利用した交通費や経費を一件ずつ手で入力しており、膨大な時間がかかっていました。
この入力作業がほぼ不要になったことで、従業員は本来の業務に集中できるようになり、生産性が大幅に向上しました。

  • 経費精算にかかる工数を約60%削減
  • 従業員の申請業務の負担を大幅に軽減
  • 経理部門のチェック業務の効率化
  • 支出データの可視化によるガバナンス強化

(参考:株式会社コンカー 導入事例 LIXIL
LIXILの事例は、SAP Concurのデータ連携機能を最大限に活用することで、いかにして「入力レス」という理想に近づけるかを示しています。

監査フローを簡素化し、利用者満足度78.6%を実現(東京建物)

総合不動産デベロッパーの東京建物は、SAP Concurを導入し、経費精算の監査プロセスを効率化。
これまで全件目視で行っていたチェックを、システムの監査ルールを活用したサンプリングチェックに切り替え、監査業務の負荷を大幅に軽減しました。

同時に、申請者にとっても使いやすいシステムを目指し、導入後のアンケートでは78.6%が「満足」と回答。
ガバナンス強化と利用者満足度の向上という、二つの目的を両立させることに成功しています。

  • 監査工数を約80%削減
  • 経費精算業務全体の効率化(月間230時間の工数削減)
  • 利用者満足度78.6%を達成
  • 経費規程の周知徹底とコンプライアンス意識の向上

(参考:株式会社コンカー 導入事例 東京建物
監査のような守りの業務も、システムを活用することで効率化できること、そしてそれが利用者の満足度にもつながることを示す貴重な事例です。

経費精算システムのクラウド化で働き方改革をバックアップ(東京海上日動火災保険株式会社)

東京海上日動火災保険は、働き方改革の推進を目的として、長年利用してきたオンプレミス型の経費精算システムから、クラウドベースのSAP Concurへと移行しました。
これにより、時間や場所に縛られない、柔軟な働き方を実現する基盤を整えました。

クラウドシステムであるSAP Concurは、スマートフォンやタブレットからもアクセスできるため、従業員は外出先や自宅からでも経費精算が可能に。
ペーパーレス化も進み、承認のためだけに出社するといった非効率を解消しました。

  • テレワークなど多様な働き方を支援するインフラを構築
  • 経費精算業務にかかる工数を約20%削減
  • ペーパーレス化によるコスト削減と環境負荷の低減
  • 法改正への迅速な対応と、将来的な拡張性の確保

(参考:富士ソフト株式会社 導入事例 東京海上日動火災保険株式会社
この事例は、インフラとしてのクラウドの利点を最大限に活かし、企業の働き方改革を加速させた、先進的な取り組みといえるでしょう。

まとめ

この記事では、SAP Concurの基本から、その機能、メリット、料金体系、そして実際の成功事例までを網羅的に解説してきました。
SAP Concurは、単に経費精算を効率化するツールではなく、企業の支出管理全体を最適化し、ガバナンスを強化、そしてデータに基づいた経営を可能にする「戦略的プラットフォーム」です。

その本質は、以下の3点に集約されます。

  • 統合による全体最適:経費、請求書、出張という分断されがちな業務を統合し、支出の全体像を可視化します。
  • 自動化による生産性向上:手作業を徹底的に排除し、従業員を付加価値の低い業務から解放します。
  • データ活用による意思決定支援:蓄積された支出データを分析し、経営判断の精度とスピードを高めます。

SAP Concurの導入は、単なるシステム刷新に留まらず、組織全体の生産性を向上させ、持続的な成長を支える経営基盤の構築につながります。
導入を成功させるためには、システム機能の理解はもちろん、自社の業務プロセスを見直し、組織全体で変革を進めるという強い意志が重要です。

この記事が、その第一歩を踏み出すための羅針盤となれば幸いです。

SAPフリーランスの新着案件

【FI】

【MM】

【SD】

【製造業SAP拡張開発(FI/SD/MM)】大阪・リモート併用/基本設計・テスト

要スキル:
SAPのFI、SD、MMいずれかのモジュールにおいて、基本設計以降のフェーズを担当したご経験
月額単価:
~1,050,000円 / 月
稼働場所:
大阪府
稼働率:
100%
作業内容:
製造業の基幹システムとして稼働するSAPシステムの機能拡張プロジェクトです。FI、SD、MMいずれかのモジュール担当として、要件定義書をインプットに基本設計書を作成し、開発チームへの連携、そして完成した機能の受入テストまで、一連のプロセスを中心メンバーとして担当していただきます。 主な業務内容: ・要件定義書に基づく、アドオン機能等の基本設計書の作成 ・開発チームへの設計内容の説明、およびQ&A対応 ・開発チームが作成した機能の受入テスト計画策定、シナリオ作成、テスト実施 ・テスト結果の評価、不具合管理、および修正依頼 ・関連ドキュメント(設計書、テスト仕様書など)の作成および更新

【FI】

【製造業ユーザートレーニング支援(FI)】東京・品川(リモート併用)/QA対応・テスト調査

要スキル:
SAP FIモジュールに関する基本的な知識(ジュニアコンサルタントレベル)
月額単価:
~900,000円 / 月
稼働場所:
東京都
稼働率:
100%
作業内容:
製造業におけるSAP導入プロジェクトが、ユーザートレーニングおよびテストフェーズを迎えています。 この重要な局面において、ユーザーがシステムを円滑に利用開始できるよう、トレーニング時のQA対応やインターフェイステストで発生したバグの調査などを中心メンバーとして担当していただきます。 主な業務内容: ・業務ユーザートレーニング実施時におけるQA対応、および説明補助 ・インターフェイステスト等で発生した不具合(バグ)の原因調査、切り分け ・ユーザーからの問い合わせ対応、およびエスカレーション ・関連ドキュメント(FAQ、手順書など)の作成支援

【FI】

【製造業SAP導入(FI-AA)】東京・品川(リモート併用)/Fit&Gap・要件定義

要スキル:
SAP FI-AA(固定資産)モジュールにおけるシニアコンサルタントとしてのご経験
月額単価:
~1,700,000円 / 月
稼働場所:
東京都
稼働率:
100%
作業内容:
製造業の基幹システムとしてSAPを導入するプロジェクトです。 今回は、プロジェクトの初期段階であるFit&Gap分析から要件定義フェーズにご参画いただきます。FI-AA(固定資産)領域の専門家として、新システムの方向性を定める重要な役割を中心メンバーとして担っていただきます。 主な業務内容: ・FI-AA(固定資産)領域におけるFit&Gap分析の実施 ・顧客担当者とのディスカッションを通じた、現行業務のヒアリングおよび新業務プロセスの設計 ・SAP標準機能との適合性を評価し、要件定義書の作成を主導 ・顕在化した課題の整理、および解決方針の策定・提案 ・関連ドキュメント(議事録、課題管理表など)の作成

【SD】

【台湾向けSAP展開支援(SD)】東京・豊洲(週1出社)/テスト・アドオン設計

要スキル:
SD領域においてSAPプロジェクトに携わったご経験 【尚可】 中国語(ビジネスレベルでなくても可)の知見
月額単価:
~1,300,000円 / 月
稼働場所:
東京都
稼働率:
100%
作業内容:
国内のSAPシステムを台湾拠点へ展開するグローバルプロジェクトです。 今回は、システムの品質を確固たるものにする総合テストフェーズにおいて、SD領域の専門家としてご参画いただきます。 テスト時の不具合調査・対応から、関連するアドオンの設計、課題検討・提案まで、多岐にわたる業務を中心メンバーとして担当していただきます。 主な業務内容: ・総合テストフェーズにおけるテスト対応、およびテスト時の不具合調査・対応 ・受注・出荷インターフェースに関するアドオン設計、および改修 ・帳票関連アドオン(Packing list, Invoice等/Smartform使用)の設計・開発連携 ・SD領域に関する各種課題の検討、および解決策の提案業務 ・関連ドキュメントの作成および更新

【FI】

【総合商社システム移行支援(FI-AA/AP/AR)】フルリモート/トレーニング計画

要スキル:
SAPのFI-AA(固定資産)またはAP/AR(債権債務)領域におけるトレーニング計画策定のご経験 【尚可】 ・商社向け業務システムの設計、導入、構築のご経験 ・SAP GTM(Global Trade Management)に関する知見
月額単価:
~1,000,000円 / 月
稼働場所:
フルリモート
稼働率:
100%
作業内容:
大手総合商社の基幹システム移行プロジェクトにおいて、ユーザー部門が新システムをスムーズに活用できるよう、運用開始に向けた準備を支援するポジションです。 FI-AA(固定資産)またはAP/AR(債権債務)領域の専門家として、ユーザートレーニングの計画策定・準備を中心メンバーとして担当していただきます。 主な業務内容: ・FI-AAまたはAP/AR領域における、ユーザー向けトレーニング計画の策定および準備支援 ・トレーニングカリキュラム、マニュアル、教材などの作成支援 ・移行後の新業務プロセス定着化に向けた各種支援、および課題対応 ・ユーザー部門やプロジェクトチームとの連携、調整

【CO】

【FI】

【外資系SAPロールイン(業務フローリード)】神奈川・新川崎(リモート併用)/会計領域

要スキル:
①SAP経験+英語対応可 ・会計知見 ・業務フロー作成経験 ・ビジネスレベル英語力 ・ユーザー対応経験 ②SAP未経験(SAP以外のその他業務フロー作成経験者) ・会計知見 ・業務フロー作成経験 ・ビジネスレベル英語 ・ユーザー対応経験 【歓迎スキル】 ・公認会計士資格保有者 ・SAPプロジェクト経験
月額単価:
~1,400,000円 / 月
稼働場所:
神奈川県
稼働率:
100%
作業内容:
外資系製造業の日本拠点へSAPを導入するロールインプロジェクトです。現在はテストフェーズにあり、本稼働に向けた業務改革の一環として、業務フローの整備が重要な課題となっています。本ポジションでは、海外で作成された英語資料を基に日本語の業務フローを作成し、その品質を管理するチームリードとして、プロジェクトの成功を推進していただきます。 主な業務内容: ・海外で作成された英語ベースの資料を理解し、日本の業務に合わせた日本語の業務フローへの落とし込み ・海外の導入チームおよび日本のクライアントとの英語でのコミュニケーション、会議のファシリテーション ・チームメンバーが作成した業務フロー等のアウトプットに対するレビュー、および品質管理 ・業務改革の推進に関する各種調整、および課題解決支援

【MM】

【素材メーカーS/4HANA移行管理(MM/PMO)】フルリモート/移行計画・作業管理

要スキル:
・SAP MM領域におけるデータ移行の知見とご経験 ・PMOとしてプロジェクト全体の調整やリードをしたご経験
月額単価:
~1,700,000円 / 月
稼働場所:
フルリモート
稼働率:
100%
作業内容:
素材メーカーのSAP S/4HANA導入プロジェクトにおいて、データ移行全体の管理を担うポジションです。S/4HANAのみならず、BTP、Salesforce、スクラッチ開発システムなど、複数のシステムが対象となる複雑な移行プロジェクトにおいて、移行計画の策定からリハーサルの管理まで、一連のマネジメント業務をPMOとして担当していただきます。 主な業務内容: ・プロジェクト全体を見据えた、データ移行計画の策定、および関係各所との調整 ・移行ツールの設計・開発・テストに関する作業管理、および進捗・課題管理 ・移行リハーサルの計画策定、および実行管理 ・データ移行に関するリスクの識別、評価、および対策の検討 ・プロジェクト内での円滑なコミュニケーション促進、および報告業務

【MM】

【素材メーカーS/4HANA導入(テスト管理 MM/PMO)】フルリモート/テスト計画・作業管理

要スキル:
・SAP MM領域における業務シナリオテスト、UAT(ユーザー受入テスト)のご経験 ・テスト統括のご経験 ・PMOとしてプロジェクト全体の調整やリードをしたご経験
月額単価:
~1,700,000円 / 月
稼働場所:
フルリモート
稼働率:
100%
作業内容:
素材メーカーのSAP S/4HANA導入プロジェクトにおいて、システムの品質を保証するテストフェーズ全般の管理を担うポジションです。 結合テスト、業務シナリオテスト、UAT(ユーザー受入テスト)といった各テストフェーズにおいて、計画策定から作業管理まで、一連のマネジメント業務をテストの責任者として担当していただきます。 主な業務内容: ・結合テスト、業務シナリオテスト、UATに関するテスト計画の作成および調整 ・テストシナリオ作成の支援、および進捗管理 ・テスト全体の作業管理(タスク割り当て、進捗・課題・品質管理) ・テスト結果の取りまとめ、および報告 ・関連部署やベンダーとの円滑なコミュニケーション、および調整業務

【PP】

【その他】

【医療機器メーカーS/4HANA導入(PP/QM)】東京・八王子(オンサイト)/要件定義リード

要スキル:
・SAP PP/QMモジュールに関する深い知識 ・生産/製造管理領域における業務プロセス設計の経験 ・高いコミュニケーション能力(顧客との折衝、ディスカッション推進など) 【尚可】 ・ビジネスレベルの英語力
月額単価:
~1,800,000円 / 月
稼働場所:
東京都
稼働率:
100%
作業内容:
医療機器メーカーにおける基幹システム刷新の一環として、SAP S/4HANAを導入するプロジェクトです。 プロジェクトの初期段階かつ最重要フェーズである要件定義において、PP/QM領域の専門家として、新業務プロセスの設計とシステム要件の具体化を主導していただきます。 主な業務内容: ・SAP PP/QM領域における要件定義の主導、および顧客担当者とのディスカッションのファシリテーション ・現行業務プロセスの分析、および新業務フローの設計(Fit&Gap分析) ・顕在化した課題の整理、およびSAP標準機能を活用した対応方針の策定・提案 ・各種ドキュメント作成(要件定義書、議事録、課題管理表など)

【BASIS】

【製造業SAP BASIS運用保守】兵庫・神戸(オンサイト)/運用設計・障害対応

要スキル:
・BASISコンサルタントとしてのご経験 ・SAPシステムの運用保守経験(2年以上目安) ・UNIX系のインフラに関する基本的な知識 【尚可】 ・OracleまたはSAP HANAに関する知見
月額単価:
~1,250,000円 / 月
稼働場所:
兵庫県
稼働率:
100%
作業内容:
製造業の基幹システムとして稼働するSAP(ECCおよびS/4HANA)環境の安定稼働をミッションとする運用保守プロジェクトです。 BASIS担当として、日々のシステムメンテナンスから障害対応、さらには将来を見据えた運用設計や改善提案まで、幅広い業務を主体的に担当していただきます。 主な業務内容: ・SAPシステム(ECC, S/4HANA)の運用設計およびドキュメント作成 ・システムの定常的な保守、監視、パフォーマンスチューニング ・障害発生時の原因調査、切り分け、および恒久対策の検討・実施 ・運用上の課題に対する改善提案および実行 ・各種インフラ(UNIX系)やデータベース(Oracle/HANA)に関する調査・連携
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この記事を書いた人

SAPキャリアは、SAP人材に特化した人材サービスを展開しています。

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